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心の荷物を一つおろせた、年始のショッピングモール



1/2の日記。年末年始は、私の妹夫婦と姪っ子ちゃん、弟も関東から大阪にある実家へ戻ってくる。昔は考えられなかったけれど、私たちは皆、関東を拠点にしている。最初は私オンリーで東京暮らしと思っていたら、6つ歳が離れた弟が大学進学を機に首都へやってきて、そのまま会計士として就職。そしたら今度は、「大阪から離れへんし!」と強く言っていた妹も、優しい旦那さんと結婚して、仕事の関係で埼玉に越してきたというわけだった。同じ関東にいても、お互いに生活や仕事で忙しいので頻繁に会うことはない。だけど、年末年始やお盆は唯一きょうだいが全員揃う日。幼い時からずっと大阪で共に過ごしてきて、お互いの良い面と悪い面の両方知り尽くしている私たち。妹の旦那さんや、姪っ子ちゃんという新メンバーもジョインしながら、大人になった今でも一緒に話したり、遊んだりできることが幸せだなと感じる。



家族といった距離感が近過ぎる関係だと、話づらい内容ってありませんか? 私にとってはある。それは、トランスジェンダー女性を自認して生活しているというカミングアウト。私が気にしすぎなだけなのかもしれないけれど、自分がそうだって確信を持つことにも年月が物凄く長くかかったし、それを誰かに伝えることはめちゃめちゃ勇気がいる。なぜなら、その返答次第で全否定や「離れてしまうのではないか。。」という恐怖があるから。臆病でチキンの私は、数年前にブログの長文プロフィールで、初めて公にカミングアウト。心臓がバクバク止まらないほど、勇気を出して公開したことを覚えてる。先に家族ではなくて、ブログだったのは距離感が遠い人の方が、まだ伝えやすい気持ちがあったから。その記事を見た友人や知人たちは、想像以上に受け入れてくれて。お陰で、母、妹の順番に”本当の私”を伝えることができた。そう、まだ伝えていない人がいるのだ。




妹夫婦と、ぎゃんかわな姪っ子ちゃん、家族の前ではおちゃらけな弟と一緒にショッピングモールへ。流石の年末年始で人の数が尋常ではなく、フードコートの席取り合戦に参加するものの、あっけなく降参したほど。結局、「洋食屋さんで列に並んだ方が早い!」ということになって、無事にランチを済ますことができた。暫く自由行動をしたあと、小さな子どもが遊べるキッズスペースがあるカフェでお茶を。妹夫婦と姪っ子ちゃんがキッズスペースに遊びに行ったとき、弟と私の2人きりになった。


いつもなら余裕すぎる長い沈黙は、モヤモヤする心苦しさとなっていた。「(ジェンダーのことを、言おうか言わまいか。。)」と悩んでいたから。伝えようと意気込んでも、喉から言葉が出てくる手前でストップしてしまう。。「(やっぱり。。今日も無理かも。。」と挫けそうにもなった。だけど、「妹にも伝えたから、弟にも伝えたい」って気持ちの方が今日は強くなって。結果はどうであれ、”本当の私”を伝えてみることにした。「実は私、、、トランスジェンダーっていうやつでさ。好きになる人も女性ではなく男性なんよね。」と、私は初めて弟にカミングアウト。彼はあっさりとした声で、「昔から知ってたよ。」「別に言わなくてもいいのに。」という返事。言葉数は少なかったけれど、それでも既に充分受け入れてくれるような、そんな優しさを強く感じた。心の荷物をまた一つおろせた私。少しの沈黙が続いた後に、「ありがとう。。話を聞いてくれて。」と弟に伝えた。




プリちゃん
「今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。何か響くものがありましたら、コメントとっても嬉しいです! 明日も書きますね。どんな毎日も、宝物になる日記。」


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プリちゃん | 『どんな毎日も、宝物になる日記』
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