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演劇研究レポート

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演劇に対する思想やエクササイズを幅広くまとめています。
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記事一覧

良いインプロバイザーに必要な力とは?

良いインプロバイザーに必要な力とは?

インプロバイザーっていうものは、ある程度いくとその良し悪しがわからなくなってくるが、確実に良し悪しはある。
それはもちろん、人によって基準は違うと思うので、あくまでもこれは僕にとっての良し悪しの基準だ。
今日はそんなことを書きたいと思う。

インプロバイザーとはまず、インプロバイザーというのは「即興で演じながら、ストーリーを作っていく人」なので、もちろん演技力とストーリーテリングの力は必要だ。

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インプロのショートフォームとロングフォーム

インプロのショートフォームとロングフォーム

インプロにはパフォーマンスのスタイルが、大きく分けて2つある。

ショートフォームとロングフォームだ。

簡単に言うと、
数十秒から数分程度の短いシーンを中心に見せていくスタイルがショートフォーム、
30分から1時間以上の長い作品を見せていくスタイルがロングフォーム。

お笑いライブで例えるなら、ルミネとかでやってるいろんな漫才やコントをどんどん見せていくお笑いライブがショート、なんばとかでやって

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インプロとアドリブの違い

インプロとアドリブの違い

先日、友人のインプロバイザーである堀光希くんがこんなツイートをしていました。

僕はこの考え方に「真理だ!」と思いました!
そしてアドリブ力が必要な人と、インプロ力が必要な人が分かれるような気がしました。
今日はその気付きと思考の展開について記します。

イマーシブシアターに必要な即興力は「アドリブ力」最近流行っているイマーシブシアター。お台場にも常設の施設が出来ましたね。
いわゆる観客参加型演劇

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渡航前に、今のインプロ観をまとめる

渡航前に、今のインプロ観をまとめる

今週土曜(7月29日)に、僕はカルガリーに旅立ちます。
インプロの権威であるキース・ジョンストンの作った劇場「ルースムースシアター」に行き、そこのディレクターであるショーン・キンリーと共に2ヶ月間インプロバイザーとしての修行を積みます。
他にも世界中から次世代を担うインプロバイザー達が集まり、少人数でショーンの下でインプロを学び、時にはルースムースでのスタッフワークやショーに出ながら過ごします。ま

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駆け出しの俳優が20代でやるべき5つのこと

駆け出しの俳優が20代でやるべき5つのこと

この記事は20代以下のまだ売れたとは言い切れない駆け出し俳優のために書きました。才能や人気がめちゃくちゃあって、もう売れちゃって売れちゃって困ってるよおという人は対象外です。
俳優としてはまだまだだという自覚があり、これから20代に突入する人や、もう20代半ばという人、もしくはもう20代終わっちゃうよという人もまだ諦めずに読んでいただければと思います。
ちなみに30代以上を対象としていないのは、単

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演技指導に対する僕の考え

演技指導に対する僕の考え

昨日「俳優コーチングWS」なるものを試験的に行いました。
見学者が10名以上もいるという予想以上の反響だったのが驚きでしたが、同時に演技指導というものへの関心の高さは嬉しく思いました。

WSの現場では3人の指導者の思想哲学に寄り添う形でコーチングをしたので、自分の演技に対する考え方などは一切口に出しませんでした。
しかしそれによって、自分がこだわるポイントも浮き彫りになったので、このnoteでは

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イギリスの俳優・演出・指導者がインプロを大事にするわけ

イギリスの俳優・演出・指導者がインプロを大事にするわけ

心身を崩したり、イギリスに来たりでお休みしていたインプロアカデミーで、久々にワークショップを開催します。
俳優さん、声優さん向けのインプロWSです。インプロのパフォーマンスに向けるというよりも、演技や俳優としてのあり方や技術の向上を目指します。

インプロの脚本芝居の繋がりについては、以前もこの動画で語っているのですが、イギリスに来たことでよりその繋がりは顕著なものになりました。

イギリスで学ん

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「演劇とはこういうもの」となったら終わる

「演劇とはこういうもの」となったら終わる

演劇カンパニーOva9の「ダブリンの演劇人」を観てきました。
いわゆるリアリズム演劇とは違う、 マスクやフィジカルシアターの要素が盛り込まれたお芝居だったのですが、めっちゃくちゃ面白かったです!
演劇ってこんなに自由なんだなあっていうのを改めて教えてもらいました!

つい先日観た別の舞台では、いわゆるリアリズム演劇というものを見せたい想いが先行していて、あまり良い芝居に仕上がっていませんでした。「

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即興とか演劇についての再考

即興とか演劇についての再考

今日から3日間秩父で合宿。
この3日間、僕は改めて即興について考えようと思う。

以下、現思想哲学の吐露。

即興。
現段階で明らかなのは、単に台本がないことではないということ。
台本がなくても即興してない時はあるし、台本があっても即興してる時がある。
それはその瞬間に生きてるかどうか。コンマ1秒の過去や未来でさえない「イマココ」に生きているということ。

生きる。
生きるためにはまず在る必要があ

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「身体でオファーする」即興演劇研究会レポート

「身体でオファーする」即興演劇研究会レポート

即興演劇研究会とは、元々僕のオンラインWSから派生したグループで、毎週月曜の朝に即興演劇の探求と実践をしているチームだ。
先月、緊急事態宣言が解除されたことをきっかけに、念願の初オフライン稽古を行った。

オフラインになって最初に扱いたかったのは、身体。オンラインではバーチャル背景一発でオファー(アイデアを提供する)出来ていたものが、オフラインだと身体を使って伝えなければいけない。言葉を使えばそれ

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「物語を共有する」即興演劇研究会レポート

「物語を共有する」即興演劇研究会レポート

今回から初参加の人もいたので、前回の復習が中心。ウォームアップのこととか、身体で物語る可能性とか。

新たにやったのは、7レベルテンション。身体のテンションを7段階に分けたもの。それぞれのレベルの名称には諸説あるが、ルコックなどのフィジカルシアター系列では結構有名な思想。

ここで大切なのは、テンションと感情は違うということ。テンションは英語で「緊張」のことだが、身体の緊張度と感情はマッチしない。

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「お客さんの想像を掻き立てる」即興演劇研究会

「お客さんの想像を掻き立てる」即興演劇研究会

寒くなってきたので、身体を擦って温めてスタート。
呼吸と身体を連動させ、グループ全体と合わせる。
ボールを投げ合い、それを奪い合う。時に驚かせる。なんの危険もない安全安定よりも、いつ起こるかわからない危険や驚きがあった方が面白い。
安定は不安定になるための準備段階。ずっと安定してはドラマが生まれない。

今日は早めにシーンに入る。1人がいて、そこの空間にもう1人入る。そこから二言交わすだけ。その後

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即興でキャラクターを演じ、物語を作る

即興でキャラクターを演じ、物語を作る

僕らはインプロバイザーとして、即興でキャラクターを演じながら、同時に物語を作っていかなければなりません。

その際に、物語の構成を頭に思い描きながら演じてしまうと、どうしてもその場の演技が疎かになってしまったり、予定調和で動いてしまったりします。
なので「キャラクターとしてその場を生きていたら、自然と物語になっていた!」となることが理想です。

ロサンゼルスに、インプロシアター(Impro The

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物語を止める17のテクニック

物語を止める17のテクニック

インプロをやると、普段の癖がそのまま物語に反映されます。
例えば、普段からネガティブなことを言いがちな人は、物語でもネガティブになるし、普段から話の主導権を握りがちな人は、物語でも主導権を握るようになります。
そしてそれらは、時に物語が前に進むのを止める要因にもなります。

インプロの父であるキース・ジョンストンは、自身の著書である「Impro for Storytellers」で「物語を止めるテ

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