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ヌーボーじゃない方のボジョレー チャンジャとの意外で素敵な相性
先日の解禁日以来、ヌーボー続き。今回はボジョレー産でもヌーボーではないものを。ボジョレーには自然派の造り手が多く染み入るようなワインがたくさんある。今回はボジョレーの中でも特に名高いモルゴン村の素晴らしい区域で栽培されたブドウ。ヌーボーと同じくガメイ品種から仕込まれるが、新酒とは異なり、ゆったりと発酵、熟成された2016年産のもの。
こちらに、イートインした足でそのままテイクアウトしたくら寿司のゆず塩かつおたたき(115円)とチャンジャ(115円)に合わせる。特にチャンジャとは興味深い素敵な相性を示してくれた。
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ダミアン・コクレ モルゴン コート・ド・ピィ ヴィエイユ・ヴィーニュ, 2016, 4,200円
Damien Coquelet, Morgon, Cote du Py, Vielles Vignes
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2007年に醸造所を立ち上げ。ダミアンの父ジョルジュ・デコンブはボジョレ地区において最初に完全有機農法を取り入れた自然派の第一人者でマルセル・ラピエール氏の愛弟子とされる。そんな父のもとで修業を重ね、熱狂的なファンを作る。コート・ド・ピィはモルゴン村の中でも優れた区画の名前。
外観は濁りを強く伴うフィルター優しめなスタイル。
香りにはラズベリー、ストロベリー、アメリカンチェリー、プラムに微かにドライフルーツが混じる上質な果実香、好意的な範囲で酸化的なおおらかなニュアンス。
味わいはかなり落ち着いた果実味、快活な酸味、タンニンがしっとりとあたりやや長めにジンワリと残る。ほんのりとホコリっぽいニュアンスが鼻腔を抜ける。
(89.5/100)(11月19日)
ゆず塩かつおたたきにワインを合わせる。たたきのスモーキーなフレーバーとカツオの力のある磯の香り。程よく熟した果実香がスモーキーなフレーバーによく重なるが、果実味のフォーカスがやや緩いこともあり、そこからカツオへの強い繋がりには進まない。相性: ★★★☆☆
続いてチャンジャに。軍艦スタイル。辛味と旨みとモツっぽいコクや複雑な風味が口内に溢れた余韻にワインをひと口。ワインのチャーミングさと熟成感を伴うブドウの風味が、チャンジャの旨味、辛味、酸味などが織りなす複雑な風味に高いレベルでシンクロ。チャンジャに程よく熟成したガメイ、これは面白い!相性: ★★★★☆
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