#88 あえて目標を決めない
noteで活動するにあたり、決めていることがある。
自分が納得できる文章を書くのに努めること。
出来る限り数字を追わないこと。
この二つしか決めていない。
それ以外に何か決めているかというと、TPOをわきまえるくらいだろうか。
ただただ書きたいという一心で始めたのである。
更新のペースだったり、時間だったりも全く決めていない。
88日間毎日更新はしているけれど、それはただの結果であって、毎日更新するぞ!と決めているわけではない。
むしろその辺りを決めていないから、続けられているのではないかと最近思っている。
あえて決めないというのも一つの選択なのではないだろうか。
決めたことが時として自分を縛る
目標を決めて、それに向かって取り組む。
というのは学生時代から言われてきたことだけど、これは確かにとてもとても大事なことだと思う。
実際僕もそうやって小さな成功体験を積んできた。
しかし、自分で決めたその目標が、自分自身を縛ることにもなりうる。
これは特に完璧主義傾向を持った人に起こりがちだと思っている。
僕がnoteで活動するのは、これで二度目である。
一度目は、目標を決めたことによって空回りしてしまった。
何を目標にしたか。
それがまさしく「毎日絶対投稿」だった。
noteを始めるからには、絶対に毎日投稿するぞ。
noteで活動するからには、フォロワーをたくさん増やさなくては。
そう思って、毎日noteを書いて、noteに張り付いていた。
以前も書いたが、これはもはや依存という状態である。
当然、人間なのだから時には更新するモチベーションが上がらないときだってある。別に他人から何を言われているわけでもないのだから、休みたいときに休めばいい。
それなのに、「毎日絶対投稿」というルールを決めた僕は、是が非でも毎日何かしらの記事を書いた。
書かなきゃと思っていた。いわゆるマスト思考になったのである。
結果的に、noteを全く楽しむことができなくなった。
むしろ、大きな負担になってしまい、結局投げ出したのである。
自覚がある。
僕には、完璧主義傾向がある。
自分で決めたことは、完璧にこなさなくてはならないと考えがちになる。
だから、「毎日絶対投稿」という自分の決断に縛られてしまった。
そして、noteを捨てるという最も悲しい結果になったのであった。
そしてできない自分を否定する
自分で決めたものを達成できなければどうなるか。
自分を否定してしまうのである。
「自分で決めたこともできないなんて、自分はクズだ」
そうやってとことん自分を責めて、傷つけてしまう。
自己肯定感が低くて、完璧主義傾向の人にありがちな思考だ。
そもそもnoteを始めただけでも素晴らしいというのに。
記事を書けただけでも褒められるべきことなのに。
だから今回は、あえて上記2点以外の目標以外を決めないことにした。
決めないことを、決めたのである。
続けていれば次第に決まっていく
この88日間。
ただただ日々思いついたことを1000~2000字に膨らませて書いてここまで辿り着いた。
繰り返しになるが、今だって毎日更新すると決めたわけではない。
1000人2000人フォロワーを増やすという目標も決めていない。
だからこそ、全力で楽しめているのだと日々感じている。
そして、続けているとなんだかんだで色々自然に決まってくるものがあると思う。
実際、僕はnoteで書くテーマやコンセプトも一切決めていなかった。
しかし、今では基本的なコンセプトが決まりつつある。
自分の経験を伝えることで少しでも誰かを生きやすくする。
これは、ここまで書き続けなければ出会えなかった。
書き続けたから、そして皆さまに読んでいただいたからこそ、見つけることができたコンセプトである。
継続は力なり。
続けていれば、何かしら決まっていくのだ。
なら、最初は目標を決めて肩に力を入れるより、肩の力を抜いて自由に始めていくのがいい。
それが僕のスタイルだ。
ということも、継続によって知ることができたのだった。