ワークショップ型イベント レポート〜第9回 ヌーラボの採用広報を徹底解剖!超成長企業が大切にしている採用広報とは〜 【10/26(水)開催】
こんにちは!People Lab KYUSHU(P-Lab)の酒井です!
10/26(水)にペパボ天神ステージで、第9回 ワークショップ型イベントが開催されました!
今回のテーマは「超成長企業の採用広報術とは」という内容です✨
ヌーラボでの取組事例を伺いながら採用広報の目線を身につけるためのワークショップを行いました。
ゲスト
今回のご登壇者は、株式会社ヌーラボのアンヂェラさんこと、安立 沙耶佳さんです!
ワーク① 自己紹介
ヌーラボのご説明があったあと、早速ワークが始まります。
まずは、チームで自己紹介です。自己紹介でのポイントは👇
今回のイベントではこのような「メッセージ」をテーマに進んでいきます。
ヌーラボが考える「採用広報」とは?!
採用を頑張る=組織・制度・広報ができている前提
アンヂェラさんは前職で現在の株式会社リクルートの人材紹介部門にいらっしゃいました。お仕事をされていく中で、しっかり採用ができている会社とそうでない会社の違いに注目されるようになったそうです。どんなに人が不足している市場でも、採用できている会社はある。会社の魅力はかさ増しできないので、きちんと広報や組織づくりできている会社が強い!と気付き、
現職のヌーラボに人事として入社される際には「採用広報できないなら、入らない!」というくらいの想いがあられたそうです。
まずいい会社をつくって、それが伝わる採用活動をするの順番で取り組むと良い採用ができるというわけですね!
採用でスカウトなどを送るととても成果がでやすくわかりやすいので、そこから始めてしまったり、時間やお金をかけてしまいがちですが、
自社に合う人材に正しく情報や魅力を伝えて、そこから来てくれる1人では全く質が違いますよね…
ヌーラボのコラボレーションツールメーカーとしてのポリシーはこちらです。
お客さまに提供するツールを、まず自社で使ってみる。お客さまに対して、このツールを使ったら、どのような会社になるのか体現してみせるというのが役割であり、だからこそ組織づくりからやっていく。この考えがアンヂェラさんの採用の根本にあるんですね!
そして!!重要なのはそれを「正しく」知らせてていくこと。これが採用広報です👍
採用広報活動のポイント
採用広報の4P
これは基本ですね〜! 必ず、しっかり伝えていきましょう💪
Negative(≒Real)
RJP(Realistic Job Preview)、直訳すると、「現実的な仕事情報の事前開示」です。採用活動の時に、候補者に対して開示する情報のことを言います。
悪い面も含めたありのままの仕事や会社の状態を伝えることで、入社後のギャップを減らすことができます。(定着を重視した考え方です)
候補者も会社との適合性を判断することができますし、企業の誠実さをアピールでき、そこが愛着に繋がったりもします。
質の高い採用をするためにはこれも必要な項目ですね。盛って伝えちゃダメですよ⚠
自己効力感
「自分の可能性を認知すること」だそうです。
ベンチャー企業への転職だと、もしかしたら給与が下がるかもしれない、福利厚生も整っていない、勤務時間も長くなるかもしれない…などなどネガティブに映る要素があるからこそ、「自分がこの会社のためになれるという“自信”を与える」ことが重要なんですね。
ワーク② #タグ付け合戦 !!
自社の魅力・特徴を伝えるときに、1本槍で戦っていませんか?
アンヂェラさんが意識しているのは掛け合わせです。たくさんの特徴をかけ合わせることにより、競合と戦え、選んでもらえる企業になれるんです。
そこで2回めのワークは、2分間で自社の#タグをいくつ書き出せるか!!というものでした。
会場の皆さんだいたい5〜8くらい書き出せてましたよ💓
こういったワークをすると改めて自社の特徴の整理ができますね。
1つ1つはそんなに目立たない特徴だったとしても、組合わさればオリジナルの特徴になり魅力的なものになるはずです😆
差別化3Step
先程差別化には組み合わせが大切ですよーというお話がありましたが、
より魅力的にするには、「差別化の3Step」が有効ということを今回学びました。
事実の差別化って難しいとおっしゃるアンヂェラさん。
例えば、「男性の育児休暇取得率100%です」というタグ付けができる会社とします。でもそのような会社は調べると結構でてきます。
1つ1つのタグを強化するためには、背景を語るということがオススメです。
発信には、noteやブログを書くことが良いそうです。(エージェントさんを介さなくても候補者に届く手法で!)
実際にやられていた例でいくと、
ダイバーシティのポリシーを作る→つくった経緯をブログにする→つくったメンバーがイベントを運営・配信する
こういった感じで、候補者に伝わるように設計していくんです。
ストーリーが見えると納得感も増しますね!
ワーク③ ストーリーで紡ぐ差別化戦略
アンヂェラさんがヌーラボでつくった制度の1つに「リゾートワーク制度」というものがあります。制度の内容は教育研修×福利厚生という素敵な制度なのですが(リゾートワーク制度についてはこちら)、できた経緯がすごいんです。
もともと宮古島でオフィス出してください!というお声がけがあったのですが、色々問題があり厳しい…と。しかし、こういうやり方っだったら宮古島でお仕事ができます!(私達も行きたいし!笑)と提案したのがこのリゾートワーク制度なんだそうです。
つまり、会社のビジョン・ミッションを実現するための施策になんとかこじつけることはできないかという発想から始まったんですね。こじつけるためには理由が必要です。なぜこれがこの会社に必要なのか、ということをしっかり考えることができ、企画できることが重要ですね。
さて最後のワークではこの考える力を確かめていきました。
大号令の内容はこんなかんじです〜
このワークめちゃくちゃ難しいのですが、めちゃくちゃおもしろいんです😏
なぜやるのか?を後付けで考えるという、みなさんの技が光るワークとなりました。
時間が短かったにも関わらずどのグループも施策と案がしっかり結びついていて驚きました👏
今回作成した背景やストーリーが最初に書いた#タグを補強していくことが学べました。よりタグを具体的に、メッセージの肉付きが増えていくようにみなさん日々考えていきましょうー!
労務コーナー「ZeroDock」
こちらのセミナーですが、FECC(福岡市雇用労働相談センター)が主催で行われています。今回はFECCが運営している「ZeroDock」をセミナーにご参加の皆さんで体験してみました📱
ZeroDock記事はまた別でお伝えしようと思います🙌
終わりに…
内容の濃い1時間半…!
なんといってもワークショップの内容が面白くて、どんな話し合いが行われていたのか、各グループの内容を全部聞いてみたかったです👂
初めましての方とワークショップするのって少しドキドキしませんか?(私は緊張しちゃいます💦)
でも、こうやって同じ悩みや想いをもった方達とお話してると、明日からも頑張ろーっていう気持ちになれます。
お仕事終わりのお時間ですが、最後には疲れも忘れるくらい充実した時間を過ごせると思うので、皆さまのご参加お待ちしております!(ちなみに次回は金曜日開催です!)
毎回行っている懇親会(会場の近隣のお店で行っています)は、セミナーではなかなか話せないご登壇者の方と直接お話ができる貴重な機会となっています!
これもっと聞きたかった!や他社事例を知れるとってもハッピーな場なので、美味しいごはんとともに皆さんで仲良くなりましょー👏
始めましての方も大大大歓迎です😊
次回セミナー情報
さて次回11月25日(金)はここまで2回に渡り続いてきた採用広報強化期間の第3弾、最終章です!
株式会社Bot Express 執行役員PR、コーポレート担当の松尾明美さまをお迎えし、「採用広報」を強化するための基本フレームから、起こりがちな問題、着手するにあたっての具体的なアクションについて学びます。
大企業からスタートアップまで、幅広いフェーズの企業で「明日から実践できる採用広報」を学べるということで、超、超おみやげ🎁が多くなること間違いなし!ですね🙌 楽しみです💖
お申込みはこちら👇
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地方から人事の力をパワーアップさせ、人事としてのポテンシャルが最大化できるようにしたい!という想いから立ち上げました。採用・労務・評価制度・規約関連・契約書関連など、あらゆる「人」に関するコトを、相談や事例共有、勉強会ができます。
人事として繋がりが欲しい福岡の方!ぜひご参加をおまちしております。