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日記

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柳流水の日記です。
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【日記】何もしていない

 今日は、特に何もやっていない。
 この、「今日は何もしていない」というフレーズを、よく僕が口にするので、嫁にからかわれる。そのうち、自分から、何かしていても「今日は何もしなかった!」などと言って、持ちネタみたいにする場面もあった。
 そんな意味で、大きく何かをした日ではなかったけれども、したことというのは、ちゃんとあった。
 その一つに、筑前煮を晩飯で作った流れで、味玉を、想像とフィーリングだけ

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【日記】かな入力の構え

 慣れてきた人は、タイピングを行う時、ホームポジションなんかには置かない。ホームポジションのキーが、頻出するとは限らない。これはローマ字入力もかな入力も変わらない。で、実際頻出する文字を見てみると、おそらく、ローマ字入力においても、かな入力においても、ホームポジションと呼ばれている中段ではなく、上段に集中している。
 それとは別に、手の自然な構えというのもある。手を広げて、若干指を曲げた状態、それ

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【日記】あの花

 早めに酒を飲んだら、想像していた通り一日の後半を無駄に過ごしてしまった。
 午後早い時間から、枝豆とちくわなどと一緒にビールを飲みながら、「あの花」を見ていた。一昔前の、感動系のアニメだ。確か、このアニメが放映されてから、さらに十年が経過したというニュースがあった気がする。さらに、というのは、この話の中においても、十年という時間経過が題材になっているからだ。しかし、そんなに前のものを見ている気が

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【日記】変拍子

 小説の理論を裏から知りたくてヌーヴォーロマンにハマるという行為は、音楽における拍子の理論を知りたくて変拍子の音楽や演奏にハマるのと同じことなのではないか、とふと思った。変拍子の音楽を聞いている時のことだ。耳は、たぶん大方の人が、あまりに4/4という拍子に慣れすぎている。しかし、元来はそれを成り立たせる広義の力学というものがあり、柔軟な拍子を共有する音楽は、やはりそれに基づいて作られていたりする。

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【日記】瓶ビール

 職場で、瓶ビールって飲まないよね、という話をした。ビールを飲むならほとんど缶で買ってしまう。瓶だと、分別もめんどくさい。いわゆる、一升瓶サイズの瓶ビールのことだ。逆に、コロナビールとか、青島のような、小さいサイズのビールは、贅沢感があってたまに飲むにはいい。一升瓶サイズの瓶ビール、アサヒスーパードライとか、サッポロ黒ラベルとか、ああいうのしか飲まないという人が、逆にいるのだろうか。ともかく、僕が

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【日記】昨月読んだ本、見た映画

 昨月読んだ本は二冊だった。西谷修の『ニューノーマルな世界の哲学講義』、入門的内容で、かなり読みやすかった。あと、サドの『閨房哲学』、こちらも後半は読み飛ばしており、ちゃんと読んだとは言えない。
 つまり、まともに読書したと言い張る自信はない。そんなこと、言い張らなくてもいいのだが。
 しかし、サドを読んだこと(読みかけた、という方が正解だ)は、自分のなかでは、普段にない趣味の本を読んだ気がしてお

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【日記】台風

 台風が来て、去っていった。たったそれだけがあった一日だったが、これをまた思い出す日は来るのだろうか。
 たぶん、かな入力を始めてから二週間くらいが経つ。何とか、ストレスなく入力することは出来ている。そして、正直、今までだったら、何か自分の思う文章を入力することは、かな入力では障害がある、というか、考えが阻害されるような感じがあったのだが、今はほとんど感じない。普通に、何か考えながら打つということ

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【日記】さんま

 さんまをよく見かける季節になって、もうさんまか、などと思うけれども先年だったかさんまの大不漁があったにもかかわらず、市場には流れ続けていて、要は冷凍品だったということだ。今もどこかで熟成されているのだろうか。魚の流通に詳しいわけではないから、正確なところはわからない。しかし、いずれにしろ、季節感というものが、技術や産業によって既に上塗りされているということは、知っておかなくてはいけない。

【日記】キーボード配列とバイリンガル

 言語において狭間を行っている人、多言語の波と格闘している人にとったら失礼な話かもしれないが、多言語を使い分ける人と、パソコンのキー配列をいろいろ使い分ける人とは、ある程度共通しているところがある気がする。
 今、たぶん、自分の言っていることを信用するとしたら、このかな配列、正確にはJISかな配列と、そんな呼び方をしていたことを思い出したのもやっとなのだが、これを練習し始めてから一週間が経過した。

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【日記】金のかかる趣味

 休みの日にカメラを持って出掛けて写真を撮り、家でJISかなの練習をする習慣をしばらく続けている。写真は何枚か載せた。自分の名前に入っているからというわけでもないが、柳の写真を撮るのにはまった。はまったというほど撮ってはいない。とにかくよくしなる枝と、近くで見ると意外に大きい葉。桜の木のように、遠近に柳の葉が散りばめられた空間のようになる。いろいろな撮影のアプローチがあるのかもしれないが、僕はそん

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【日記】かな入力

 我ながらあきれるほど最近はいろいろなことに手を出しているけれども、今回はPCでのかな入力に挑戦している。今、実際にこれをかな入力で入力している。まだ始めてから二日しか経っていないので、一分間に70キーくらいしか打つことができない。ローマ字入力だと、だいたい450キーくらいは行く。職場で、打つの早いですねとよく言われるくらいには早い。これから、この、既に習得した手段を捨てて、ゼロからやり直そうとい

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【日記】映画『ファンタスティック・プラネット』を見た

 1973年制作、フランスとチェコスロバキアの共同制作らしい、映画の『ファンタスティック・プラネット』を見た。画のインパクトがあるので、記憶に残っている。映画内で喋っている言語はフランス語だった。どこかでチェコ語もあるのかもしれないが、よくわからない。異星で異星人に飼われる人間という、画のインパクトの割には至ってシンプルな題材で、あまり裏切られるところはない。乳児の段階で親を戯れに殺され、その子供

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【日記】いくつかの話

・カメラの話 ブロワーを買った。ブロワーとは、カメラに使うふいごのような空気を出す道具で、どんな繊細なものでも表面を拭いてはいけない、カメラのレンズとセンサーの間の空間に入ったほこりを取り除くために使う。センサーは、それ自体黒色に近い虹色をしている。センサー自体が綺麗だ。そして大きく、本当に収像する空間が、光の通り道として確保されている空間が開いているという感じがある。その空間は、大げさだけれども

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【日記】シャッタースピード

 いいカメラを買った時のあるあるだと思う。シャッタースピードを変更して今日はいろいろ遊んだ。前にも調整してみたことはあるけど、家にあるものを撮っていただけなのでまったく恩恵は受けなかった。しかし、今日は雨が降っている。それでなんとなく外を撮ってみたら、驚いた! 雨粒がそのまま静止して見えるのである。近所の庭をカラスが飛んでいる。それも撮ってみたら、羽がしなるようすまで鮮明に映った。動物がせわしく動

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