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相談?愚痴?わかりやすいと話が早い。

先日、新人さんとの面談で「自分はただ話を聞いてほしいだけなのにアドバイスされたり、逆にどうしていいのかわからないから相談したのに助言ももらえず、そんな先輩と話したいとは思いません!」と言われました。
これは、察しの悪い先輩のせいなのでしょうか?

察する関係になるには時間がかかる

4月に採用された新人さんは、研修を経てようやく3か月というところ。
そんな短時間で「相談」か「愚痴」かを聞き分けてほしいというのは難しい話ではないかな?と思いました。
家族や昔から仲の良い友達と違い、先輩とは共通の体験もそこまでありませんので、すぐに打ち解けるのはなかなか難しいことだと思います。
それでも、先輩と話ができる間柄に慣れているということはとても良いことです。
相談・愚痴に限らず、雑談をできるような関係になれているなら今は十分です。

わかりやすい会話は成立しやすい

会話というのは、お互いの協力とか気遣いによって成立する工程の繰り返しだと思います。
なので、「今は聞きたいことがある」「今は聞いてほしいことがある」ということを相手に伝えて会話を積み重ねるとよいと思います。
「今日は聞いてほしいだけです」と、はっきり言うのは不自然なので、「聞いてもらえますか?」とか、仲が良い人となら「ちょっと聞いてよ~」でも大丈夫。
相談したいときは「ちょっと困ってるんですけど…」とか「聞いてもいいですか?」と、自分が求めていることを会話に織り交ぜるだけです。

がっかりしないこと

それでも、相手からほしかった反応が得られないことは多々あります。
友人を作るという段階なら、それ以上関係性を作らなければよいだけですが、職場の人となればそうも言っていられません。
辛い話かもしれませんが、ある意味で職場の人間関係に選択権はないのです。
無理して付き合う必要はないと思いますが、自分から離れてしまうと自分にとって不利益なことが起きる可能性もあります。
私は、広く浅く、雑談で場が持つくらいの関係を作っておくと働きやすい環境になると思っています。
なので、自分が考える今の自分にピッタリくる反応が返ってこなかったとしても、がっかりしたり諦めたりせずに、何度か同じように繰り返してみることをおすすめしています。

会話はトレーニング

コミュニケーションは繰り返していると上達してきます。
初めからうまくはいかないですし、お互いに探り合いで進んでいくもの。
失敗することもあるけれど、間違ったら素直に謝罪して、それもまた良い関係のきっかけになることもあります。
諦めたり幻滅したりせず、自分も相手がキャッチしやすいボールを投げて、よいコミュニケーションを重ねていってもらいたいです。

お読みいただきありがとうございました。

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