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玉ねぎに豊富に含まれる『ケルセチン』は『ケルセチン配糖体』になると体内に吸収されやすく、ダイエット効果も期待できます!
‟体にとって必要なものとは何か?”を食から探求するシリーズですが、今日は3日目で画像にもあります‟玉ねぎ”です。
玉ねぎには、ファイトケミカルのポリフェノールの一種で抗酸化作用を持つ『ケルセチン』が豊富に含まれています。ケルセチンは、がんや動脈硬化の予防、血糖値やコレステロール値の低下も期待できます。
がん予防と言うと、薬機法ではギリギリの表現で、がんに効く!と言う表現はアウトなのですが、昨日までのキャベツやブロッコリースプラウトも同様に抗酸化作用でがん予防の効果があると言われております。
ケルセチン自体は溶解性に乏しく、摂取しても体に吸収されにくいのですが、糖と組み合わさったケルセチン配糖体と言う形になると水溶性が高まり、小腸でケルセチンへ加水分解され体内への吸収が高まります。
配糖体というと腸内細菌のエサとインスピレーションしますが、小腸で吸収されずに大腸まで運ばれると腸内細菌が代謝してくれるのかも知れません。
サントリーさんのHPで見ると、ケルセチンの状態では抗肥満作用は期待しずらいですが、ケルセチン配糖体になると体脂肪低減効果が確かめられたようです。
ちなみに、中医学の薬膳では、玉ねぎは理気類で気機の流れを順調にする働きがあります。気に関しては中医学特有の考え方ですが、昨日一昨日のコラムのキャベツとブロッコリーは補気類でした。
補気類は気を補う食材でしたが、理気類の食材が気の流れを良くする働きのため、補気類の食材には理気類の食材を加えると効果的だと言われます。
キャベツやブロッコリーと玉ねぎを組み合わせることは、気を補い気を巡らせるにはちょうどいいと言うことですね。
今日は、ファイトケミカル、ポリフェノール、ケルセチンと聞いたことがあるようなないようなワードが出て参りましたが、ポリフェノールとケルセチンの間にフラボノイドというものもございます。フラボノイドはポリフェノールの一種でケルセチンはフラボノイドの1つです。
ややこしいですが!?(笑)
明日は、このフラボノイドについて、見て行こうと思います。