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遍路遊記

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真冬にお遍路に車で一人挑んだ記録(になる予定)
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お遍路ー総括③

私は四年ほど前、長野県の女性と付き合っていた。ゲレンデでナンパして、そのまま意気投合して遠距離だが付き合っていた。
当時私は大学生で、彼女はアパレル店員だった。彼女は高校の時から年齢を誤魔化してスナックでバイトしていて、高校卒業とともに東京に出ていったのだがうまく馴染めず一年ほどで故郷の長野県に戻ってきた。
私とは生まれ育った環境が根本的に違っていて、彼女の行動に驚くことも多々あったが新鮮で面白か

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お遍路十一日目

今日はお遍路の前に参拝した高野山奥の院に行ってきた。
高野山奥の院では今も弘法大師が入定されて以来、永遠の禅定に入られており、今もおわすと信じられている。

奥の院は撮影禁止なので、写真はないが大抵の人は最期にあるお堂に入ると、その入り口から出てくる。しかし、お堂の左手にある閉まっている扉を開けて、お堂の裏側に行くと弘法大師の御廟の前まで行ける。

奥の院は何度行っても、その神秘的な雰囲気に癒され

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お遍路ー総括②

お遍路では様々な格好で巡礼している人を見かけた。大抵の人は白衣に輪袈裟を着ていた。歩き遍路の人は、そこに管笠と金剛杖を持っていた人が多いように感じた。かくいう私は何もお遍路道具のようなものは買わなかった。

遍路道具は昔、車などが発明される前、徒歩でしか巡る方法がなかった時代の名残である。お遍路が、いつ野垂れ死かも分からない死地への旅路であった時代である。故も知らない四国で死んだ場合に備えて、白衣

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お遍路ー総括①

お遍路から帰ってきて久しぶりに実家に帰ってきた。
やっぱり実家はいいという、在り来たりな感情は私の心に浮かび上がってこなかった。確かに実家にいれば上げ膳据え膳で、風呂も沸かしてくれ、居心地はいいのだが、何かが足りない。心にぽっかりと穴が空いた訳でもない。ただひたすらにやる気が起きない。何に対するやる気かと聞かれても、明確に答えることはできない。まるで、私の生命それ自身に対するやる気がなくなったかの

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お遍路十日目

お遍路十日目

ついにお遍路が終わった。振り返ってみれば、あっという間であった。

最終日の今日は大阪までの帰還もあるので、84~88番札所を巡ったのみだった。

途中、ケーブルカーに乗ったりもした。この車両は日立製なのだが、なんとも昭和の香りがする年代物である。

山の上からの景色はそれほど良くなかった。

最後の札所近くにあるうどん屋で、名物の打ち込みうどんというのを食べたが、1250円と高い割に、味はそこま

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お遍路九日目

お遍路九日目

今日は香川県を巡った。
まず香川と言えば思い出すのは、世界的大スター、要潤だ。
要潤の故郷、三豊市があるのが香川県だ。もはや、かがわの「か」は要潤の「か」から取ったといっても過言ではない。

そんな要潤を生んだ香川はやはり素晴らしい。
うどんも、骨付鳥も美味しい。

もちろん景色も素晴らしい。

この美しい景色を見て要潤は育ったのか、それとも要潤の美しさに感化されて景色まで美しくなったのか。
恐ら

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お遍路八日目

お遍路八日目

出発前に読んだブログは8日間でお遍路を廻っていた。いま、私は香川県に入ったばかりだ。もう更に二日ほどかかりそうである。序盤は納経所が開く7時に最初の寺に参れるようにしていたが、そんな気力はもうない。生臭坊主か破戒僧にでも改名しようか。

今日は夕方まで雨だった。これまでのような小雨ではなく、本格的な雨だった。しかし、生臭坊主の私は傘なんか持ってきてない。アウターのフードを目深に被り堪え忍んだ。

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お遍路七日目

お遍路七日目

今日は今治にある寺を6箇所巡った。そして、昼過ぎに再び道後温泉に戻ってきた。
明日からは、また以前のペースで巡礼する予定なので、あと3,4日でこの旅も終わりを迎えるだろう。
今日の晩御飯は友人に進められた店に行って、鯛茶漬をたべた。新鮮な鯛のみは歯応えがあって美味であった。

食後は道後温泉本館に行ったが、中は思っていたよりも狭く、混んでいたのですぐに出た。
工事中ということで、他の階が見られなか

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お遍路六日目

お遍路六日目

今日は久しぶりに一日中天気が良かった。朝は凍えるほど寒く、なかなか出発の準備が整わず、8:00頃の出発となった。

昨日でこの旅も半分ほどを過ぎたので、今日と明日は道後温泉でゆっくりとしたい。
そのため松山市内の寺を巡っただけで、昼過ぎまでしか参拝はしなかった。
明日は日帰りで今治まで行って、数ヶ所参拝しようと思う。

朝はこんなにも寒そうな景色だが、昼過ぎには夏のように暑かった。実際はそこまでな

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お遍路五日目

お遍路五日目

今日から愛媛県に突入した。
ゆっくりと朝御飯を食べてから足摺岬を出発したので、今晩は宇和島あたりかなと思っていたら、高速道路があったので45番岩屋寺まで参拝できた。

駐車場から本殿まで20分ほどの登りでしんどかったが、上につくと登山のスイッチが入ったのか、もっと登りたくなった。

本殿の左手にある山道をさらに20分ほど登っていくと、下から見上げていた岩の淵まで来れた。
ただ岩の上に登る道は見当た

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お遍路四日目

お遍路四日目

今日は高知県を巡り、足摺岬まで来た。
一日中雨だったが、それはそれで趣があった。冬の雨は悲しげでいい。
明日の朝は晴れてほしい。そうしたら綺麗な朝日を見られるだろう。

お遍路三日目

お遍路三日目

今日は札所と札所の間が遠く離れていたので、数的にはあまり参拝できなかった。まぁ急ぐ旅路でもないので、のんびりと行きたい。

昼前には室戸岬に着いた。冬の厳しい風が容赦なく吹き荒れて、しぶきが飛んできて身体の晋まで冷えた。

そこから高知県に入って、29番札所まで参拝した。特に最後に行った国分寺は夕陽と相まって、趣深かった。

旅のつかれからか、眠くなってきたので今日はここまで

お遍路二日目

お遍路二日目

今日は山道の運転が多かった。
それゆえ、参拝した寺も山の頂上にあるものが多かった。

一人で巡っていると寂しくなるときもあるだろうが、山頂にある寺の境内で、冬の澄んだ空気の中、一人で般若心経を読誦する贅沢に比べれば大したことはない。

十一番札所からスタートした今日だが、ところどころのお寺で駐車料金を徴収された。300円と納経代と等しく、また徴収される寺ではどこも同じ値段であった。山頂にある寺で徴

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お遍路一日目

今朝は四国までの移動もあったので、昼前に一番札所についた。そこから車で廻り始めて、夕方五時に納札所が閉まるまで廻った。五時間程で10番寺までいけた。

疲れも思ったほどないので、今晩は車中泊することにした。
吉野川の近くにある道の駅だか、この付近は幸福の科学のポスターが非常に多い。
どうやら、大川隆法の生誕地らしい。
学会員からしたら聖地なのであろう場所に豪勢な建物があった。

明日は朝から回れる

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