行かない、それとも行けない
私たちは、それまでの経験から人それぞれの価値観を持っています。
学校を休んでいる子
そう聞くと、それぞれの価値観に基づいて、頭に浮かぶ思いがあります。
学校や仕事は、どんなときでも、つらくても休まず行くべきだ!
そう思っている人は
何を甘えているんだ!と感じることでしょう。
すると力ずくでも行かせるべきだと考え、行動するかもしれません。
学校や仕事は休まず行く場所だけれど、ときには難しいときもあるよね
そう思っている人は
何に困っているのかな?と感じることでしょう。
するとその子を理解しようと考え、話を聞こうとするでしょう。
どんな価値観をもって接したとしても
その子の現実には勝てません。
行けないものは行けないのです。
それを無理に変えようとしても心を閉ざすばかりです。
一旦、おとなの願いは脇において
その子の願いに耳をすませましょう。
そうすれば、その子の自信や安心につながります。
それが、その子なりの一歩につながります。
行かないのではなく、行けない。
いやそんなはずはない、昨日までは平気で行っていた
そう思っても
心の中は、やっとの思いで通っていたのかもしれません。
それで疲れてもう動けない
そんなこともあるのです。
どんなに行ってほしいと願っても、
そういうときもあるのです。
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