詩 | 足だけが取り柄なの
わたしは頭が悪い
わたしは顔も悪い
わたしは性格も悪い
でもわたしは
足がきれいだねって
みんなから褒められる
わたしの存在価値は
足しかないのは
分かっているけど
お化けには
足がないって
聞いたことがある
もしもそれが事実で
わたしが死んで
お化けになったら
わたしの取り柄は
なくなってしまう
死んでもお化けには
なりたくないな
でも今のお化けは
全身があるという
死んだら
上半身はいらないから
足だけのお化けに
なれたらいいのにな
先日、ある知人のひとりと久し振りにであった。
久し振りだね、とお互いにあいさつを交わした。その直後から、興奮気味に彼女は滔々と話しつづけた。
👩「わたし、この世で一番興味があるのは死についてなんだよね。霊感が強いからよく、霊を見る。いると思うよね?」
🧏♂️「どうかな?いるのかな?」
(*基本的には、幽霊、あるいはそれに類するものは「いない」という気持ちが、5割~6割を占めている)
👩「いるよ、だって私、見たことあるもん。住んでたアパートの、2つ下の階段の隅で、いつも、じっとうずくまってる人いたから。」
🧏♂️「その人には足👣はあったの?」
(*👻幽霊には足👣がない、という私の先入観)
👩「あるに決まってるじゃない!!足👣がない幽霊なんて見たことない。だって、もともと普通の人だったんだよ。死んだからって、足👣が急になくなるわけないでしょ、バカじゃないの?」
🧏♂️「幽霊には足👣がないと断定したことは謝る🙇けど、死んだなら火葬してるでしよ?服着て、そこらへん歩いてるのはおかしいんじゃないの?」
👩「だからー、幽霊っていうのは魂だけなんだって。それに、そこらへん歩いてるなんて、私言ったかな?いつも同じ場所にうずくまってるんだって!」
🧏♂️「でも、魂だったら、目に見えないんじゃないの?」
(*魂は人には見えないという私の先入観)
👩「だれが、魂は目👁️🗨️に見えないと決めたの?科学的にそんなこと、証明されたの?私が見たのは確実だし、私の友達も見たって言ってるから間違いない❗」
🧏♂️「じゃあ、どんな服を着ていたの?友達も同じもの見たんだよね?」
👩「だ、か、ら。おんなじ所にいたって、同じように見えるわけないじゃん。それに、魂が服👚着てるわけないでしよ?」
🧏♂️「そ、そうなんだね?」
(*同じ所にいれば、同じ幽霊👻は、同じように見えるはず、という私の先入観)
(*人ならば、服を着ているという先入観)
👩「ほんと、私のいうこと、否定するようなことばかり。わたしのこと、信じてないの?」
🧏♂️「信じているけど、」
👩「ああ、なんかムカつく👊😠。私が幽霊👻を見て、同じ幽霊を私の友達も見たと言ってるんだよ。それで十分だよね?」
🧏♂️「・・・、うん、そうだね。」
(どことなく、なんとなく、釈然としないなぁ、と思いつつ・・・なにが、ど、う、お、か、し、い、のか・・・(-_-;))
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記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします