すばらしいお母様「小3:Sの新4年の組み分けテストでα1になりました!」
いつも「すばらしいお母様」は4歳~小2を事例にお伝えしています。
今回は算数で計算力がどのように影響するのか疑問に感じている親御さんにとって、少しでも疑問解消のお役に立てられればと思い小3を事例に
お伝えさせていただきます。
今日も生徒様(小3男子)が授業にきてくれました。
玄関でバタバタと靴を脱ぎながら
「先生!塾の組み分けテストでα1になったよ!」
と元気に報告してくれました」
「わー!おめでとう!すばらしい結果だね!ずっと練習問題を解いてきた
結果がちゃんと出たんだね!」
「うん!でも今回はすごい緊張したよ~!だって人数もクラスも今より
増えるから"ダメかも…"って思ったし。」
「そうだったんだ!? でもそうやって悩んだりした分、なおのことうれしいよね!」
「うん!でもこれで終わりじゃないから!スタートだから!」
「確かにそうだ!これから新4年が始まるんだもんね。そんな風に切り替えもできるようになったのか!頼もしいね~!」
「ん~?そうかなぁ?」
「ふふふ。よし!そろそろ今日も授業にしよっか♪」
「はーい!」
▼小3男子はどのようなお子様?
初めて塾にいらした時、小2の生徒様は2桁の計算を筆算しながら答えを
出していました。
先に計算塾に通われていたお友達の暗算力に刺激を受けて
実際に体験レッスンで計算の仕組みを知り「ぼくもやってみたい!」と、
興味を持っていました。
それから24か月経過し、今は小1から小5で習う計算を練習しています。計算力は59か月目、暗算力は51か月目(※1)のレベルに到達しています。
計算力:59か月目
・793×5195
・2425-1167-81(大きな数はいくつでも)
・6桁÷3桁
など
暗算力:51か月目
・390-68-15=
・20×12=
・8938÷9=
・小数の+-
・分数の+-
計算力とは、計算の解き方を知っていること。
暗算力は、身につけた計算の解き方を使って暗算で(筆算せず)解けることを指します。
上記のような問題ができるようになりますが、高学年になるほど重要なのは暗算力です。
(理由は、この後「▼小学校算数の問題はすべて「計算」にたどり着く」に記載しています)
(※1)週に2時間の授業でどんな計算ができるようになるのか
「絶対できる!暗算力一覧表」で、親御さんにお約束しているものです。
生徒様は
前回間違えた問題を必ず復習してから、新しい問題に入っていくのが習慣
です。
「今日もぼくは間違い直しをしてから、新しい問題のところに入っていくよ。いいよね?」
「うん、いいよ!」
「でも今日は間違い直しが結構あるかも~。10問くらいだけど。そのあと新しいページに間に合うかな?」
「そうだね。7分を目標に間違い直しを終わせることができたら、新しい
ページに余裕を持って入れると思うよ!」
「おっけー!じゃあ7分計っちゃおうかな。いい?」
「もちろん!準備できた?」
「うん、いいよ!」
「7分計るよ。よーい、はじめ!」
真剣な表情で黙々と解いていきます。
3桁×1桁や4桁÷1桁を暗算で1問4秒程度で答えていくようなスピード
です。
2桁×2桁や4桁÷2桁も暗算で解けます。
このスピードで暗算ができたなら学年でもトップクラスです。
7分後
ぴぴぴ…♪
タイマーが鳴り終わると同時に
「よっしゃ!できたー!間に合ったー!すっごい集中したわ!」
と、得意げな様子で教えてくれます。
「わお!間違い直しちゃんと合ってる!」
「よしっ!新しいところに入れる!先生、やり方教えて!」
「いいよ!今日は小数の計算だね…」
新しく知る計算方法がうれしくて、目をキラキラさせながら説明を聞いて
います。
「そっか!なるほどね!ちょっとこの問題やってみていい?わかった
かも!」
説明を聞く⇒自分で解く を繰り返し、
最終的には今日も1時間の授業で 200問以上 解いていました。
「たのしかったー!もっとやりたかったな!」と清々しい表情で帰りの準備を始めました。
▼楽しい=計算の仕組みに興味を持つことが第一歩!
きっと今、このブログを読んでくださっている方の中には
「200問も解いた後に「たのしかった!もっとやりたかったな!」なんて言えるお子様だから勉強も好きだしもともとテストで実力を発揮できる能力を持っているんでしょう」
と、思われるかもしれません。
もちろんお子様が日々努力をしたことは間違いありませんし、
受験勉強にプラスに働く特性を持っていることもあると思います。
ただここでお伝えしたいのは
お子様が「なぜ計算を楽しいと思えたのか」という計算が持つ理由の部分です。
一般的に楽しいというとお友達と一緒にいるから楽しい!とか、テーマ
パークで遊んでいて楽しい!という一過性の楽しさを想像しませんか。
しかし
算数や計算のお勉強で「楽しい」という気持ちは、一過性の楽しさとは
異なります。
お子様が計算自体の持つ仕組みに興味を持ち、「おもしろい」と思えたら楽しくなり学んでいけます。
まだ数字が書けない4歳でも高学年になった11歳でも同じです。
年齢に関係がないことを日々の授業で実感しています。
お子様が計算や数字に興味を持てるように私たちが様々な工夫をするのは
当たり前です。
そのうえで
「計算がおもしろい!だから楽しい!」ということに気づけたお子様が
数多くの問題を繰り返し解き、その結果として学習塾Sの新小4の組み分けテストで一番上のクラス(α1)に入れることに貢献できたとしたら、
すばらしいことだなと感じました。
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授業が終わりお迎えにいらしたお母様が
『先生!Sの組み分けテストでα1になりました!一番上のクラスだそうです。幸先の良いスタートを切れそうです!』
と、ご報告をしてくださいました。
▼小3男子のお母様はどのようなお人柄?
お母様は働いておりとてもお忙しい方です。
兄弟3人いらっしゃるのですが、全員が中学受験を念頭に準備しています。
体験レッスンのときに少し遠くに座っていたお子様を見ながら
『息子が将来、理系の勉強をしたいと言っていました。なので、
数学や理科系科目のすべてのベースとなるのが計算だと考えています。』
と、話してくださいました。
『息子が根気強く続けられるか心配な面はありますが、暗算が早くなるように、そして算数を好きでいられるようにと思い選びました。』
計算力の重要性を理解してくださり、暗算力を高めるために練習を
はじめました。
おそらく多くの方が聞いたことがあるかと思いますが、
大手受験塾のテストでは
小3で習う枠を超えて小4以上の問題を解くことが求められます。
必然的に問題のレベルは高くなります。
本番で解くのはお子様ですので、解けるようになるための本人のがんばりはもちろん必要です。
しかし、お母様のお話を伺っていると、お母様のサポートがあるからこそ、今回のすばらしい結果につながったのだなと感じました。
まだ小学生1人では組み分けテストや実力テストのように
受験塾のカリキュラムにあわせて学習のスケジュールを立てるのは
難しいはずです。
塾に通う日、塾からの宿題と組み合わせて復習・予習をいつ・どのように
進めたらよいのか考えることも簡単ではありません。
ときどき自宅でお子様が塾の宿題を解いているところを見ながら
『もしかすると( )がある計算の解く順番をわかっていないかもしれません…』
『むしくい算の解き方をよく理解できていないかも…』
と、お母様から見て心配なところを計算塾に共有してくれていました。
お母様がスケジュール管理や習い事の調整をしながら
天候に左右されることなく計算塾への送り迎えも欠かさず
おこなっていらっしゃいます。
計算塾での授業の時も、
『今日もたのしかった?よかったね!』
『え!200問もやったの?!えー!そんなに解くくらい集中できたんだね!がんばってたね!』
など、お子様にはいつも明るく前向きに声を掛けていらっしゃいます。
時にはご自身のお仕事で疲れている時、体調が優れない時もあったと思います。
それでも日々お子様のことを考え、メンタル面も含めて自然な支えになっていたからこそ、お子様の安心感につながりSの組み分けテストで実力を発揮できたのだなと感じました。
お子様をサポートされているお母様にとって
今以上に私たちができることはないだろうかと思い、
「計算塾で少しでもお役に立てられたことはありますか?」
と、聞いてみました。
『ありますよ!今回の組み分けテストでは計算は1問も間違えていなかったようです。これから問題自体はどんどん難しくなっていくと思うんですけど、このまま算数では計算ミスをせず間違えないように解いていってほしいです!』
と、おっしゃっていたことが印象的でした。
▼小学校算数の問題はすべて「計算」にたどり着く
『このまま計算ミスをせず間違えないように解いていってほしいです!』
お母様が受験対策を進めていく過程で「暗算力の重要性」に気づかれ、おっしゃってくださいました。
お母様の認識の通り、
小学校1年から6年までの算数は、答えを出す過程で計算を使うことが
ほとんどです。
高学年になると特に
図形、比、割合、Xの文字式、文章題…と様々な範囲を習いますが、
解き方や考え方を理解し、式を書いたら最後は計算をして答えを出します。
中でも小3に求められる計算力、
とりわけ受験塾のクラスで上位クラスに入るレベルというのは、
たし算、ひき算、かけ算、わり算を使った整数・小数・分数の計算
整数・小数・分数が混在した問題
この2つを間違えずに素早く答えることができる暗算力です。
<問題例>
ご存知の方がほとんどだと思いますが、改めて整理しておくと、
どのテストにも必ず制限時間があります。
そしてどの受験塾のテストで大問が7~8まであり、大問1の計算問題から大問の数字が大きくなるにつれて図形問題、文章題とつながり難しくなっていきます。
配点も高くなります。
このシンプルな暗算力がどのテストでも4つの優位性を呼び込みます。
▼「間違えずに早く解く」暗算力が持つ4つの優位性とは?
「間違えずに早く解く」暗算力を徹底して高めておくと
算数においては目の前の景色はガラリと変わります。
文章を読みながら/問題を考えながら、暗算をしつつ式をまとめて書けること
高い計算力を持っているので「計算は大丈夫!」という安心感と自信を持ちながら問題文の解き方、式の立て方を考えることに集中できること
暗算ができるので1問ごとに10秒程度で見直しができること(見直しに必要な時間を短縮できる)
見直しができるので正答率が高くなること
『小4になると塾の時間や勉強時間もさらに増えます。本人は「続けたい。楽しいからもっと暗算ができるようになりたい!」と言っているので、私もここ(計算塾)は続けたいと思っています』
と、言ってくださいました。
受験対策のため時間が限られる中で、すでに持っている暗算力を実践で使えるレベルで維持し、暗算力を持っていないお子様より優位性を持ったまま
受験対策を続けていく予定です。
改めて、これまでと変わらず私たちがお子様の暗算力をお約束することで
ささやかではありますがお母様の安心の下支えができるとしたら
光栄なことです。
新小4になってもまた受験に向けて一緒に乗り越えていく機会をいただけてとてもうれしいです!
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