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30年以上ぶりの小学校の運動会に参加して感じたこと

先日、子供が小学1年生になったことで、公立の小学校の運動会に参加してきました。自分が小学生だった頃から30年以上が経ち、当時の運動会とはさまざまな点で異なっていて、時代の変化を強く感じました。今回は、運動会を見て感じたことを綴ってみたいと思います。

目次

1. 国旗がない!昔は当たり前だったのに
2. 短縮された運動会、お弁当もなし
3. 親の出番がない
4. 少子化によるクラス構成の変化
5. 集団行動には“軍隊的な名残”も
6. 楽しむことを重視する運動会へ
7. 終わりに

1. 国旗がない!昔は当たり前だったのに

運動会といえば、校庭に飾られた万国旗が象徴的でした。風になびく国旗の彩りが、運動会らしい雰囲気を作り出していました。しかし、今回の運動会には国旗の旗がなくて少し驚きました。国際情勢や合理化の影響かもしれませんが、子供と一緒に「どうしてだろう?」と考える機会にもなり、時代の流れを感じる場面でした。

2. 短縮された運動会、お弁当もなし

私たちの時代は、運動会が午前・午後の2部構成で、お昼は親が作ってくれたお弁当を家族で食べるのが一つの楽しみでした。しかし、今回の運動会は午前中だけで終わり、お弁当もなし。「家族でお弁当を囲む」という楽しさが減ってしまったのは少し寂しいですが、アフターコロナの影響もあるため、開催されるだけでもありがたいと感じました。

3. 親の出番がない

そして、昔は「親も参加できる競技」があったのですが、今回は一切ありませんでした。私の時代は親だけの綱引きや親子での競技などがあり、親も一緒に盛り上がる時間があったものです。親が参加することで、子供たちも大いに盛り上がっていたように思いますが、今は観客席から見守る形に変わっていました。

4. 少子化によるクラス構成の変化

少子化の影響で、学年ごとにクラスが1つしかなく、競技も1・2年生、3・4年生といったように学年をまたいで行われます。昔のような「絶対負けないぞ!」というクラス間の対抗意識が生まれにくく、運動会の醍醐味が少し変わっているのを感じました。

5. 集団行動には“軍隊的な名残”も

運動会の進行を見ていると、笛の合図で一斉に動いたり整列したりする場面に少し“軍隊的”な印象を受けました。規律や統率が求められる動きには、「体と心を鍛える」という運動会の伝統的な要素が今も少し残っているのかもしれません。

6. 楽しむことを重視する運動会へ

閉会式では1年生の子が「楽しかった!」を連呼していたのが印象的でした。私たちの時代の運動会は、もっと「競争心」を育む場でもありましたが、今は順位や勝敗よりも、みんなで楽しむことが大切にされているようです。オリンピックでも「楽しんで競技をする」という価値観が広がってきたように、運動会も「楽しむ」価値を学ぶ場所へと変わっているのかもしれません。

7. 終わりに

30年以上ぶりの小学校の運動会、時代の変化を肌で感じました。昔とは異なる部分もありますが、新しい価値観や楽しみ方も生まれています。これからも、子供たちが思い出に残る運動会を体験し、楽しんでいってほしいと思います。

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