エッセイ | 英語を独学するのに必要なもの
はじめに
英語を勉強していて必要になるもの。
英語を話されている地域や国に行くことや、学校に通うことを考える人も多いだろう。そして、実際に英語を使ってみることも大切だから、ネイティブに教わったり、会話してみることは大きな財産になる。
しかしながら、会話する相手がいない場合もあるし、時間的な制約・経済的な制約、心理的な抵抗感もあるから、長期的なスパンで考えると、独学の仕方を身につけることが何より大切だと私は思う。
英語というと、英会話できることを目標に勉強する人も多い。しかし、本当に人ときちんと深い会話するためには、幅広い知識を持ち、理解する力がなければ意志疎通は不十分なものとなる。
この記事では、主に独学で外国語を学ぶことについて考える。その中でも特に「読むこと」を身につける方法について私が思うことを述べる。
(1)最初に用意するもの、身につけておくべきこと。
英語に限った話ではないが、外国語を学ぶ時には、文字を読めること、発音できることが大切。
最初から完璧な発音を目指す必要はないが、音が分からないと言葉は覚えられない。
私が最初に学んだ外国語は英語だが、まず覚えたのはローマ字。そしてアルファベット。
英語の場合は、ラテン語、ギリシア語、ドイツ語、フランス語由来の単語が多く、発音とスペリングが必ずしも一致しない。だから、初めて出会った単語があるときは、発音をチェックする必要がある。それ故に、まず最初に覚えたほうが良いのは「発音記号」。
最初はカタカナ表記でも良いが、発音記号を覚えておくと、他の外国語を学ぶ際にも大きな財産になる。最も標準化された発音記号(IPA)は頭に入れておくと良い。辞書を繰り返して使用していれば、自然と身につく。各国とも特殊な発音があり、様々な付属記号がついたりするが、英語の辞書の発音記号が読めれば、知識を転用しやすい。
独学するなら、辞書をひきまくることが大切。
英語に限った話ではないが、特に頻繁に登場するものは、なるべく早い段階で暗記してしまったほうがよい。
英語ならば、
「I, my, me, mine, myself」のような人称代名詞(格変化 [主格、所有格、目的格])の変化や、
「am, are, is -- was, were,--been」(繋辞[英語ならbe動詞、ドイツ語ならsein動詞に相当する言葉])や、
have (ドイツ語ならhaben)などの基本動詞の変化はいちいち辞書でひくのは面倒なので覚えてしまったほうが学習がスムーズに進む。
(2) 辞書について
辞書、特に英語の辞書にはたくさんの種類がある。
収録語彙数は「身の丈にあったもの」を選ぶように心がけましょう。
辞書に関しては、「大は小を兼ねる」ことはありません。
初心者のくせに欲張って大辞典を買うのは愚かです。大辞典は一通り文法や単語をマスターしたあとに持つべきもの。大辞典は収録語数が多くても、用例が詳しく掲載されていません。
10000弱の小型辞書からはじめて、だいたいマスターできたなと思えたら徐々に収録語数の多い辞書に移っていくほうが良いと考えます。
(3) 語学するときに、いつも手元に置いておきたいもの
英語は世界で幅広く使われているので、逆に細かな「地名」は意識しませんが、フランス語やドイツ語を学ぶ時には「地図帳」があると便利です。
ネットでも検索できますが、地図のほうが位置関係がつかみやすい。手元に置いておくと、見るだけでも楽しい。
(4) ホントに深く学びたいならば。
本当に1つの言語を学びたいならば、文学作品やその古典にも興味を持つのが自然な流れ。
日本にも「源氏物語」「徒然草」といった古典があるように、英語にも古典があります。
知識として知っておくことは、たとえ一度も日常会話で使うことがなかったとしても、楽しいものですし、心を豊かにしてくれます。
おんなじ英語なのに、まったく分からない!というのはなかなか新鮮な感覚になります。
これも英語なんですけどね。
読めな過ぎて、笑えてしまう。
ぼくはいったい、30年以上、なにを学んできたのだろう?
せつないほど英語が読めないよ😭~。
あぁ、でもね。
こういう古典に触れると、初めて英語を学び始めた時のことも思い出されて初心にもどれるんだよなぁ💧(😃)/💕
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記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします