2022年2月の記事一覧
【読書録】中井久夫『私の日本語雑記』1
嫁が、いつだったかに、まだご存命である、中井久夫に、直接会いに行くということを発想したことがあった。嫁は精神科医療の仕事に就いている。著書を読んで、ただならぬ人だと感銘を受けて、現在の職場の現状に倦んだこともあるのだろう、そういう発想に至ったのであろうが、僕にはとんでもないことに思えた。
まず、一私人と面会するには、相応の理由が必要であろうという当然の事実は、嫁の頭にはなかったらしい。私塾を開
嫁が、いつだったかに、まだご存命である、中井久夫に、直接会いに行くということを発想したことがあった。嫁は精神科医療の仕事に就いている。著書を読んで、ただならぬ人だと感銘を受けて、現在の職場の現状に倦んだこともあるのだろう、そういう発想に至ったのであろうが、僕にはとんでもないことに思えた。
まず、一私人と面会するには、相応の理由が必要であろうという当然の事実は、嫁の頭にはなかったらしい。私塾を開