ドイツにある、ヨーロッパ最大のアシュラムへ。
こんにちは。大学生ヨーガ講師の林 凜華(Rinka)です。
約2ヶ月間かけて、ヨーロッパにあるアシュラムやリトリートセンターを訪ねる旅をした。ドイツを拠点に生活していると、他の国へ簡単に行けるからいいよね。
最初の目的地は、北ドイツにあるヨーロッパ最大のアシュラムへ。
こちらはシヴァナンダヨーガの教えを基本に、
現代的な要素も柔軟に取り入れているようだ。
私は今回、カルマヨーガをしながら2週間滞在した。
毎日キッチンで6時間奉仕活動をする代わりに、食事や宿泊費がかからず、空いた時間には自由にプログラムに参加できる制度だ。学生としては大変有難い。
こちらのアシュラムは、1000人を収容できる宿泊施設でもあり、建物内を移動するだけでもいい運動になるくらいだ。毎日朝5時から夜10時にかけて、数えきれないほどのヨーガ、瞑想、呼吸法、マントラ、講義、宗教的儀式などのプログラムがあり、生き方としてのヨーガをもっと掘り下げたい食いしん坊な私にとって、もってこいの場所だ。
ドイツ語がすらすら話せないわけだから、
キッチンでのカルマヨーガ、ヨーガ哲学の講義やサットサンにはかなりの努力を要したが、ヨーガ漬けのアシュラム暮らしからたくさん恩恵をいただいた。
ここでの活動はすべて分単位。
感じ方は人それぞれだと思うが、私はもっと余白が欲しいなぁと感じた。
組織の中で分断が生まれる場面を何度も経験し、
やや悲しい気持ちになった時さえもあった。
大きけりゃええもんじゃないな。
私がこれから創っていく場は、小さくていい。
小さくていいから、少しずつ幸せの種を蒔いていきたいと思った。
失意を感じていた滞在最終日。
たまたまとても親切なご夫婦に知り合った。
彼らはオランダのアムステルダムで唯一のシヴァナンダヨーガセンターを立ち上げたと聞き、話していくうちに意気投合した。
なんと、2ヶ月後に彼らの場所に訪れることになった。
旅先の偶然な出会いには、何か意味がある気がする。
「好き」と「わくわく」を胸に、次の目的地へ向かう。
心の還る場所をいつか創るために、今日も学び、旅をする。