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【誰にも教えたくないテクニック !!】【美大生が「仕掛学」を読んで感じたこと】

第11回目は 、松村真宏さんの 「仕掛学」を要約していきます!!


間接的に伝えて、結果的に問題を解決することを狙うのが仕掛のアプローチ

●漫画の背表紙

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適当に本棚にいれる

順番に並べることでイラストがつながるなど

●駐車場の斜め線

綺麗に止めない

駐車場の斜めの線を書く事で綺麗に止める仕掛


●ぬいぐるみのおもちゃ箱

子供がおもちゃを片づけない

「この子、おなかすいてるよ」と子供に声を掛けると、ぬいぐるみの口におもちゃを入れ片付く


●トイレの的

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「トイレをきれいに使いましょう」と張り紙をしなくても、トイレの的の方が効果的です。


トイレの的の「炎」のシール


温度によって色が変わるシールで、炎の的に当てると鎮火します。


→的を狙いたくなる心理と炎を消したいという心理を組み合わせている仕掛


●ピアノ階段

階段を上るとピアノの音がでる

階段に上りたくなる

●小さな鳥居

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「犬のふんを持ち帰ろう」と張り紙を貼るのではなく

そこに、「小さな鳥居」を置くことで

ふんを持って帰えらないと「罰当たりだ」となり

ふんを持って帰らす仕掛。


●ホームベーカリー

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朝の時間に設定すれば、パンが焼きあがります。

パンを食べる為、布団から出ます。

→これが目覚ましの代わりになります。


〇仕掛の基本

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●選択肢を魅力的に見せる事で、自ら行動を選ばせるのが「仕掛」です。

「行動しない」と言うことも選択肢には含まれるのです。

●結果的に問題を解決する


人に何かしてもらいたいときは、直接お願いするのではなく、

「興味」と「行動」を結び付け

結果的に問題を解決させるほうがうまくいく場合が多いです。


〇「便益」と「負担」


負担が大きいと、それに見合う便益が得れないと行動は変わりません。


負担が小さいと、便益が小さくても人の行動を変えやすいです。


●インパクトはいずれ薄れる

おもしろい仕掛でもいずれは、「飽き」ます。


「負担」が小さな仕掛は

インパクトは無いが簡単なので「飽きられにくい」です。

〇「物理的トリガー」

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「物理学的トリガー」→「心理的トリガー」→行動の変化


例)ピアノ階段


ピアノの見た目の階段と、音が鳴る「物理的トリガー」


「音を鳴らしたい」という「心理的トリガー」


→ピアノ階段を上り下りする行動になる。

「物理的トリガー」には

「フィードバック」と「フィードフォワード」があります!

〇フィードバック

仕掛が変化する仕組み

「聴覚」「視覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」


●聴覚

獣を追い払う→鹿威し


風になびいた時音が鳴る→風鈴


音は勝手に入ってくるので「強制的」に気づかせることが出来ます。

●視覚

視覚は一番多くの情報を与えれます。


動く、形、色など

見えないモノを見えるようにする


歩数と言う見えないモノを数字として表す→万歩計


●味覚

口にいれるのは、食べ物だけではありません。


駐車場の入り口で駐車券を口にくわえる人がいます。

チューイングガム会社が駐車券に「ミント味」を付けました。

すると、近くのお店でガムの売り上げが上がりました!


●嗅覚

パンを焼いていないパン屋さんのために

焼きたてのパンの匂いのする香水も売られています!

10枚のポスター中に一枚だけ匂いがするポスターがある

という宣伝で話題を呼びました!

嗅覚も「強制的」に気づかせれます!


●触覚

巨大ポスターに猫のイラストがあります。

触り心地が良い素材です。これらを共有したい!


このポスターはSNSで話題になりました!


〇フィードフォワード


●アナロジー

これまでの経験で使い方が分かる


例)ピアノの形をしていたら音が出るだろう

 神社にふんを置くのは罰当たりだと知っている


●アフォーダンス

「事前知識なし」でも使い方がわかる


例)イスを見たことが無いほとでも「座れる」事が分かります。


「机」に座るのは

座るものではないと分かっているが、イスが無い時に座るのは

アフォーダンスしているからです!!


〇「心理的トリガー」

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「個人的文脈」と「社会的文文脈」があります!


〇個人的文脈

個人の内面に生まれる心理的な働き

●挑戦

●不協和

現実と自分の理想の不一致

●ネガティブな期待

●ポジティブな期待

●報酬

嬉しいものを与える


〇社会的文脈

社会的に望ましくないこと

●被視感

誰かに見られているという恐怖

●社会規範

社会的基準のこと


●社会的証明

他者の行動で生まれる規制のこと

例)
「ゴミ箱」ではない場所に、沢山ゴミがあると

そこに、多数の人がゴミを捨てるようになります

〇仕掛の発想法!!!


●子供を観察する!

子供は自分たちで

道路の白い線から落ちたら負けというゲーム

を作ります!

●行動観察

人を観察しよう

どんな人が、どんな場所にいるかなど


●仕掛の事例を転用する


●行動の類似性を利用する

〇結論

以前ご紹介した本「アイデアのヒント」

でも質問を変えれば、答えが変わる

答えよりも質問が大切!

とありましたが、アローチを変えれば

答えが見つかると感じました!!

普段の生活で沢山の仕掛がある事が

分かりました!

これからは、町の仕掛を意識して見たいとおもいます!


以上です!最後まで読んで頂きありがとうございます!!



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