すばらしいお母様:「うんうん!そうやって解くんだ?!えー!ママ知らなかったな!」
今日も生徒様(5歳女の子:年中)が授業にきてくれました。
授業が始まり、いつものようにテキストを開いています。
「せんせい!今日はどこやるの?+4のもんだいをやるのかなぁ?」
「そう!それやる!新しいところだから一緒にやりたいな!」
「うん!いいよ!じゃあせんせいといっしょにやったら、そのあとは〇〇ちゃん、一人でやるからね!」
「いいよ!じゃあ先に1問、ここを確認しちゃおう!」
「うん!やる!」
「まず9があるね。そのあとたす4をするから?」
「えーっと…4のおともだちは6だから…」
小さい手を一生懸命動かしながら、計算のルールを覚え解いています。
5歳の女の子(年中)はどのようなお子様?
初めて塾にいらした時、
まだ4歳で年少だった生徒様は自宅で計算を学び始めた時期でした。
3を反対に書いてしまったり、数字を数えているときに14,15…17?と飛んでしまったりしていました。
他にも多くの習い事をされているので、いつも通える範囲でご予定を調整しながら通ってくださっています。
18か月経過し、今はちょうど小1の2学期以降で習う計算に取り組んでいるところです。
計算力は15か月目、暗算力は15か月目(※1)のレベルに到達しています。
計算力:15か月目
・15-4=
・15-1=
・5+9=
*復習中心
暗算力:15か月目
・8+2=
・10-1=
*復習中心
計算力とは、計算の解き方を知っていること。暗算力は、身につけた計算の解き方を使って暗算で(筆算せず)解けることを指しますが、
こういった問題ができるようになります。
(※1)週に2時間の授業でどんな計算ができるようになるのか「絶対できる!暗算力一覧表」で、親御さんにお約束しているものです。
「一人でやる!見ないで!」
自立心が芽生えてきて、例題を一緒に解いた後は自分の力で解こうと頑張っています。
一人で解く気持ちや姿勢はそのまま伸ばしていきたい!と思いつつ、
計算の解き方が合っているかはしっかり確認する必要もあります。
なので、今日は
【1問ずつ ちら見作戦!】
でいきます。
「せんせい!あっち行って!ぜったい見ないで!」
「いいよ。じゃあ先生が見えないように隠してね!先生が見ていることに
気づけたら〇〇の勝ちね!」
「いいよー!ぜーったい見せないからね!」
答えを書き終わるころにわざと、そーっと忍者のように忍び寄ります。
「あ!せんせい見てるでしょ!」
「わ!ばれた!〇〇、気づくの早いんだけど!」
「へへへ!すぐわかったよー!〇〇ちゃんのかちー!せんせい!もう1回やろ!あっちいって!」
「いいよ!」
また答えを書き終わるところを見計らって、抜き足差し足忍び足…で近づこうとすると
「せんせい!今みたでしょー!」
「わー!また気づかれた!」
私が大きくうなだれます。
そうすると
「またあっちいって!早くいって!笑」
問題を解く⇒近づく⇒見つかる⇒また問題を解く…
5歳の生徒様と一緒に同じことを止めどなく繰り返し、
結果的に休憩を取ることなくお勉強し続け、
今日も1時間の授業で 60問以上 の計算を解いていました!
自立心が芽生えているところに成長を感じながら
教えている私も楽しい時間を過ごすことができました。
授業の後、お母様がお迎えにいらっしゃったので玄関先でお子様の頑張っていた様子をお伝えしました。
お話していると、お母様を見つけたお子様が駆け寄り、
「ママ!〇〇ちゃんね、今日は+4がわかったよ!4はねこう考えるんだよ!ほらみて!こうだよ!」と、
今日新しく学んだことをお母様に伝えたい一心で、
授業の時の高いテンションで、お母様に話しかけていました。
5歳の女の子(年中)のお母様はどのようなお人柄?
お母様は専業主婦ですが、育児や家事などやるべきことを中心に考えながらも、ご自身の時間の使い方にも気をつかい生活されている方です。
体験レッスンの時に算数のお勉強を始めようと思ったきっかけを
『幼児教室に通っていますが、なかなかプリントをやってくれなくて…。
計算ができるレベルでもないので、計算塾はまだ早いかなと思ったのですが、お兄ちゃんがここで楽しく計算が得意になっているから
妹も早めにそうなってほしいんです!』
と、笑顔で話してくださいました。
目を細めながらお子様の話を一通り聞き終えた後、
『こんな風にいつも楽しく通っていて、数や計算がどんどん大好きになっていると感じています!』
続けて、
『正直、ここ(計算塾)の1回の授業が、プリント学習の3か月分って思っています!楽しく学ぶことが大事なんですね!』
と、おっしゃってくださいました。
楽しい=計算の仕組みや数字に興味を持つこと!
一般的に楽しいというと、お友達と一緒にいるから楽しい!とか、
テーマパークで遊んでいて楽しい!という一過性の楽しさを想像する方が多いのではないかと思います。
しかし算数や計算のお勉強で「楽しい」という気持ちは一過性の楽しさとは異なります。
お子様が計算の仕組みや数字に興味を持ちおもしろいと思うことで楽しくなり学んでいけます。
お子様が計算や数に興味を持てるように計算塾が様々な工夫をするのは当たり前です。
そのうえでお母様がお子様の算数に対する取り組み方の変化や違いに気づいて受け止めているからこそ、お子様もうれしくなり「もっとやりたい!」と思えるのだなと気づき、すばらしいと感じました!
『今日もたのしかったの、よかったね!』
「うん!あしたもあるー?」
『うーん…。明日はないけど、また来週あるよ!』
「えー!あしたもきたいよー!」
駐車場に向かいながら、楽しそうに親子で会話をしている後ろ姿を見て「次も楽しく授業をしよう!」と改めて気持ちが引き締まりました!
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