見出し画像

人生は楽しむ障害物競争

うちの父親と話していた時に
ふと言ったんです。


「人生は障害物競走だよなー。
 1つ障害を乗り越えるたびに
 また違う障害が現れるもんな。」

と。

確かにその通りですよね。

去年は去年で悩んでいたことや
困っていたことを
何とかクリアした今

また新たな悩みや課題を
抱えていたりする。


だからといって
障害だらけの人生を悲観するのではなく
その過程を楽しめるような
マインドでいた方が良いよね

という話をします。


◯これは何のチャンスだ?と自問自答する


生きてると
嫌なことや
辛いことも多々ありますよね。

大変なことって
定期的にやってくる。


そういう時に
大変な時期というのは
大きく変わるタイミングだから

このストレスは
自分がどう変われるタイミングなんだろう?

と整理する癖をつけています。


たとえば
面倒臭い上司の対応に苦労している時

・面倒臭いと思われている人は
 どういう理由で嫌われるんだろう?
 と知るタイミング
・この上司を共通の敵として
 他のスタッフと団結できるタイミング
・面倒臭い人から逃げるのではなく
 むしろ積極的に関わってみて
 味方であると思わせるタイミング
・この人の挙動から学んだことを
 noteの記事にできるタイミング
・礼節や接遇に厳しい上司だから
 正しい敬語や丁寧な対応の仕方を
 身につけられるタイミング

のように
そのピンチを
どうチャンスに変換できるか?

が大人として
必要なスキルだと思うんですよね。


ストレスに対して

「あの人が悪い!」
「あの人を育てた人が悪い!」
「自分は悪くない!」

という思考で止まって良いのは
子供くらいで

それをどう乗り越えるか
何を得られるか?

と考えられるのが大人であり
それが大人の学びなんですよね。

大人になると
自分で自分を
成長させないといけないし

大人になると
他人が常に助けてくれるわけでも
育ててくれるわけでも
注意したり叱ってくれるわけでもない。

自分で自分を
律していかなきゃいけないので

嫌なことを
嫌なままで終わらせるのではなく

成長する経験に
どう変換するか?
という思考の癖を
身につけることが必要です。


◯原因ばかりを考えると自分を責める


仕事や教育において
フィードバック
という言葉があるじゃないですか。

トラブルが起きた時に
何が起きたのか?
なぜ?なぜ?
を繰り返して原因の本質に
辿り着こうとする行為が
フィードバックだとすると

あまりフィードバックし過ぎると
できない自分の性質
発達障害のような特性
IQのように変えられないこと
に行き着いた時に

自分を責めてしまうことがある。

どうせ自分なんて…

というやつです。


今はコーチングの世界では

フィードフォワード
という言葉があって

目的地はここで
現在地がここ。

じゃあ目的地に行くために
今何をしたら良いか?

と過去に遡るのではなく
未来に向かって考えていく
というのがフィードフォワード
なんだそうです。


目的地に行けない理由を
フィードバックして整理しても良いんですけど

目的地を考えて

「で、どうする?」

と考えることの方が
大事だし
そのための原因追及であると
思わないといけない。

できない自分や
苦手な自分は
それはそれとして

今からどのような道筋を立てるかが
大事。

原因ばかりを考えても
自分が嫌になるくらいなら
目的地がそもそも正しいのか考え

その目的地に行くために
何をしたら良いか?
と考えられると

人生は障害物競走なので

「なんでこんな障害物があるんだ!」
と考えるのではなく
この障害物を
乗り越えるか
スルーするか
人の力を借りて乗り越えるか

を考えられることが
本当の意味での
前向きさなんだと思います。



ちなみに
なぜ父親とそのような話になったかというと
うちの父親が使っている
スマホの設定で
昼間なのに

「おやすみモード」

になっていて
着信がかかっても音が鳴らないことを
今の1番大きな障害だと
捉えているようでした(笑)

いいなと思ったら応援しよう!

玲/精神科ナース
サポートしていただけると相当喜びます😭