2050年に資源は残ってる?経済発展のすごい国『BRICS/ブリックス』
中国やインドの経済成長がすごいことは耳にしたことありますよね。
経済発展の著しい大規模新興国、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5つの頭文字をとって命名されたのが『BRICS/ブリックス』です。
今回は、『BRICS』の国々がどのような経済発展を遂げていて、資源消費の増えた世界はどうなるのか?を紹介していきます。
『BRICS/ブリックス』とは?
『BRICS』とは、2001年末にゴールドサックスのエコノミスト、ジム・ジオニールが生み出した言葉で、経済発展の著しい大規模新興国、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5つの頭文字をとって命名されました。
国土や資源、人口が多い5か国は東南アジアの新興国を大きく超える潜在性を持っています。
『BRICS』の成長
『BRICS』は1990年代後半から完全に足踏みしていた世界経済は2003年以降急激に規模を拡大して、5年後には倍近くの消費をするようになりました。
GDPが倍になったということは、生産額と消費額が倍になった計算になります。
当然、資源の消費量は増加し「豊かな大衆」は増加しました。
世界の人口推移
国際連合人口基金(UNFPA)が2002年に行った人口推計によると、世界の人口は1950年には約25億人であったが、その後人口は増加し続け1960年には30億人、1975年には40億人、1990年に50億人、2000 年には60億人を超え、2003年には約63億人に達しています。
さらに国際連合が2021年4月14日に発表した「世界人口白書2021(The State of World Population 2021)」によると、2021年の世界人口は78億7500万人で、昨年に比べ8000万人増加したと報告しています。
人口増加の中心となる国が『BRICS/ブリックス』なのです。
もう昔の生活には戻れない
『BRICS』の成長によって、資源の消費量は増加し「豊かな大衆」は増加しました。
人口の増加が収まったとしても、スマートフォンやPCなどをもう手放すことができないように、いったん豊かになった大衆の資源消費は後戻りできません。
それどころか多くの経済・金融機関は2050年に向かって資源消費量が2倍以上に膨らむと見られています。
世界一安いインドのスマートフォン
発展途上国でスマートフォンを1人1台使うようになったら資源はどうなるのか?考えるだけでもゾッとしますよね。
インドでは251ルピー(約460円)と世界で最も安いスマートフォン「Freedom 251」を2016年に開発しています。
製造コストは、1,719ルピー(約3,150円)でしたが、インドの開発者会社は、国民へ普及させるために利益をとらない方針を取りました。
そのおかげで予約台数7,350万台を発売2日で達成しましたが、資源は減っており現在では、台湾から部品を取り寄せて製造しています。
最後に
今回は、『BRICS/ブリックス』の国々がどのような経済発展を遂げていて、資源消費の増えた世界はどうなるのか?を紹介しました。
『BRICS/ブリックス』とは、2001年末にゴールドサックスのエコノミスト、ジム・ジオニールが生み出した言葉で、経済発展の著しい大規模新興国、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5つの頭文字をとって命名されたものです。
国土や資源、人口が多い5か国は東南アジアの新興国を大きく超える潜在性を持っており、『BRICS』の成長によって、資源の消費量は増加し「豊かな大衆」は増加しました。
人口の増加が収まったとしても、スマートフォンやPCなどをもう手放すことができないように、いったん豊かになった大衆の資源消費は後戻りできません。
それどころか多くの経済・金融機関は2050年に向かって資源消費量が2倍以上に膨らむと見られているのです。