♯子ども 寝起きのあなたと私
静かな朝の
夏なのに寒い空間で
私は薄いカーディガンを羽織って
ミルクコーヒーを飲む
気まぐれにやってくる
贅沢な朝の時間
ぜんぜん準備していないから
いつも慌ててる
何をしようか迷っている時間はない
あなたが起きた
目を擦りながらまだ眠たそう
私の朝の時間
いつまた会えるかわからないその時間を
懐かしく思った
一重になってる目は
昨日の夜泣いちゃったからだよね
怖い夢見ちゃったの?
しばらく私はあなたをギュウしながら
あなたの頭の匂いを嗅いだ
朝の時間を惜しむ気持ちが後ろめたい
あなたはすぐに車を見つけて
私の手から離れていった
それでもいい
いつも通りの気まぐれなあなたが
今日も好き