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ダイエット歴③拒食から過食。+13㎏の末に見えたもの
こんばんは。
私のダイエット歴(リバウンド歴)のうち、今日は④の話を綴ります。
① 18歳 -6kg(48kg)で大学デビュー
② 20歳 お酒解禁で+8kg(56kgくらい)
③ 21歳 失恋を機に糖質オフ(ほぼキャベツ生活)で-9kg(47kg)
④ 22歳 拒食から過食に走り、+13kg(60kg)
⑤ 23歳〜 初めて健康的なダイエットができた。半年かけて-10kg(50kg前後で安定)。そして結婚
⑥ 妊娠で+10kg超え (60〜62kg)← 今ココ。
前回の話はこちら
キャベツ生活を続けていた私。
体も心もボロボロだったが、なんとか第一志望の企業の内定をもらうことができた。
パスタを一口食べてみた
そんなある日実家に帰ると、
合格祝いで母の手料理がテーブルいっぱいに並んでいた。
私は幼い頃から、母が作るパスタが大好きだった。
その日も、クリーム系とトマト系の2種類のパスタが用意されていた。
当時キャベツを主食にしていた私は、
「今日もキャベツをメインで食べて、おかずはちょっとだけもらおう」
と決めていたはずだった。
…が。
目の前のパスタが私を呼んでいる気がする。
「今日くらい食べていいよ!」と言われている気がする。
「今日は食べてもいいかな…?」
母にそう聞いたとき、私の中では
言ってほしい言葉がすでに決まっていた。
母はキャベツ生活のことを知っていたが
私の期待通りに、「今日くらい食べな!」と嬉しそうに答えてくれた。
でも、拒食気味だった私は、食べて太ってしまうのが怖かった。
人差し指と親指でパスタを一本だけすくい、
恐る恐る口に運ぶ。
……むっっっちゃくちゃ美味かった。
「え、めっちゃ美味しいんだけど!」
半泣きで喜ぶ私の顔を、母も父も安心したように見つめていた。
そこから食べる手が止まらなくなったが、
その日はただ満足して眠りについた。
しかし、翌朝。
とんでもない後悔の念に襲われ、
急いで体重計に乗った。
…ほぼ変わってなかった。
なんだ、食べても変わらないんだ。
もしかして、食べても太らない体質に変わったのかな。
そう思ってしまった。
これが、過食の始まりだった。
仕事のストレスを食で発散
新卒1年目はストレスが多かった。
嫌なことがあると、
帰り道にコンビニへ寄り、夕飯とは別に菓子パンやスイーツを買っていた。
いつしか、「ストレス発散=食べること」になっていた。
それが徐々にエスカレートし、
気づけば、食べている時間だけが安心できるようになっていた。
食べる手は止まらず、
時間さえあれば何かを食べる生活へ。
苦しくなるまで食べ続けた。
そして、太った。
太って友人と会うのも嫌になり、
一人で過ごす休日が増えていく。
太って外に出るのも億劫になったが、
なぜかコンビニだけは行けた。
何かに取り憑かれたように、車を走らせる。
そんなに食べたくもない揚げ物や菓子パンを、無心で買う。
無心で食べる。
気づいたら、お腹がはち切れそうだ。
苦しくて、苦しくて。
でも、なぜかそこまでがワンセットになっていた。
夜中、むくっと起きて、
冷凍の食パンをそのまま食べることも多々あった。
もう、おかしくなっていた。
気づいたらドクターストップ
そんな異変に気づいた親に連れられ、精神科へ。
ドクターストップがかかり、しばらく休職した。
母に協力してもらい、
まずは「1日3食、普通に食べる」ことから始めた。
せめて犬の散歩だけは、ついて行くようにした。
3食、適切な量を食べて、
軽く散歩をする。
…たったこれだけ。
たったこれだけで、スルスルと60㎏から54㎏くらいまで落ちていった。
ダイエットって、こんなにシンプルだったんだ。
食べて動く。
これだけでいいことに、やっと気づいた。
だんだん、体も心も軽くなっていく感覚がとても心地よかった。
(続く)