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宇宙のしくみ、心のしくみ 図解してみました

前回までのプロセスを可視化するために、図解してみました。 今までの、論理を総合すると、宇宙と意識はこうしたループ構造であると推理できます。 事象の確率波の固定(収縮)は集合無意識によって行われる 確率波が収縮して事象が確定する。 光や音により、確定された事象の情報が発信される。 網膜が事象の情報を受信する。 脳が情報を解析して、脳内にクオリアを作り上げる そのクオリアから意識は様々な感情を感じる。 感じた感情や意思などを集合無意識は感知する。 最初に戻る  

    • 宇宙のしくみ 心のしくみ 番外編 自己嫌悪感が起きるしくみ

       番外編です。自己嫌悪について書いてみたいと思います。  この世界には、自分が嫌いという人がたくさんいるようです。  でも、そんな人達も赤ん坊の頃から自分が嫌いという人はいないと思います。  幼児と話していて、自分が嫌いだというような幼児とは会った事がありません、つまり自分が嫌いというのは成長の過程で何かの原因があって嫌いになったわけです。  小人さん問題の章で、述べたように、我々は無数の小さな自我の集合体です、その集団は大きくふたつに分ける事ができます。  一つは行動する

      • 宇宙のしくみ、心のしくみ 純粋意識は現実に影響力があるのか?

         この問題については、東洋哲学を少し知っている人であれば、古代インドのウパニシャッド哲学、「梵我一如」が解答だと言うでしょう。  「梵我一如」とは簡単に言うと個々の意識と宇宙は実は同じものであると いう概念です。(違っていたら専門家の方、指摘してください)  でも、同じものであるといっても普通に考えるなら2通り考え方があります。  数学記号で言えば、「梵∋我」(宇宙は私を含む)と「梵=我」(宇宙はすなわち私)という考え方もあります。  まあ、我は梵の中のごく限られた情報し

        • 宇宙のしくみ、心のしくみ 夢と現実問題 全盲の人が夢を見るのはなぜか?

           なぜ、人は夢を見るかというのは未だに未解決な問題です。  人間だけではなく、犬や猫なども夢を見るか見ているみたいですので、ある程度知能のある動物は夢を見るのでしょう。  最近の研究では、リン酸が脳に脳のシナプスに溜まり、硬直化してくるのをリセットするために、睡眠があるのではないかという説が有力になってきてはいますが、ではなぜ、レム睡眠中に夢を見るのかは相変わらずなぞです。  一説では、脳が、これから起こることの予行演習をしているという説もあります。  夢といえば、荘子の「胡

        • 宇宙のしくみ、心のしくみ 図解してみました

        • 宇宙のしくみ 心のしくみ 番外編 自己嫌悪感が起きるしくみ

        • 宇宙のしくみ、心のしくみ 純粋意識は現実に影響力があるのか?

        • 宇宙のしくみ、心のしくみ 夢と現実問題 全盲の人が夢を見るのはなぜか?

          宇宙のしくみ、心のしくみ 意識と宇宙は一つ?  

           最初の章、「物質って何」では、物質は意識によって初めて確立の波が収束して物質として時空に存在する(記録される)ということを書きましたが。しかし、意識のクオリアが現実世界よりも、かなり遅れて認識されているという事が明らかになます。  それでは、物質は時間線を遡って確立波が収束しているのか?  それとも、確立波が収束して意識が誕生しているのか?  という二者択一の問題が発生すると述べました。  私も、この問題はよくよく考えましたが、今のところ、宇宙は純粋認識を成立させるため

          宇宙のしくみ、心のしくみ 意識と宇宙は一つ?  

          宇宙のしくみ、心のしくみ 小人さん問題

           先の章で上げた脳の中にいる小さな私達ですが、実はグルジェフだけでなく、いろいろな人が指摘しています。  最近では、大谷翔平選手が影響をうけたという、中村天風氏もその一人です。  天風氏は、総理大臣だった原敬や山本五十六、東郷平八郎、作家の大佛次郎や宇野千代を始め、当時の各界のリーダー的人物がこぞって師事した伝説の哲人でした。  その天風氏の代表的著作「信念の奇跡」の中で以下のように述べています。  さあそこでだ、心を確実に強く頼もしい状態にする第一の方法を教えよう。  我

          宇宙のしくみ、心のしくみ 小人さん問題

          宇宙のしくみ、心のしくみ 実は自由意志なんて無い?

          慶応大学の前野隆司教授の著書『脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説』を読んだ時は大きな衝撃を受けました。  youtubeでも前野教授の講演が記録されているので、興味のある方は御覧ください。  この本では、脳を詳細に調べると非常に奇妙な事実がわかってきたそうです。  以下はカリフォルニア大学サンフランシスコ校のベンジャミン・リベット教授が1983年に行った実験だそうです。   例えば、眼の前にあるリンゴを掴もうとします。普通に考えれば、思考を司る大脳辺縁

          宇宙のしくみ、心のしくみ 実は自由意志なんて無い?

          宇宙のしくみ、心のしくみ 意識の不思議

           では、量子の動きを確定し、物質化する観測者、すなわち意識の存在はどういったものなのでしょう。  意識は現在の科学では脳で作り出されるとといいます。  喜怒哀楽の感情は外界の現象を近くした事で脳内で起きるシナプスの発火や各種化学物質の分泌で起こります。  宇多田ヒカルの「オートマチック」の歌詞の通り、恋しい人の姿を見ると自動的に胸が高鳴り、脳は恋愛モードに移行します。  200年ほど前の超有名な哲学者。カントの時代から物心問題という問題提起が議論されてきました。  物心問題と

          宇宙のしくみ、心のしくみ 意識の不思議

          宇宙のしくみ、心のしくみ 物質って何?

           この宇宙にある物質の基本構成部品は、原子です。  この原子がレゴブロックのようにつながって物質ができるのはご存知の通りです。  この原子は原子核と電子によってできているも皆さんご存知のとおりです。   私が子供の頃は、原子の周りを電子が高速でくるくる回転している図で説明されていました、しかし、量子力学の研究が進むにつれて、実は回転しているわけではない事が明らかになりました。  量子力学というのは、それまでの力学は例えば、「ロケットを衛星軌道に乗せるためにどの方向にどれだけの

          宇宙のしくみ、心のしくみ 物質って何?

          宇宙のしくみ、心のしくみ まえがき

          私は、昔からなんでも仕組みを知りたがる仕組みマニアでした。 子供のころにはよく、父のドライバーを拝借して時計を分解したり、あらゴミの日にテレビを拾ってきて分解したりして、中身を確かめずにはいられない性格でした。 その性癖は年をとっても変わらず、わからない原理があれば、とりあえず調べてみていました。  そして、その中で最大の謎は、自分という存在でした。  私という存在は、どうやって意識を持ったのだろう、その疑問は高校生くらいから持ち始め、心理学の本なども色々読みました、フロイト

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