愛について
「愛」という言葉。
やたらと尊大で、他者を無条件に降伏させる言葉。
そのワリに、中身なんてなんにもない、ただただ空虚な言葉。
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ワタシの上司は口癖のようによく言うのだ。
「愛が足りない」と。
ワタシは思うのだ。
「愛は一方通行では成立しない」と。
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デザインをすること。誰かに何かを本気で伝えたいと思うこと。
そして、相手を理解したいと思うこと。どれだけ時間をかけてもわかりたいと思うこと。
その二つが成立してはじめて、社会に「愛」が生まれる。
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残念ながら、この人生の中で、
ワタシはそんな美しい「愛」をみたことがない。
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おおよそ総ては自尊心と自分のささやかな視野の中で
どれだけ上手く立ち回れるか、小競り合いをしているだけだ。
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それはとても馬鹿馬鹿しくて、目を背けたくなるぐらい醜くて、
それでも、理解できるように、自分なりに頑張ってはみたけども
やっぱりさぁ、なんの興味も持てないね。
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