ひで

公認会計士 山梨県甲府市に妻と子供(♂)の3人暮らし 1974年生まれ 明治大学商学部卒 監査法人トーマツ→TOMAコンサルタンツグループ→みのり監査法人→辻・本郷税理士法人 趣味はポイ活、旅行、不動産投資 夢は海外移住@バンコク

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公認会計士 山梨県甲府市に妻と子供(♂)の3人暮らし 1974年生まれ 明治大学商学部卒 監査法人トーマツ→TOMAコンサルタンツグループ→みのり監査法人→辻・本郷税理士法人 趣味はポイ活、旅行、不動産投資 夢は海外移住@バンコク

最近の記事

アベノミクスと黒田バズーカを振り返る:お金を流通させる仕組みの欠如が生んだ課題

現代の経済政策において、単にお金を供給するだけでは不十分であることが多くの実例から明らかになっています。その核心にあるのは、「流通市場で実際にお金が使われる仕組みを作ること」の重要性です。この記事では、金融緩和政策の限界を踏まえつつ、このテーマについて考察していきます。 目次 金融緩和政策の理論と現実のギャップ 「持合い株」のアナロジーで見る問題の本質 「持合いマネー」が経済を冷やすメカニズム 流通市場でお金を使わせる仕組みの必要性 教訓:流通させなければ意味がな

    • 歴史に学ぶ、教育への投資の価値:旧開智学校が伝える松本市民の未来志向

      目次: はじめに:教育への投資の意味を考える 旧開智学校とは?日本近代教育の象徴 生活が厳しい時代に、なぜ教育に投資したのか 資源の乏しい国で「教育」が持つ意味 教育への投資こそ未来をつくる 私たちも未来を見据えて まとめ:教育が未来を創る 本文: 1. はじめに:教育への投資の意味を考える 先日、長野県松本市の歴史的な建物「旧開智学校」を訪れる機会がありました。この校舎は、日本の近代教育の礎を築いた象徴的な学び舎です。建設当時の地域の人々が、決して豊かで

      • 少子化問題の新しい視点:結婚観を見直して柔軟な家庭づくりを

        目次 1. はじめに:少子化と結婚観の関係 2. 結婚=一度きり?日本特有の結婚観が抱える課題 3. 柔軟な結婚観がもたらす少子化対策の可能性 4. 社会が柔軟な結婚観を受け入れるためのステップ 5. 未来の少子化対策:柔軟な結婚観がもたらすメリット 6. 結婚観の変革が少子化を止めるカギに 1. はじめに:少子化と結婚観の関係 少子化は、今や日本の社会全体が抱える深刻な課題です。少子化の原因として、経済的負担や育児環境の整備不足がよく挙げられますが、「結婚

        • マニアのものからの解放──MINIとiPhoneがたどった「成功の方程式」

          目次 1. はじめに 2. MINIの軌跡: 「小さくて機能的な車」から「プレミアムコンパクト」へ 3. iPhoneの軌跡: 「ジョブズの哲学」を超えた革新 4. 「広がり」を持たせるブランド戦略の妙 5. 結論: ブランドは変化を恐れないことが大切 1. はじめに ブランドの成功には多くの要素が必要ですが、特に「一部のファンからの支持」が最初の大きな推進力になることがあります。ここでは、MINIとiPhoneの成功について考察し、どのようにして彼らが「特定

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          グレートリセットが不安?これからの「安全資産」を考える

          目次 1. はじめに:グレートリセットの不安 2. 現金:インフレに対抗できるか 3. 金のインゴット:確かな価値はあるが保管リスクも 4. ビットコイン:デジタル時代の「価値の保存」か 5. 不動産:物理的資産の安定性と地理的リスク 6. 最終結論:最も安全な「資産」は自己投資 1. はじめに:グレートリセットの不安 地政学的リスクの高まりや急激な経済変動に加え、パンデミックのように予測できないリスクも含めて、今「グレートリセット」が現実のものとなりつつあ

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          消費税を味方に!賢いゴールド投資の最適解

          金地金(きんじがね)は、物価上昇やインフレ対策として人気の高い投資対象ですが、日本国内で取引する際には消費税が絡むため、他の金融商品と比較してコスト構造が異なります。この記事では、金地金と消費税の関係について詳しく解説し、結論として消費税負担がない「金ETF」の活用をおすすめします。 目次 1. 金地金購入時の消費税 2. 金地金売却時の消費税 3. 金地金を購入する際の検討ポイント 4. おすすめの投資方法:金ETFの活用 5. まとめ 1. 金地金購入時の

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          円安は誰のため?~見えない負担を押し付けられる日本の現実~

          目次円安が「良いニュース」と言われる裏側 円安で「笑いが止まらない」政府の財政構造 本当に「儲かっている」と言えるのか? 〜ドルベースでの実態を無視した課税の問題〜 円安がもたらすのは国民への「負担の押し付け」 本当に今の円安が「日本のため」なのか? まとめ 1. 円安が「良いニュース」と言われる裏側最近、ニュースで「円安で輸出企業が好調」という話を耳にするたびに、私は強い違和感を感じざるを得ません。「円安で日本経済が恩恵を受けている」ともてはやされる一方で、その

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          Adoが顔出ししない理由とは?その戦略と魅力を徹底考察

          音楽業界で異彩を放ち続けるアーティスト、Ado。彼女の特徴的な歌声と感情豊かな表現が多くの人を魅了していますが、その正体は明かされておらず、顔も公開されていません。この記事では、なぜAdoが顔を出さないのか、いくつかの理由やその背景にある戦略について考察していきます。 目次 1. 音楽そのものに集中してほしいから 2. プライバシーを守るため 3. 神秘性を保つためのブランディング戦略 4. 表現の自由を確保するため 5. 人間の「想像する力」を引き出すため

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          30年以上ぶりの小学校の運動会に参加して感じたこと

          先日、子供が小学1年生になったことで、公立の小学校の運動会に参加してきました。自分が小学生だった頃から30年以上が経ち、当時の運動会とはさまざまな点で異なっていて、時代の変化を強く感じました。今回は、運動会を見て感じたことを綴ってみたいと思います。 目次 1. 国旗がない!昔は当たり前だったのに 2. 短縮された運動会、お弁当もなし 3. 親の出番がない 4. 少子化によるクラス構成の変化 5. 集団行動には“軍隊的な名残”も 6. 楽しむことを重視する運動会

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          見栄から卒業!公認会計士が見つけた最高にちょうどいい車

          目次 はじめに コンパクトでパワフル!ターボ付き軽自動車の魅力 燃費とパワーの絶妙なバランス:小排気量+ターボの潮流 軽自動車の利便性と充実した装備 見栄よりも実用性を重視した選択 ハイブリッドではなくターボを選んだ理由 (事業用の場合に限る)キャッシュフローの安定性が得られる 結論 1. はじめに これまで車を選ぶ際には、見栄やステータスがどうしても頭をよぎることがありました。しかし、公認会計士として仕事をするうちに、見た目よりも本当に自分にとって「ちょ

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          「モノ消費」より「コト消費」のほうが満足度が高い理由を公認会計士が説明してみた!

          はじめに:モノ消費とコト消費の違い 金利・ローン負担が少なく、長期の負債を避けられる 資産価値の減少がなく、価値はむしろ増していく 維持・管理コストがなく、消費のシンプルさが高い 機会損失リスクが少なく、資産の流動性が保たれる まとめ:ファイナンス的に見ても「コト消費」が合理的な理由 1. はじめに:モノ消費とコト消費の違い現代の消費行動は「モノ消費」と「コト消費」に大きく分けられます。モノ消費は車や家電といった「物」を購入する行為であり、所有することに価値が置か

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          AI時代における「責任」と「人間の役割」

          目次 AIの進化では変わらない「責任」という本質的な役割 上長の「押印」に見る人間の意義 AI時代における「人間の存在意義」 おわりに AIの進化では変わらない「責任」という本質的な役割 法律の世界には、「権利義務の帰属主体は自然人または法人に限られる」という絶対的なルールがあります。これは、どれだけ社会が変化しても揺るがない基本原則です。ここでの「主体」とは、責任を負うことができる存在を指しており、責任の所在が明確であることが法の世界を成立させるための前提でもあ

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          2024年、iDeCoに注目!改正内容とお得な解約方法を徹底解説

          目次 1. はじめに 2. iDeCoの2024年改正内容 • 受給開始年齢の延長 • 加入年齢の上限が65歳に延長 • 運用商品・手数料の見直し 3. iDeCo受取時の選択肢とお得な受取方法 • 一時金で受け取る方法 • 年金形式で受け取る方法 • 一時金と年金を併用する方法 4. 結局どれがお得?選び方のポイント • 収入や他の所得との兼ね合い • 将来の資金ニーズと資金管理 • 控除額の活用と税負担軽減 5. まとめ:2024年はiDeC

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          無人店舗の隆盛と社会全体へのコストについて考える

          目次 はじめに 無人店舗がもたらす「効率化」と「外部化されたコスト」 「合成の誤謬」としての無人店舗の増加 無人店舗が社会全体にとって良い存在であるために 結びに はじめに 近年、無人店舗の増加が注目を集めています。効率化と低コスト化を求める企業にとって、無人店舗は人件費を大幅に抑えられるという大きな魅力があり、特に人手不足が深刻な小売業界にとってはありがたい選択肢となっています。しかし、無人店舗が増えることで新たに生じる課題があるのも事実です。その一つが「社会

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          人間が変わる3つの方法~山梨県里親大会に参加して思ったこと~

          私は、2024年10月27日、山梨県里親大会に参加してきました。この大会は、里親制度を広く知ってもらうことを目的としています。参加者には里親経験者の方々もおり、その体験談を直接聞くことができました。話を聞く中で、里親として活動することが人をどのように変え、どれほど深い関係性を築けるのかを改めて感じ、心を打たれました。 里親制度は、家庭での養育が難しい子どもを一時的または長期的に家庭に迎え入れ、愛情をもって育てる制度です。たとえば、親と暮らせない子どもたちが、家庭で安定した生

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          エスカレートする社会の複雑化と幸福度の関係について考える

          現代社会は、私たちの生活を一層便利にし、豊かにしてきた科学技術の発展と制度の充実によって、目まぐるしい複雑化を遂げています。生活の利便性や労働環境の改善、情報技術の進歩など、さまざまな面で私たちは恩恵を受けていますが、一方で、この「社会の複雑化」が人々の幸福度にどう影響しているのかを考え直す時期に来ているのではないでしょうか? 今回は、社会の複雑化と人々の幸福度の関係について、そのメリットとデメリットの両面から考えてみたいと思います。また、社会の仕組みを作っている「エリート

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