2024年8月28日
家の中にいると気持ちがクサクサするので、家から歩いて5分のところにある市のコミュニティースペースにやってきた。
ここで、息子の帰宅時間まで物語を執筆しようという算段。
なのだが、あ、暑い。
30度越えの暑さの中、冷房が入っていないのは想定外だった。
ここで3時間の執筆作業、耐えられるだろうか。
多分私は、あんまり人に会っていなさすぎるのだと思う。
日中は自分の心の裡としか話をしないから、だからクヨクヨするのだ。
書けば、少しでも書けば、私の人生はさっきまでと全く色を変える。
だから、どうしても書かなかればいけない。
3時間後、私の見ている景色は変わっているか。
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あんまり暑すぎて頭が回らない。
30分ほどコミュニティスペースでジリジリとお話を考えたけれど、暑さでクラクラするので潔く家に帰る。
帰ってから、どす黒い恐怖心が全身を包み込んだ。
粘りのある油のように足に絡みついて動けない。
お話を書いて、もし身にならなかったら。
つまらないお話しか書けなかったら
お金になるかわからないことに時間を割いて、今すぐお金を稼がなければいけないのに、私は何をやっているのか。
怖い。
恐怖心の波の中で浮かんでいると、「罪悪感」という言葉にぶち当たった。
そうか、お金を稼いでいない自分の今の状態が嫌なのか。
今のそのままの自分が認められないんだ。
人間として不完全だと思っているんだ。
どれだけ毎日家事や育児を頑張ったって、お金がなければ車が買えない。
息子に好きな習い事をさせてやることができない。
好きなものも買ってあげられない。
そんな自分はダメだと思っているんだ。
心の底にずっと張り付いている悲しみの理由がわかった。
物語の締切は31日。
とにかく絶対に完成させて、賞に応募する。
それから、また働き方について考え直そう。
今年中に、稼げるようになる。
作家になる。
動く、動く、動く。
私には才能がある。
才能を、発揮する。