「1つのミスをキッカケに崩れてしまう人」はほぼ例外なく「その時点で自分で自分を責めている」(連続投稿703日目)。
よく野球のピッチャーだとか、フィギュアスケートの選手などで、1つのミスを犯すとそこから「今までとは比べ物にならないぐらい調子が崩れてしまう」人がいらっしゃる。勿論競技中ずっとノーミスで行ければそれに越した事は無いし、我々全員それが「ほぼファンタジーなのだ」とたとえどこかで分かってはいても「ノーミスを目指して」やるのだが、だからと言ってそこで何かしらのミスが起きてしまった時に「自分を責める」必要はどこにも無い。そもそもミスするのが人間としてはデフォルトなので「ノーミスを目指してやるけど、ミスしたらその時はその時」みたいなメンタリティで色々な事に臨んで行ったほうが良いんじゃないのかな、と個人的には思う。
お名前を失念してしまったのだが、昔のあるプロゴルファーさんで、ミスショットをした時に「ハハハ、だからゴルフはやめられない」とミスしたことを楽しんでいた選手がいたのだそうだ。その方、ミスをしてからそのまま崩れるパターンに陥る可能性が非常に低く、お陰で現役生活全てにおいてなかなかの好成績を安定して収めていたのだとか。
そしてこちらもお名前を失念してしまったが、株式投資の名個人投資家さんの中にも1人「ミスをしたな、と思ったら何も考えずにすぐ損切りする。自分を責めている場合では無い」なんておっしゃっていた方がいらしたような気がする。
それどころか野球のイチロー選手や川崎宗則選手のように「失敗や凡打からしか何かを学ぶことは出来ない」と、逆に「失敗や凡打をありがたがっているように見える人」さえいるのかと思うと、ミスに対する対処法って本当に奥が深いな、と感じる。
我々は人間である以上、ミスから逃れる事は恐らく永遠に出来ない。そこでどんな対処をするのか、そこから何を学ぶのかで我々の人生の運命は少しずつ変わって行ってしまうのかもしれない。まあ手始めに僕はとにかくミスしても「自分を責める」と言う二の矢を放たないようには気をつけたいな、なんて今は思っているんである。
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