【読書感想文】1日1論語~なぜ学ぶのか~#9失敗から学ぶ
1日1論語シリーズでは、論語をビジネスの視点から解説した田口 佳史の著書『超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ』を読んで、私の感じたこと思ったことを「はやとく超訳」として記事にしています。
論語に触れることで、人生観に変化をもたらしたり、悩みの解決を目的としています。
『論語』は、人生のいろんな場面でヒントを与えてくれる教えです。その時の気持ちや状況によって解釈が変わることもあります。今はピンッとこなくても、振り返ることでヒントを見つけることができます。
それでは、今日の1日1論語スタート!
➤今日の論語
過ちては則(すなわ)ち改むるに憚(はばか)ること勿かれ。
学而第一 8
➤超訳
間違ってしまった時は、潔く認めて改める。これをいやがってしまうと、成長はストップする。
(引用:超訳 論語 「人生巧者」はみな孔子に学ぶ)
➤失敗から学ぶ
著者の田口さんが言うには、重要なのは、勝負に勝つか負けるかではなく、負けた後に何を考えるか。成長するためには、自分に何が足りなくて何が間違っていたのかを分析して、強化・修正することが必須。
負けを繰り返すことで次第に将来の勝ちに近づいていく。だから、仕事で間違いがあったり、失敗をしたりしても、へこたれることはない。
➤はやとく超訳
失敗に関する名言はいろんな方が残しています。その中でも私が1番好きな名言はこちらです。
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。
(故 元プロ野球選手・監督 野村克也)
勝負に勝つときというのは、実力以外の何かの作用が働き、それが結果的に勝利に繋がっただけ。しかし、勝負に負けるときというのは、その結果に至った理由が必ずどこかに存在するものだ。
負けた試合には、次に勝つためのヒントがたくさんあります。
相手ピッチャーの得意な球種や自チームのバッターの癖など。負けた原因だと思うところを徹底的に強化することで、次の勝ちにつなげました。それを繰り返すことで最終的にはリーグ優勝へ何度も導いています。
勝負に勝ったり成功するのって、条件だったり運だったりがうまい具合にフィットしたからなんですよね。
負け要素・失敗要素を分析して、限りなく排除していくことで勝ち・成功にもより近づいていくのです。そうやって掴んだ成果は、限りなく実力に近いものになります。そう野村克也監督は教えてくれます。
でも、やっぱり、だからと言って、失敗っていやですよね!
そんなあなたに、私も実践しているオススメの方法を紹介して終わりたいと思います。
それは、「失敗ではない、データ集めのための試行」と自分に思い聞かせることです。
例えば薬剤師として利尿剤の説明をしている場合。
「『尿を出して血圧を下げる』と説明したら、『頻尿になる』と理解される(結果)になるのか」
「この患者の場合は、『むくみ』という言葉を使った方が理解してもらえるのか」
と結果を成功・失敗で分けるのではなく、ただのデータとして扱うように心がけることです。そして、そのデータをもとに「次はこう説明してみよう、言葉を選んでみよう」と考えます。
ちょっと強引ですかね(笑)。
私は仕事以外でもこの方法で、気持ちがだいぶ楽になった気がしています。
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