お遍路十日目
ついにお遍路が終わった。振り返ってみれば、あっという間であった。
最終日の今日は大阪までの帰還もあるので、84~88番札所を巡ったのみだった。
途中、ケーブルカーに乗ったりもした。この車両は日立製なのだが、なんとも昭和の香りがする年代物である。
山の上からの景色はそれほど良くなかった。
最後の札所近くにあるうどん屋で、名物の打ち込みうどんというのを食べたが、1250円と高い割に、味はそこまでだった。
これも昭和の香りがするシンプルなものだった。
香川のそこら中にあるセルフのうどん屋の方が圧倒的に上手く、安い。
88箇所巡ったが、まだ私のお遍路は終わっていない。最後にお礼参りで高野山に行く予定だ。
ただ、明日はゆっくりして明後日にでも行こうと思う。
まだ、旅は続くし、これからの生涯に於いて常に弘法大師と共にあることを意識して生きていきたい。
お遍路を廻り結願すると、何か願い事が一つ叶うらしいが、その願い事はまだ決めていない。
私のことを願うか、家族の健康を願うか、友人の成功を願うが、平成の次の時代の平安を願うか、悩ましい。
いっそのこと10周ぐらいして全部願ってやろうか。
その時間は私にはないのが残念だ。
Life is too short to do something...
はぁ疲れた。
這う這うの体とはこのことだろう。