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ボタニカル哲学(後集107)造化の妙にひたる
興味が湧いてきた時、良い匂いを放つ草むらの中を裸足になって静かに歩けば、野鳥は警戒心を解いて、時には、なついて来る。また、景色が心の状態にピタッと合い、花吹雪の中でリラックスして坐っていると、白雲は何も語らないが、ゆっくりと流れては留まる。
つまり、何事にも“旬”や“時期”というものがあり、時に乗じて行われるのは自然の摂理に合っているので、物事は考える以上の成果を提供してくれるということ。
言換えれば、達人が自然体で暮していれば、思いついた時が全て“旬”である、“時期”だということで、何でも上手く行き、心からの喜びを味わえということだ。
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