授業評価アンケートって年度末しかやらないの?〈前編〉
すっかり外の風も冷たくなり、生徒たちの頬を赤らめています。どの学校も2学期末を迎え、考査に向けて生徒も先生も頭を悩ませているのではないでしょうか。ところで皆さんは自分の授業の中で「授業評価アンケート」を実施していますか?いつか色々な先生方にお聞きしてみたいですが
この3パターンに分かれると思います。実施している学校の多くは〈年度末〉に1年間の振り返りとして行うことになっているのではないのでしょうか。中には②の自分自身で作成し、毎時間アンケートを行っている先生もいるかもしれません。そこで以前記事にしたエンゲージメントを意識した授業評価アンケートについて再度考えてみたいと思います。
▽以前の記事はコチラ
https://note.com/r_mae289/n/n565d25b4e630
授業評価アンケートは2回以上実施してみよう
まずこの記事で強調したいのは授業評価アンケートを年度末だけにやるのはもったいないということです。なぜならば同じ集団(クラス)に同じアンケートを複数行うことで改善できたかどうかを知ることができるからです。これは先日1年生の〈公共〉の授業で実施した授業評価アンケートの1学期と2学期との比較です。赤い線が1学期、青い線が2学期の結果のグラフです。外に5角形の輪が広がれば広がるほど【エンゲージメント(生徒が授業に対して意欲的に取り組む状態)が高い、良い授業だった】ということに繋がると考えています。明らかにどの項目も外に広がっていることがわかります。
少しアンケートの質問項目について説明しておきたいと思います。Youtubeの動画やインターネットで検索した際に企業で用いられているエンゲージメントサーベイについて知りました。
これを参考に学校、特に生徒たちが感じている授業の満足度を知るため、
①勉強への熱中と誇り
②共感とチームワーク
③学習環境
④サポートと目的
⑤正当な評価と将来
を5つの観点としました。さらに⑤正当な評価と将来を生徒が実感しているかを問うために
〈1〉先生はあなたの話しをよく聞き、大切にされていると感じる
〈2〉この授業でさらに成績を伸ばす方法が明確にわかっている
〈3〉この授業は自分の夢に近付くために必要なものだ
という1つの観点につき、3つの具体的な質問項目を作り、生徒たちには計15項目に答えてもらいました。
長くなってしまったので続きは、次回にします🖐
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