千葉孝司(CHIBA_T_LABO)

子どもたちの心、命、夢を守るために出来ることを発信していきます。

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最近の記事

下半期登壇予定

今年度下半期セミナー登壇予定をお知らせします。 道徳授業改革セミナー2024神無月in札幌~THE 共通教材コラボ & THE 喜怒哀楽/日時:2024年10月12日(土) 09:10~13日(日) 16:45/会場:札幌市産業振興センター/参加費:5,000円(この他、1日目の昼食代が1,000円強かかります)/登壇者:宇野弘恵・松元光昭・新里和也・太田充紀・髙橋和寛・渡部陽介・山下幸・山口淳一・千葉孝司・堀裕嗣・中野宏俊・高橋裕章 https://www.kokuchp

    • 初主催セミナー

      子どもが安心して過ごせる学校を! をテーマに、ピンクシャツデーセミナーを開催します。 ピンクシャツデーはカナダ発祥のいじめ反対運動。 十勝では2013年2月から、ピンクシャツデーを知ってもらうために様々なイベントが開催されてきました。 10月19日は多賀一郎先生をお迎えして、盛りだくさんの内容になっています。 ピンクの物を身に着けて参加してくださるとうれしいです。

      • ハッテンサンイチ

        9月1日問題と呼ばれる悲しい日がある。 子どもの自死が最も多い日である。夏休みが明け学校が始まることを苦にしていると言われている。 学校にも家庭にも居場所がない。そんな状況が子どもを追いつめている。 この問題に対して何か出来ないだろうか。 そう考えて「ハッテンサンイチ」という曲をつくった。 9月1日の前日に耳にして踏みとどまってほしい。 そんな願いからである。 自死に向かおうとするとき、人は心理的視野狭窄といって見えるものがどんどん狭くなっていく。 うつむいた心には 温

        • 不登校NGことば

          小学館「みんなの教育技術チャンネル」内「ちばTちゃんねる」にて 動画をアップしました。 ぜひごらんください。 https://www.youtube.com/watch?v=M_AV2GuBl50

          行かない、それとも行けない

          私たちは、それまでの経験から人それぞれの価値観を持っています。 学校を休んでいる子 そう聞くと、それぞれの価値観に基づいて、頭に浮かぶ思いがあります。 学校や仕事は、どんなときでも、つらくても休まず行くべきだ! そう思っている人は 何を甘えているんだ!と感じることでしょう。 すると力ずくでも行かせるべきだと考え、行動するかもしれません。 学校や仕事は休まず行く場所だけれど、ときには難しいときもあるよね そう思っている人は 何に困っているのかな?と感じることでしょう。

          行かない、それとも行けない

          ありのままを受け入れる前に

          子どものありのままを受け入れる。 そうせざるを得ない場面に出くわすこともある。 ありのままを受け入れてもらえると 子どもには大きな自信が生まれる。 そうは思っていてもなかなか難しい。 そんなときは、ありのままを受け入れる前に 振り返ってほしい。 それは大人は意識していなくても その言動や表情、振る舞いは 子どもにメッセージを与えているということ。 子どもを見てため息をついていたら どんなメッセージを与えるだろう。 ああ、自分はがっかりさせている。 自分なんていなけ

          ありのままを受け入れる前に

          いじめの加害者をどうフォローするか

          月刊学校教育相談6月号 特集1は、いじめの加害者をどうフォローするか 「加害者へのフォローの4つの段階」というタイトルで書かせていただきました。フォローするとは、あきらめて放置してしまうことなく、何度でももとに戻そう(立ち直らせよう)とすることです。 説教して終わり、謝罪して終了ではなく、見通しをもったかかわりが必要です。 特集2は、効果的なクールダウンの方法と視点 南先生の原稿では、トリガーだけでなく、ストーリーという視点などでわかりやすく解説されています。 興味のある方は

          いじめの加害者をどうフォローするか

          令和型不登校対応マップ

          明治図書から新刊が夏に出ます。CHIBA_T_LABOとしては初の著書になります。 以下紹介文 近年また増加傾向にあると言われる不登校。コロナ禍やSNSの影響など、不登校の原因も社会情勢や環境の変化により多様化してきています。正解がない令和ならではの不登校対応について、教師と子どもの場面別の会話例も入れて解説しました。明日の道標となる1冊です。                       明治図書オンラインより

          令和型不登校対応マップ

          雨にぬれたいときもある

          大人におしつけられたベストの選択より 子どもが自分で決めたベターな選択の方が ずっと価値がある それでうまくいかなかったとしても 失敗という貴重な体験が得られる 大人は失敗させたくないと思うけれど 失敗は必要な経験 選択の場面で大人の気持ちを優先していくと 人のせいにする 決められなくなる 失敗を恐れる そんな子どもになっていく 大人が目先の失敗を防いであげることが 子どもの大きな失敗につながっていく 自分の人生が 自分のもののように感じられなくなって もうやめた

          雨にぬれたいときもある

          あふれる思いを丁寧に

          どうせ無理だよ そんな言葉を投げかけられて 怒りがわいてくる どうせ無理でしょ わいた怒りをそのままに 言葉にして投げつける 言葉はいつもひとしずく あふれる思いがそこにある どうせ無理だよ だってやれる自信がないし 今まで何度もがっかりさせたから 期待させたくない だから前もって言っておくよ 出来るときもあるかもしれないけど そんな気づかいが 乱暴にこぼれ落ちる どうせ無理だよ どうせ無理でしょ これまで何度もがっかりしてきたから 自分を守りたい 本当はあきらめて

          あふれる思いを丁寧に

          まず大人が元気になる

          不登校の子どもの回復には順序がある。 まずは身近な大人(親等)との関係回復 次に自信回復 元気回復 である。 そうすれば再登校などの新たな一歩を踏み出そうとする。 不安や自己否定の気持ちでいっぱいの子どもが、いきなり教室に戻ることは難しい。 まずは関係の回復である。 ところが大人が子どもを責め続けたり、不安で一杯だと関係の回復が難しくなる。 そして大人が関係を回復しようとする前には 大人自身が不安や自己否定から抜けて 元気を取り戻す必要がある。 大人が元気になることが

          まず大人が元気になる

          子どもにもスローライフを

          子どもは時間に追い立てられている。 やるべきこと、やった方がいいことがたくさんある。 気になること、気にしなければならないこともたくさんある。 走っている最中に靴のひもがほどけると転んでしまう。 追い立てられている中で、うまくいかないことがあると転んでしまう。 転んでしまった子どもに声をかける大人も 時間に追い立てられている。ゆっくりと向き合うことが難しい。 大人も子どももやるべきことがたくさんあって、 追い立てずにはいられない。 でも無理なものは無理。 子どもの歩みは

          子どもにもスローライフを

          子どもの心を動かす

           授業力&学級経営力 5月号(明治図書刊)に原稿を掲載していただいた。特集「子どもの心を動かす とっておきのお話集」の中の4本。  子どもたちの心を動かすということは簡単なことではない。なぜならネットの中には、いい話も泣ける話もあふれている時代だからだ。 「それ、知ってる」 「もっと、いい話知ってるよ」  そんな声が返ってくることも予想される。 「もし、知っている人がいても、それ知ってるとか言わないで聞いてもらえるとうれしいです」  そんな前振りも必要だ。  そしてネタを言

          子どもの心を動かす

          死にたい そう言われたら

          死にたい。 もしも子どもから言われたら、大人はショックを受けるでしょう。 そして慌てます。慌てると人はとっさに目の前からそれをなくそうとします。 死にたいという言葉を撤回させたくなるのです。 そんなこと冗談でも口にしないで。 生きたくても生きられない人がいるんだよ。 せっかく勇気を出して言ったのに、こう言われると子どもは心を閉ざします。もう二度と言うもんかと思います。 死にたいという言葉を口にしなくなったら、そういう行為はなくなるというものでもありません。言語化できない場

          死にたい そう言われたら