ヨビパンダ

社会不適合者/教員生活10年目/定時制高校勤務/社会科(地歴公民科)/司書教諭(図書館経営) https://note.com/reservepanda0913

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最近の記事

panda_47:くれない族

 ある本を読んでいて「くれない族」という造語?に出会った。それに関連する言葉。  この言葉に対して、    「私に対して何もしてくれない」  「私を大切に扱ってくれない」  「私の意見を採用してくれない」  これらの理由から、相手を「仲間とは思えない」と言う人がいたとしたら、その人は大きな間違いを犯していると言えるでしょう。  (中略)  人は誰もが、あなたの期待を満たすために生きているのではありません。  と著者の小倉広さんがコメントしている。  これも自分に深

    • panda_46:勇気

       勇気の有無が人生を決めるといっても過言ではない。  人生を左右する「勇気」をどうすれば手に入れることができるのか。「貢献」がポイントになる。しかも「貢献『感』」で良いという。自分が他者のために役に立つことができたと思えればそれで良い。    ただし、どうすれば「貢献」できるようになるのかは書かれていない。ここばかりは自分次第、この壁を破れば、幸せへの道は見えてくる。

      • panda_45:苦境のときに…。

         2024年11月17日に投票が行われた兵庫県知事選挙は、出直し選挙に臨んだ前知事の斎藤元彦氏が再選を果たした。  《注》今日の話は、政治的な話ではありません。  オールドメディアvsネット(SNS)という構図、マスコミの報道のあり方、メディアリテラシーなど様々なことを考えさせられる選挙で、興味深く行方を見守っていたが、私の印象に残ったのはちょっと違うポイントだった。  斎藤元彦氏が、当初「おねだり」だ「パワハラ」だとメディアから総攻撃を受けて、相当落ちこんでいた時に、

        • panda_44:どちらが先にやるか

           前回の記事にも載せた言葉。はじめてこの言葉に出会ったとき、「うっ…(吐血)」となってしまった言葉である…笑  どうして自分から始めてなくてはならないのか?まず相手にやってもらえる人もいるのに、どうして私の場合は、自分が先に始めないといけないのか?と悶々としたこともある。  アドラーは「性格は死ぬ1〜2日前まで変えられる」、「今この瞬間に変えられる」といった励ましの言葉も残してくれている。  ケチな損得勘定やくだらないプライドを捨てて、自分からやる。自分からやる人が幸せ

          panda_43:幸せになるには…!?

           私たちの誰もが幸せになりたいと思っている(はずである)。では、どうすれば幸せになれるのか。  アドラーの指摘は、「自分に対してピンポイントで言ってるんじゃないか!?」と思うような指摘ばかりである。  他者へ貢献して、他者から感謝され、他者からもお返しとして支援され、それによって社会の中に居場所をつくる。。。    「自分の居場所がない」と感じるのなら、「周りの人が自分をわかってくれない」と愚痴るのではなく、自分から周囲に貢献することで必ず居場所ができる。  アドラーは

          panda_43:幸せになるには…!?

          panda_42:やらないよりやる

           なんか今日はダルいな、めんどくさいなという気分でいっぱいの休日の朝に…  とりあえず、着の身着のままジムに行って、筋トレ・運動をしてから帰ってくるパターンと、そのまま家でダラダラし続けてしまうパターンがある。  後者の場合は「ああ、今日も何もできなかった…」と後悔してしまうことが多い。前者の場合、その行動を後悔することはまずない。運動を終えての達成感と爽快感が残る。  その通りだと思う。  多くの場合、迷ったらやらないよりやる方が良いのかもしれない。

          panda_42:やらないよりやる

          panda_41:陰口を言われても、嫌われても…

           有名なので知っている人も多いと思いますが…  「ニーバーの祈り」で知られる言葉です。『7つの習慣』や『嫌われる勇気』でも引用されていた記憶があります。  「変えることのできるものを変えるための」勇気  「変えることのできないものを受けいれる」思慮深さ  「変えることのできるものと変えられないものを識別する」知恵  私たちが怒りの感情に振り回されたり、ストレスに苦しんだりするとき、大抵ここで言う「勇気、思慮深さ、知恵」が不足しているのだと思う。    自分自身も、どうし

          panda_41:陰口を言われても、嫌われても…

          panda_40:性格は変えられる

           ライフスタイル(=性格)について、小倉広さんがアドラーの知見を援用して説明しています。  我々は認知バイアスにより、自分にとって都合のいい情報だけを取り入れて、それ以外は例外として処理する。その方がラクであり、そうでないと不安になるからだそう。  著者の小倉広さんは「『自分は人から嫌われている』と思っている人は、友だちを作ろうとせず、結果的に友だちはできず『やはり自分は人から嫌われているんだ』とますますその信念を強くするでしょう」と例示している。  そして、このように

          panda_40:性格は変えられる

          panda_39:SNSとの付き合い方#Facebook編

           日本ではSNSの第一線を退いた感が強いFacebook。久しぶりにアカウントを開いてみたら、大変悲しいことになっていたので、(まるで自ら恥部を晒すような感じになりますが、)記してみます。 ①相互牽制?問題    15年近く《友達かも》に表示されており、共通の友達も数十人いる人がいる。  「友達申請してくれたら、秒速で承認するが、こちらから申請するのはなんか抵抗があるからやらない」という状態が15年近く続いている。  おそらく向こうにも《友達かも》の表示はされているだろう。

          panda_39:SNSとの付き合い方#Facebook編

          panda_38:しんどいときには

           『私は私のままで生きることにした』の著者であるキム・スヒョンさんの文章を少し長いですが引用します。  冷静に読めば、ここでは当たり前のことしか言っていない。ただ、「しんどい」ときに読んだからか、涙が出てきた。    私は「しんどい」とか「辛い」とか「苦しい」といった感情を出すのがとても苦手である。溜め込まずにどんどん吐き出せればいいのだけど、我慢に我慢を重ねて、心が限界を迎えてしまうことがある。  「耐えがたい犠牲に耐えるのは、自分を虐待しているのと同じ」という指摘には

          panda_38:しんどいときには

          panda_37:会えるからだよ

           長岡弘樹著『教場2』から。警察学校にて、卒業を控えて現場に出ることへの不安感が募ってきた学生美浦と教官風間公親とのやり取りである。  旧態依然とした価値観の蔓延、一向に改善されない労働環境、働き方を変えていこうという(教員自身の)意識の希薄さ…  風間のように、片目を失ったほどの劇的な経験はしていないが、私も教職にはほとほと嫌気が差しているし、恨みとは言わないが諦めに近い感情は持ち続けている。  ふとした瞬間に感じることがある。  自分は何のために働いているんだ…?

          panda_37:会えるからだよ

          panda_36:メンター

           皆さんには、「メンター」と言える存在はいますか?   自分のことを思い返すと、前任校では、メンターと言える存在を見出すことができました、しかも複数名いらっしゃいます。これはとても幸運なことだと思います。  メンターは、必ずしも同じ職場にいる必要はありません。遠く離れたところにいる人や既に亡くなってしまった人、さらには歴史上の人物や漫画・アニメの登場人物でも良いのです。  幾つになっても、経験を重ねても、自分にとっての「指導者」「理解者」「ロールモデル」は常に必要だと思

          panda_36:メンター

          panda_35:周りに流されやすい

           『ここは今から倫理です。』という漫画で、古代キリスト教会の教父アウグスティヌスが残した自伝の「梨の実を盗んだ話」という話を引用していたので、孫引きになりますが、紹介します。  アウグスティヌスは少年の頃、友人たちとつるんで梨の実を盗んだことがある。    アウグスティヌス少年はその時、お腹が空いていたわけではなかった。    ”ただみんなで禁じられたことをするのが楽しかった”    ”もし一人で盗んだとしたら楽しくなかっただろう”  ”盗みたいと思うことすらきっとなかっ

          panda_35:周りに流されやすい

          panda_34:大根の恩返し

           メンタル関係の何とも暗い記事ばかりなので、いい意味での脱線をしたいと思います。  徒然草から、私が最も好きな話(第68段:筑紫になにがしの押領使)を引用します。  筑紫に、なにがしの押領使などいふやうなるもののありけるが、土大根をよろづにいみじき薬とて、朝ごとに二つづつ焼きて食ひける事、年久しくなりぬ。    ある時、館の内に人もなかりけるひまをはかりて、敵襲ひ来たりて囲み攻めけるに、館の内に兵二人出で来て命を惜しまず戦ひて、皆追ひ返してんげり。    いと不思議に覚えて

          panda_34:大根の恩返し

          panda_33:くだらん業務

           警察学校小説『教場』で、風間公親が発した言葉。「公務執行妨害で逮捕する」というのはよく聞くが、その背後には膨大な書類仕事が発生することを説いたうえでの発言である。  癖なのか、教職の世界に当てはめて考えてしまった。誰のためになるのかも不明な書類づくりや生産性の低い会議に明け暮れている教師たち。生徒たちと接するよりもPCに向き合っている時間が長い教師も多い。  時間と労力のより良い使い方とはなんだろうか、考えさせられる。 《少し弱音を…》    それにしても、なかなか気

          panda_33:くだらん業務

          panda_32:文科省から箝口令!?

           相変わらず、精神的な不調が続くなかで、衝撃的な数字が飛び込んできた。  2025年度採用の小学校教諭(採用予定130人程度)について、合格通知を出した280人中、既に7割超の204人が辞退したと明らかにした。新たに13人に追加合格を出し、12月には2次募集(40人程度)を行う。  長岡幹泰・県教育長は教諭の確保に向けて「高知大の教育学部生に、仕事の魅力を発信する場を設けたい」とした。  残念ながら、これが教職の現実。教員採用試験を受けた人たちにとっては、もはや「第二滑り

          panda_32:文科省から箝口令!?