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「詩の居場所②」

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#夏の思い出

詩「ページを破る街」書きました。

詩「ページを破る街」書きました。

「ページを破る街」

君は甘い甘い妄言を舐めながら
どろりとした水飴におぼれ
得意気に張りぼての看板を掲げていた

この街を荒らして、何が幸せなのか
口の中で暴風がいつまでも転がって
道行く人の眉が揃って針金のようだった

腐った夢物語を過ごして
生成されて手垢にまみれた志しか
描けない君は、
側から見れば
自分が手塩にかけた実子にさえ、
浅はかな妄言を浴びせつづけていた

(他人に自身のお猪口を

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詩「純色との思い出」書きました。

詩「純色との思い出」書きました。

「純色との思い出」

蒸し暑い日のことだった
救世主が小屋にやってきた
仕立てのいいシャツを着ていた紳士は
私の実態を見透かしていて
学んだ色たちが実りを成していった

ここからようやく抜け出せるのかと
期待で胸が膨らんでゆく

しかし
オーダーメイドのカスタムで
1ヶ月待たされた
(まだ、終わらないのか)
気が気でなかった
はやくその服を着たくて仕方なかったのに

薄手の服を欲する頃、
救世主の

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詩「祈りの手紙」書きました。

詩「祈りの手紙」書きました。

「祈りの手紙」    

あなたとは、向き合いたくなかった
だけど
あなたとの未来が、
やっぱり欲しかった

あなたのために
透けない白さを用意して
鮮やかなスティックを塗り塗りとして
グリグリと隙間を埋めるかのように
いじらしく口を尖らせて、
私は、人生を懸けた十字を切った

あなたは私に対する愛が乾けば、
次に枯渇した人間を
血眼で探しているのだ
私は常に愛が渇いて、
あなたとは離れていたくな

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