読書記録13 二十億光年の孤独
『二十億光年の孤独』作者:谷川俊太郎さん
人類は小さな球の上で〜♪
と、合唱曲にもなっているこの詩。中学3年生の時かな?1年生が合唱祭で披露していて、なんて歌だ!?と驚き感動したのを覚えています。
教員として合唱曲を決めるとなった時に、音楽の先生に提案したら、1年生には難しいから…と言われて候補にもあげてもらえませんでした。笑
さて、この詩集は谷川俊太郎さんの初期の頃のものです。詩の表現はなかなか、簡単に言おうとすると奥が深い。きちんと言おうとすると…うーん…きちんと言うのは難しいですね。
私は単純に読んでいて心地よかったです。でも時々何を言いたいんだろう?と疑問に思う詩もあったし、まったくわからないと思う詩もありました。知識が足りず、読めない漢字も多々ありましたが…。
詩というのは頭の中をクリアにして理解しようとして読むとか、記憶しようとして読むとかするものではなく、その時に素直に感じるものを素直に感じられる言葉の集まりだなと感じました。まるで絵画のようです。絵画は、作者としては表現したいものがあるはずなのだけれど、鑑賞者に委ねる部分もあるものだと思っています。詩も似た要素があるのかなと思います。
これからも詩は時々読みたいです。特に落ち込みや不安が強い時には、そっと寄り添ってくれます。頭の中をクリアにして言葉を受け取ることができます。強い味方を見つけた気分です。
かと言って私自身は詩を書こうとはなりませんでした。まだ読む人、受け取る人でい続けます。
谷川俊太郎さんの詩はいいですね。また別の詩を見つけて読みたいと思います。
ありがとうございました。ぽくこ