【読書感想文的エッセイ】あの地平線輝くのは4
次の星には自惚れ男がいた。彼は王子さまが来るやいなや、さあ、わたしを褒めろと言って、王子さまに拍手をさせる。自惚れには、良い自惚れと悪い自惚れがあるように思うのだが、残念ながら、今のわたしにはそれを語るほどの言葉を持ち合わせていない。これは自己評価の問題だ。
「他人が自分をどう評価するか」ではなく、「自分が自分をどう評価するか」という問題はかなり複雑だ。例えば、周りの人から「あなたは充分に努力している」という評価をもらったとしよう。でも、自分は「いや、こんなものはまだ努力