激論第15弾♥️「多数派」だからって、威張るな‼️
大きなことから小さなことまで、たくさんの人間がいれば、意見が対立する。
「常識」と呼ばれる考え方が「多数派」を形成することが多い。しかし、多数派が正義を振りかざすことは危険である。
極端なことを言おう。歴史上、実際にあったことだ。しかも、それほど大昔のことではない。
ヒトラー支配下のドイツ。多くのユダヤ人が虐殺された。その時代にあなたが生きていた、と仮定してみよう。
いま、あなたにとって最も大切なユダヤ人の親友が、あなたの家に逃げてきたとする。あなたは警察に連絡しなければ、殺されてしまう。しかし、連絡すればあなたの大親友が殺されてしまう。
あなたなら、どうするだろうか?
「警察にばれないように、親友を逃がす」のような屁理屈は、考えないでいただきたい。
問いたいのは、「あなた自身の命」と「あなたの親友の命」と、どちらを守りたいか、ということ。
どちらを選ぶにしろ、どちらか一方は必ず死んでしまう、という状況。
わたしには、どちらが正しいかは言えない。
しかし、「法律遵守」が「持論」である「多数派」の1人だとしたら、「あなたの無二の大親友であるユダヤ人を警察につき出すこと」が正解である。
今の時代、あるいは、いつの時代でもそうかもしれないが、「多数派」が有無を言わさず「少数派」を切り捨ててしまう状況はよくない。
直接命にかかわることではなくとも、「常識」という「圧力」は凄まじいものがある。
前にも書いたが、「忘年会」。強制ではなくても、忘年会に参加しないと白眼視されてしまう企業も多いのでは?
(*今はまだ、さいわい「忘年会」を積極的におこなう「雰囲気」ではないからいいけど☺️)
「ありがとう」「感謝の気持ちを忘れないようにしましょう」
感謝したくたって、吃音の人だっているかもしれないし、性格的にシャイな人だっているかもしれないではないか。
感謝してないのに、表面上「感謝している」と言われて喜ぶのは、ただの「自惚れバカ」だ。
「ありがとう」「ありがとう」
ほんとうに
「うざい👂️💥」
とは言いつつも、私だって、私が常に正しいとは思っていない。
ただ、「自分の感性」と「世の中の常識」がたまたま一致しているというだけで、「多数派」の一員となり、少数派の意見を聞かず、ほとんど条件反射的に「少数派」を弾圧しようとする人間が多すぎる。
考えに考えた末の結論が、常識と一致することを否定しているのではない。何も考えずに常識に合わせて行動することを否定したいのだ。
まとめ
①どんな些細なことでも、「最初に、自分の頭で考えること」。
②少数派を「少数派である」という理由だけで切り捨てないこと。
③「多数派=善」「少数派=悪」だと考えないこと。
④あえて、「少数派」あるいは「多数派」の観点に立って、物事を考えてみること。
⑤対極にある考え方を理解しようとすること。
⑥自分と異なる意見をもつ人物の声に、1度は耳を傾けること。安易に切り捨ててはならない。
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