Pilatesとは? ー20年以上の指導経験を基に信じるものー
【注】同じ筆者です。コピーではありません。
(今回、だいぶ書き変えしてます)
https://www.a-core.net/portfolio/whatispilates/
数年前まで
よく、「初めまして」のシュチュエーションで、
「お仕事は何をしていますか?」
「ピラティスのインストラクターをしています」
「え??ティラミス?」
。。。
ってことが、かなり多くありました。
ここ最近のピラティスブーム(これって、一体?何次ブームなのか?)で、
「ティラミス」「テラピス」。。。はだいぶなくなりましたが、
でも、現状、ものすごい勢いで広まっているピラティスの認識と情報には、
私自身はかなりの疑問と抵抗があるのは事実です。
私が、人生の半分以上学び続け、経験を積み重ねてきている、
私の人生に大きな影響と力を与えてくれているPilates。
語っていいのなら、いくらでも語っちゃえると思いますが、
節度ある範囲で。。。
Pilatesとは?
一言で言ってしまえばエクササイズ/(ボディ)ワークですが、
単なる筋トレやダイエット体操ではありません。
Pilatesは
身体に対する感覚・意識を高め、自身の身体を見つめなおし、姿勢や身体の動かし方を直していく。
= re-education再教育エクササイズ
最近では、
モーターコントロールエクササイズとも呼ばれているようです。
(モーターコントロールとは、脳と神経系が筋肉の動きを制御する能力と言われています。
モーターコントロールエクササイズは、特定の動作パターンや動きを繰り返し行うことで、神経系と筋肉の協調を改善し、運動の精度や効率を高めることを目的としていると言われています。)
身体の動き方において正しい感覚・情報・知識を教えこんでいく、
間違っていた情報は書き換えていく、
正しい動き方を身につけていく、
マナー教室のようなエクササイズです。
最終目標
Pilatesは、
繊細でゆっくりとした動き(エクササイズ)を通して
身体に対する感覚・意識・知識を高め、自身の身体を見つめ直し、
エクササイズを通して姿勢・筋肉の使い方・動き方を改善し、
その上で筋力up・柔軟性向上・運動感覚向上していくメソッド。
「指示された動き(エクササイズ)を、闇雲に、何も考えずに、行う運動ではない」と私は思っています。
もちろん、
Pilatesの最終目標は、
身体にとって/運動技術として 【何も考えずに(無意識で)正しく動くことができる】ことです。
「何も考えずに無意識で正しく動くことができる」ための
運動感覚の書き変えと、
正しい動きが可能な筋力と柔軟性と可動域を
地道に身体と自分の脳に染み込ませていくことがPilates のしていることです。
その地道な積み重ねの結果ーそのゴールに達することができた時、
日常動作(歩行など)・姿勢は改善され → 身体の不具合は緩和されたり、ケガ予防ができたり、運動効率が上がると思われます。
スポーツやダンスなどでも、運動技術を向上すること、ケガ予防やケガからのrecovery、に効果があると思われます。
なぜ、必要?
無意識に行われている日常生活やダンス/スポーツトレーニング、では
表面的な筋肉や偏った筋肉の使い方になりがち。
姿勢や骨格、動き方も、歪み・崩れがちです。
その結果
筋肉の凝りや関節の硬さ、筋肉のアンバランス、ケガ(身体の不具合)、運動(スポーツやダンスなど)が思うように上達しないなどの問題に繋がります。
姿勢を改善したい
身体の不調(姿勢不良や間違った身体の使い方が原因)を改善したい
運動技術を向上したい
など、
自分自身の身体の使い方・動かし方・身体のポテンシャル、を向上させたい
自分自身のデフォルト設定を変えたい!
という希望があるならば、
Pilatesはとても適していると思います。
どうやって?
Pilatesでは
身体の表面的な筋肉(視覚や触覚で確認できるもの)ではなく、
内部・深部の筋肉(インナーマッスル)の存在を認識・集中して、活性化することに焦点を絞ります。
つまり、身体の筋肉バランスを整えます。
そうすることによって、表面筋とインナーマッスルのバランスが整い、
関節やボディーパーツ(首、肩や骨盤など)にstability 安定性をもたらし,
姿勢を維持することや動きのコントロールが可能になり、
姿勢や動きの改善に繋がります。
しかし、
身体のインナーマッスルを無意識に使うことが元からできる方、
自分の身体の歪み・クセ・身体のアライメントの崩れ、筋肉のアンバランス状態などを誰からも指摘されずにすべてを自分で察知・認識できる方は、
なかなかいらっしゃいません。
そもそも、
身体にとって正しい姿勢や身体の動かし方など、誰からも教わらずにわかっている方も、
なかなかいないのが事実。
だから、
自己流でPilatesを行うことは不可能と、私は思っています。
自分自身の身体へ対する興味・認識・知識を高め、
インナーマッスルの強化を含め、身体・動きにとって理想的な・機能的な動き方・動かし方に必要な筋力、柔軟性、運動神経・感覚を改善・習得することで、
Pilatesの最終目標
身体にとって/運動技術として、【何も考えずに(無意識で)正しく動くことができる】ことが可能になります。
でも、これには「自己流」はやはり不可能で、
外からの客観的なガイド・サポートが必要です。
結局何が言いたいの?
的確な外からの客観的ガイド・サポートって、何?
雑誌・書籍、テレビ・SNSでいっぱい見ることができるエクササイズ動画・情報で良くない?
。。。
確かにそう思われがちなのは、十分わかります。
メディア・動画サイト・SNS等で多くの”ピラティスエクササイズ”が紹介されていますが、それを「自己流で「ただ行う」こと」は、私はとても抵抗があります。
「自身の動き・身体のクセ(傾向)を正さず、動き(エクササイズ)を行い続ける」のは、
Pilatesで求めていることではないと、私は信じています。
【身体に対する感覚・意識を高め、自身の身体を見つめなおし、姿勢や身体の動かし方を直していく】には、
必ず、外からの客観的なガイド・サポートがある上で、
ある程度の時間(期間)・気持ち(熱意)・努力・試行錯誤を費やすことが必要です。
Pilatesを行うにあたって、
外からの客観的なのガイド・サポートとは、指導経験・指導知識・見識のあるトレーナーになります。
確実な効果と結果には、
知識・経験のある指導者資格を得ているトレーナーの直接指導(オンラインではなく)を積み重ねることが大切になります。
現在、
本当に多くのピラティススタジオがあり、
本当に様々な形で”ピラティス”を経験される方がいらっしゃると思います。
どうか一人でも多くの方々が、
Pilatesの本質的な効果を実感できるPilatesに出会えることを、心から願っています。