【短文エッセイ】マナー、常識、普通
最近、石破総理がおにぎりの食べ方が汚いとか箸の持ち方が悪いとかでバッシングされている。だから、マナーついて考えてみた。
まず、マナーとは何か。言葉の定義は色々あるんだろうけど、個人的には人を不快にさせないための行儀というか配慮みたいに思っている。総理のあの食べ方で不快な思いをする人はいると思う。ご飯を食べるとき音をたてたり、汚い食べ方の人がいるとそれを生理的に受け付けない人は不快に感じるだろうから。だからマナーは大切だ。ただ、箸の持ち方というのはどうだろう。気になることはあっても生理的に受け付けない人はいるだろうか?
橋の持ち方などは正解、常識とされるものがあるからこそ、外れたやり方をおかしいと感じたり気になったりする。じゃあ、その正しいやり方はどうやって決まったのか。貴族とか権力者?
ポケットに手を入れたまま、人と話すとか、箸の持ち方が悪いとかがマナーの悪い行為になったのなどうしてなのだろう。就活が始まると髪色を黒に戻さないといけなくなった理由は?
立場が上の人間が難癖つけたのが始まりなのかな?とか考えている。
公共の場で騒がないとか、風邪をひいたらマスクをするとか、食べ方とかは誰かが決めたわけではないと思う。人を不快にさせないために、自分も嫌だからという具合で暗黙の了解になったと思う。
じゃあ、それ以外は? 体育会のルールみたいな感じ?先輩に指摘されたから、自分も後輩にされると気にくわない。みたいなのが続いて広まった結果?
のび太のくせに生意気だ!みたいな人間が多かったのかな。なんかそれ、気にくわないなー舐めてるの?みたいな。威張りというか弱い立場の人間への嫌がらせというか、性格の悪さというか。
一定数のマナーや常識ってのはこういう性格の悪い人間が作り出したのかもしれない。ある意味、普通のおしつけ。