シェア
つよきち
2020年7月30日 20:16
ぬいぐるみを集めて集めてお布団をもってきて被せてあげるでも次の瞬間あなたはもう電車を眺めていたその隙にパパがお布団を片付けたらすぐに気づいてあなたは布団をまた持ってきたそれは薄手の羽布団パパは夏は寒がりで冬は私よりは寒がらないだから一年中同じ布団あなたはそれをパパノと呼び包まったり隠れたり運んだりするパパノは私とあなたのタオルケットとも私とあなたの厚めの布団とも仲良
2020年7月29日 21:08
今日もあっという間に過ぎてったあなたはオムツ1枚で絵本を見開き電車の名前を読み上げているまた風邪を引いてしまうよやんちゃなあなたがもっとやんちゃになるのはパパがいるせいだよねどんなにおちゃらけて、あなたに振り回されてもパパはちっとも嫌そうじゃないあなたは時々お腹をポンポン叩いてパパを誘っている作戦通りパパはすぐに来てあなたはパパに電車の名前を聞いたそんなにあなたが電車
2020年7月28日 22:48
今日あなたと過ごした時間もあっという間に過ぎ去ってしまったそれはいつも通りなんだけどなんだかいつも心残り何かを忘れた気がしてその何かがどうしても思い出せない感じ忘れたことに気づいたって思い出せなきゃ意味がないあなたとの時間が今日も終わってしまったそんなこといちいち考える方がどうかしているでもいつもそうだったら考えなきゃいいでもそれができないさっきまで泣き喚いたり私
2020年7月27日 20:32
確か今日の朝掃除機をかけたはずだよね?まるで嘘のようあなたはただ楽しくてその楽しい先を追いかけていただけだけどもう足場がないねできればその使っていないものを片付けてほしいところなんだけどあなたにはきっと届かないいま私がいる場所よりもっと楽しいところにいるんだからお腹痛いね電車のおもちゃを労るあなたの気持ちはきっと伝わってるよ楽しいを追いかけて今日はどこまで行くの?
2020年7月25日 12:03
パパとあなたが遊んでいるのを少し離れた場所から眺めるさっきあなたに飲まれてしまったジュースを飲みながらあなたに見つかったら怒られると思う本当は私のジュースだったのに罪悪感を感じているのはなぜ?あっという間に過ぎ去ってしまう静かな時間はあとどれくらい続くのだろうかいつまで続くか分からない時間にいつも予定なんてないパパのジュースを飲んだやっぱりこっちもいけるなそれに罪悪感が
2020年7月24日 15:19
ぎゅうぎゅう詰めの蝉の鳴き声蚊にされるがままに刺されて虫除けを忘れたのを後悔する無駄に膨らんだ鞄には必要なものが何も入っていない思っていた以上に時間が早く過ぎていくいくら時間を追いかけたって一日に過ぎる時間は同じ降らないはずだった雨に打たれてそれでもめげずに水遊びあなたに誘われても水に濡れるのが嫌だって断った自分にいつか後悔するだろうかそれは虫除けを忘れた後悔よ
2020年7月23日 19:40
あなたと戯れる4体のぬいぐるみたちパンダに自分の名前をつけてもう一つのパンダの名前はパパカアサンと名付けたのはネコヒトと名付けられたのはピカチュウ寒くないようにタオルケットを被せて足寒いねーって気持ちも被せてあげた4体のぬいぐるみと一緒にタオルケットに包まった私はどのぬいぐるみより可愛いあなたを探していたタオルケットからあなたはひょっこり顔を出していつもと同じハニカミ
2020年7月21日 15:47
知らないお姉さんの後を置いてかれないように追いかけてお姉さんは振り向いてあなたを待ってくれていた一緒にボールを投げ合って飛んでいったボールを取ってきて貰って顔に水が掛かったら当たり前のように心配して貰っていたすっかり打ち解けているあなたがあなたらしくて私じゃなきゃいけないあなたがあなたじゃないような気がしたお姉さんから飴玉を貰ってきたあなたはいつまでもその飴玉を離
2020年7月18日 09:51
あなたより小さいあの子があなたが遊ぶ電車を眺めていた勇気を出してパパと一緒にこっちに来てくれたんだけどすぐに泣き出してしまったあの子あなたはあの子が行ってしまってからしばらくして持っていた電車をあなたから少し離れた場所に置いたさっきまであの子がいた場所からほんの少し離れた場所あの子は気づいてくれるだろうかもうあの子の泣き声は遠いところ電車はまだあなたが置いた場所の
2020年7月17日 15:04
静かな朝の夏なのに寒い空間で私は薄いカーディガンを羽織ってミルクコーヒーを飲む気まぐれにやってくる贅沢な朝の時間ぜんぜん準備していないからいつも慌ててる何をしようか迷っている時間はないあなたが起きた目を擦りながらまだ眠たそう私の朝の時間いつまた会えるかわからないその時間を懐かしく思った一重になってる目は昨日の夜泣いちゃったからだよね怖い夢見ちゃったの?しばら
2020年7月15日 07:35
あなたの寝息が聞こえるそれ以外は何もない静かな朝の時間まだ薄暗い部屋の中で私はミルクコーヒーを飲みながら本を読むたまに訪れるこんな時間が好き寝息が聞こえるくらい近い場所であなたの存在を感じながら私は私の時間を生きる心地よいあなたの寝息とコーヒーのミルクが優しく溶ける久しぶりに自分を思い出した私はいつだって私のはずなのに私をよく忘れる私はどこに行ったんだどこか
2020年7月14日 19:04
目を覚ますといつも家を出る時間だったあなたはいつも通りだったけど私は焦っていたあなたはのんびりしていたいだけだったのにそうはさせてもらえなかったあなたは車で遊びたい気分だったのに少し遊んだだけでいつもより怒られた大人って訳分かんないきっとあなたはそう思っただろうねいや、勝手にそんなふうに決めつけないでよ本当はそう思っているのかも私は確かに焦っていたでもあなたにと
2020年7月13日 09:58
あなたがコップを落とした時さっきまで入っていたフルーツジュースが全部床の上に広がったさっきまでの楽しかった気分も落ちたジュースと一緒に流れてしまったみたいすぐに店員さんが来て新しいジュースを持ってきてくれたあなたは黙ったままごめんなさいもありがとうもしないでただ足元をじっと眺めたままだった無理やり私に言わされた言葉にあなたは無理やり合わせて新しくなったジュースを見
2020年7月11日 13:29
曇り空あなたと一緒に眺める空から涙が落ちて来たレジャーシートを手繰り寄せてあなたは包まろうとするけど上手くできない私は仰向けになって空の涙を受け止めたあなたも一緒になって寝転んだでもすぐに空は泣き止んだ我慢しているのかもしれないまたしばらくすると空は涙を流した今度はたくさん人はどんどんいなくなった寂しそうな曇り空決して強がっていたわけではないんだね雨の中あ