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信じられるものなんか何もない。そう思わないと生きていけない、と思った体験。

信じる。
信じただけばかを見る。
これが現実。
誰かがいう、人が言う、「信じて」ほど、
根拠のないものはない。

自分には理解できないほど、
人それぞれだから、当然だけど。
平気でうそつく人、いる。たくさん。
大人。大人。大人。
大人がつくうそは、その生きてきた長さと経験が故か、
自分には到底想像も出来ないほど見事。そんな人もいる。

表と裏の顔はみんなあると思う。
本音と建前とか。
世の中生きるために、いろいろ、
立場上、本当に思ってないことを
言わなければいけないこともあるのも事実。

だけど。

そういう社会的立場とか抜きにして。
人と人、そんな信頼関係を強調させて。
「自分は絶対そんなことしないから」
「信じて」「安心して」
「誰にも言わないから」

全部うそ。おおうそ。ってことを
体験した。
それを、信じた自分がばかだった、それだけなんだけど。

自分は、そう簡単に誰かに心を打ち明けるような
人じゃない。
というか、言えない。言わない。
そういう性格。
多分、言ったところで大人は子ども扱いして真面目に聞いてくれない、って幼心なりに思ったのが根底にあるんだと思う。
だから、ずーっとそれが当たり前で生きてきた。

たくさんの出会い、人のやさしさあたたかさ
人に恵まれてる、感謝って思うことはたくさんあった。
自分がポンコツな分、本当に多くの人があたたかく支えてくれた。
これまでたくさん支えてくれた人、周りの人のおかげでなんとかいまの自分がある。 感謝。
そう思って生きてきた。

だけど。
だからといって、自分から何かを話したり、
頼んだり頼ったり、そういうことはほぼなかった。
声をかけられても頑なに断ったりもした。

支えてくれてありがとう。とは思っても、
そう簡単に自己開示したり、頼ったり
本音なんか絶対に言わなかった。
そう、生きてきた。

自分なりに、きっと
感謝している人だからって、
やたらめったら信じない、って
こころのどこかで思っていたんだと思う。
大人はずるい。って思いも、頭にしっかりあったから。

そんな自分が信じる人は、ごくわずか。
だけど。人を見る目がなかったみたい。

かつての担任の先生。
世の中完璧な人なんていないけど、
二年間担任だった先生。
その年月での関わり、人柄を見て、感じて、
思いやりがある、生徒に真剣に向き合ってくれる先生、
お世話になった、感謝。って思ってた。
信じてた。

自分からは、何かを発信したことは一切なかったけど。

だけど、
あることを理由に卒業してから約10年の時を経て
突然の連絡。

かつての先生。それを信じていた。
そんな人が言う
「自分は絶対そんなことしないから、信じて」
「信用して」
「誰にも言わないから」
を、自分は信じてしまった。

愚かだった。
じぶんは、言い方はとても悪いけど
簡単に言うと、
断れない性格をよく知っている相手、そして
「元担任」という、見えない上下関係、圧力によって、
都合よく利用された。
利用するだけ利用されて、
踏みつけられて、終わった。

世の中こんなこと…。って
しんじられない。
けど、これが現実。残酷。って思った。

周囲のごくわずか、知る人は、
つむが断れないことわかっててつけ込まれたんだよ。
って、
口をそろえてみんな言う。

そうか。
そんなものなのか。

あれは教師として、生徒に対する態度。

元担任、元生徒、という関係も 

相手の都合によって
「あなたはもう生徒じゃない。
本来はもう関係ない人。」
に、変わった。
……。
いま思うと言いたい放題だな、って思うけど
そう言われた時は、頭を突然後ろから殴られたような
そんな感じだったと思う。
今でも、思い出すと苦しい。
そして、ダイレクトに、死にたい、につながる。

加えて、信じてしまったが故に
伝えたことは
知らないうちに、その周囲に、
侮辱や差別的な言葉に置き換わって、
広く知られることになっていた。
と、後から知った。

……。
何が起きているのか。この人は…。
受け止めきれない、信じられない、
うそ、夢、
いまだにそう思ってしまうことがあるくらい
得体の知れない出来事。

信じた自分がばかだった。
愚かだった。
それに尽きる。
信じていたが故に、
その傷はどこまでもどこまでも深い。

人は、立場や状況が変わると
本当に人が変わったようになることがある。人がいる。
機械のように制御したり、予測できるものではない。
そんなことは到底不可能。

人のことなんて、
やっぱり信じたらダメなんだ。
そう強く思った経験。

信じられるものなんか世の中なにもないよ。
って思ったら、
多分こんなに傷は深くなかったと思う。

信じられるものなんかない。
人のことなんて信じない。
なんて、人として生きていく中で
こんなに悲しいことはないと思う。

だけど、そう思って自分を守る。
そうするしかないかな、って思った。

信じる、とか、素直、とか、
裏を返すと
ただのばか。って
自分で思った。

悲しいけど、仕方ないね。
そうやって、
信じない、あきらめ、切り捨て、
残酷なことばばかりに感じるけど、
そうしないと、
どこまでも自分が傷ついていくばかり。
みたい。



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