総合病院の精神科へ。 心のことで医者にかかるのは、実に8年ぶりだった。 28歳で双極性障害II型と診断されたとき、「これは気分の障害だ。だから一生付き合っていかないといけない。」と当時の担当医は私にそう言った。 確かに、私は気分の浮き沈みが激しい。 ある時は自分って最強だ、と疑いなくそう信じ、ある時は自分なんていなくなった方が良い、と何の根拠もないのに勝手にそう信じ込んで、布団に籠城したりする。 当時の担当医曰く、 「人が普通落ち込む時は、何かしらのきっかけがあるもの。
昨日は息子を連れて実家へ。 父が100均で買ってきたスライムを息子に渡すと、2時間もくもくと集中して遊んでいた。 とても昼ごはんを食べるような雰囲気ではなかったので、具沢山おにぎりを拵えてそばにおく。 自分でキリの良いところを見つけて、小さいおにぎりを2つ摘んでいた。 いつも、食卓につかせても全くごはんを口にしようとしない。 そのことに毎日たいそうヤキモキしていたが、単にみんなで食卓を囲む時間が、イコール息子の食べたいタイミングではなかったのだな。 つまみ食いなら、いつもは
風が大きい。 ぐおーんとゆっくり街をなでながら、とぐろを巻いている。 洗濯物を干しながら、風の行く手をじっと見ていた。 いつの間に、空の青さは雲に紛れて、はるか遠くに昇ってしまったのか。 空を直視したのは久しぶりだった。 夏の間中ずっと、外にいるときは目を細めていた。 :::::: 明日締め切りの賞に応募する物語が書き上がった。 書き出す前は、完成させられるか怖くて仕方がなかったけれど、書き上がってみると我が子のように愛しい。
雨雲が陽の光を遮って、今日は随分と涼しい。 家の窓を全て開け放つ。 風が吹くたび、雨の冷たさが部屋の中に運ばれてくる。 目が覚めた瞬間から、体全体がもやりと重たかった。 ブヨブヨと体が膨れて、輪郭を失っているよう。 息子と夫の出発を見届けて、半時間ほど読書してから、ハッと思い立ちマリコさんのヨガをやってみる。 最近は、ヨガをやることになんとなく罪悪感があった。 私の中で、ヨガは「イコールゆったりのんびり」。 息子が生まれて、家族のリズムが私の生活を形作るようになってか
家の中にいると気持ちがクサクサするので、家から歩いて5分のところにある市のコミュニティースペースにやってきた。 ここで、息子の帰宅時間まで物語を執筆しようという算段。 なのだが、あ、暑い。 30度越えの暑さの中、冷房が入っていないのは想定外だった。 ここで3時間の執筆作業、耐えられるだろうか。 多分私は、あんまり人に会っていなさすぎるのだと思う。 日中は自分の心の裡としか話をしないから、だからクヨクヨするのだ。 書けば、少しでも書けば、私の人生はさっきまでと全く色を変え
昨日のこと。 ぴっとりと暑さがまとわりつく灼熱の夕方。 外に出た瞬間、汗が吹き出して頭が朦朧とする。 ヒィヒィと自転車を漕いで息子を保育園に迎えに行く。 一刻も早くクーラーの効いた涼しい家に帰りたい。 夕飯作りも控えている。 息子の遊びの相手をしながら、諸々の家事を済ませるための体力も残しておかなくてはならない。 しかし、息子はそんな母親の気持ちなど知らない。 灼熱の暑さの中、一目散に砂場へとかけていく。 「ああ…」 絶望。 お砂で遊ぶ気満々の息子を無理に担いで自転車のシ
何にもないところから、何かを生み出すということが、こんなにも苦しいことと思わなかった。 いや、本当は知っているけど、それを経験しであろう一昔前まえのどこか遠くに、置き忘れてきたのかもしれない。 今私はコメダ珈琲のいつもの角の席で、物語をうんうん言いながら紡いでいる。 1時間半かけて、やっと1ページ半。 家事育児をして仕事もしながら、月末までに15ページ、仕上げられるだろうかと不安になる。 本を読む、なにか想う、そして書く、そんな営みからあんまり長く離れすぎた。 これで
身体が重い。 午前中にがさっと仕事を終わらせるはずが、全然身が入らない。 暑さと湿気にやられているよう。 心は浮かび上がらない。 それでも家族にご飯を作って、うんうんと仕事をして、息子の遊びに付き合う私、よくやっている。 食後、きんに君の動画でストレッチと有酸素運動。 続けていたら、何か良いことがあるだろうか。 寝かしつけの時、仰向けに寝る私のお腹に息子が乗っかってくる。 抱きしめるて、「コロコロ〜」と左右に身体を揺すると、「たのしい〜」と大笑い。 夫に「パ〜ス」と言い
暑い。 連日雨が続いていたのが嘘のように、今朝は空に晴天が広がっている。 ただつらつらと、日常を綴るという試みをやってみたくて今これを書いてみている。 私の、人生。 天気が良いと、体が軽くなる。 今朝は、洗濯物を干しながら、フランス語のワールドニュースとスペイン語単語のリスニング。 外国語でニュースを聞くのは楽しい。 その時だけ、変わり映えのしない日常からぐっと離れられる。 10分間の小旅行。