見出し画像

vol.6 【介護採用】あなたの会社のロールモデルがペルソナ設計

いつもお読み頂きありがとうございます。前回は【vol.5 これがなければ泥沼!採用計画は設計図】をご紹介しました。「人手が足りない!」と訴える現場の声を鵜呑みにするのではなく、きちんと事業計画から収支採算を考えた実効性のある採用計画をたてましょう、という内容でした。

採用計画がある程度準備が出来たらいよいよ採用手法に入りますが、最近は採用にはペルソナ設計が大事!とよく耳にします。聞きなれないカタカナが入ってくると・・・、途端に分かり難くなりますよね。

今回はそんな採用ペルソナ設計について触れていきたいと思います。わかっているようで、意外とわかっていないことが分かるかもしれません。


◆ロールモデルがペルソナ設計

◇活躍しているロールモデルは?

採用におけるペルソナとは自社が求める人材の人物像のことです。性別、年齢、仕事への取組み方や熱意などの価値観など具体的な情報を基にまとめていきます。

さて、ここでちょっと想像してみましょう。
あなたの会社・事業所ですでに活躍している「あの人」が浮かんできませんか?
そうです、人物像ですのでハッキリと顔が浮かびますよね。完璧でなくても、「あの人」のような人が何人かいたらメチャクチャ活動が加速するイメージが湧く!感じです。

求める人物像がフワッとした、ボヤけているとペルソナになりません。最近は「解像度を高く」と表現されますが正しくこれです。遠目から見てハッキリしない、ピントが合っていないからぼやけている、あえてモザイクかけてしまっている・・・など。これでは採用したい人物は見えません。
実際に企業理念の実現に向け、活躍している「あの人」があなたの会社・事業所が評価するロールモデルであり、求める人物像となります。

仮に現在「活躍している人」が見当たらない場合でも、過去に活躍してくれた人、メチャクチャ評価していた人に焦点を当ててください。大事なことは採用したい人物の顔が見えるくらいハッキリしていることです!

◇人材要件を明確化する

先に浮かんだロールモデルの「あの人」は、どんな人でしょうか?
「あの人」を分解してみましょう。
・あの人の属性(性別、年齢等)は?
・あの人の保有スキルは?
・あの人の価値観は?
・あの人はどんな性格、思考性?
・あの人の経験値は?

その他にもたくさんあると思います。既に利用者や仲間から評価・信頼されているのであればそのポイントも明確化します。本人にいろいろインタビューしていく過程で社員紹介記事なんかをつくるとみんなが理解しやすいですよ。採用面接の合否判定がしやすくなるのもロールモデルを設定する大きなメリットになります。

ここで注意点があります。
求める人物像の要件を理想にし過ぎると、『スーパーマン』が出来上がりますが、そんな人は世の中にいません。特に待遇年収にあわせてレベルを設定しましょう。そして、要件については優先順位をつけ、
must要件(必須、業務に必要、絶対に外せない条件)
better要件(あったら優遇、できればあったほうがよい条件)

に分けておきましょう。

因みにNG要件もあると判断がしやすくなると思います。


◇採用ターゲットはより広い範囲

似た言葉で採用ターゲットがあります。こちらはより広い範囲に設定するものです。

★ど真ん中ストライク・・・採用ペルソナ
☆ストライクゾーン・・・採用ターゲット

と言うイメージになります。ど真ん中ストライクの人はほとんどいない上に応募してもらえるとは限りません。採用担当者はどこまで社内の受入環境や育成対応、フォロー体制が整っているのかに合わせて採用できる層を広げたいのが本音でしょう。


◇採用ペルソナを設計するメリット

採用ペルソナがハッキリすると、自ずとアプローチの層がハッキリしてきます。求人原稿の打ち出し方や採用媒体の選定がしやすくなります。ある程度採用コストの計算がしやすく、無駄打ちがなくなるので適正化ができるようになります。

また、採用した人がしっかり長期安定的に活躍し、企業理念の実現に寄与してくれることが最終的な成果になります。すでに活躍している「あの人」がロールモデルであれば、活躍イメージができます。
面接をするメンバーにとっても選考基準が明確になるためミスマッチ採用を減らすことが期待されます。

現場が荒れている企業や事業者さんからの相談を受けるのでどんな人を採用しているのか聞いてみると「うちは、遅刻をしないで挨拶ができれば採用します!」と驚きの内容で力説されたりしますが、「???」しか浮かびません。やみくもに誰でも採用するのではなく、まずは採用ペルソナを言語化してみましょう!!


 今回の記事はここまでです。次回は玉石混交の採用媒体、営業担当の言われるがままに利用すると採用コストが跳ね上がります。採用媒体をどういう視点で見極めればいいのかをテーマに解説していきますのでご期待ください!

記事に共感頂けましたら是非♡「スキ」して下さると今後の執筆活動に喜愛が入ります♪

採用支援、業務改善コンサル、研修のご依頼はこちらからお願いします!「note記事を読みました」と記載頂けるとスムーズに受付できます。

シニアマーケティングで新たな価値を社会に創るRARECREWメンバーに興味がある方はこちらも覗いてみて下さい!!

いいなと思ったら応援しよう!