【発達障がい改善法】緑地+有酸素運動/脳科学澤口俊之先生の教育相談③
前回の記事では、ASDの長男(全IQ89)が澤口俊之先生の教育相談を受け、診断までの経緯についてお話ししました。
今回は、澤口先生から、「発達障がいを改善するための方法」についてご指導いただいたいくつかの方法を順にお伝えしたいと思います。
【発達障がいは改善できる!!】
澤口先生から、
「すでに小学生なので、改善には時間がかかるかもしれませんが、今からお伝えすることを実践すれば、必ず発達障がいは改善できます」
「IQが100を超えることも可能です」
そう力強く仰られました。
その言葉にとても勇気をもらいましたが、それと同時にいったいどんな高度なことを言われるのだろうかとドキドキしました。
そんな緊張感とは裏腹に、澤口先生はさらっと、
「とても簡単なことです。緑地でジョギングしてください。」
と仰りました。
(ジョ、、ジョギング!?)
難しめの脳トレや特別なトレーニングを想像していたので、意外すぎる回答に拍子抜けしてしまいました。
しかし、澤口先生は、緑地での有酸素運動こそが脳機能を確実に向上させ、発達障がい的な症状を改善するのだときっぱり断言されたのです。
ちなみに、長男が就学相談で受けたWISCの結果はこちらです。↓
【緑地+有酸素運動の効果】
何度も言いますが、発達障がいの改善法の基盤となるのは、何よりも緑地での有酸素運動、特にジョギングだそうです。
緑地でのジョギングは、1日20〜30分が理想的ですが、たとえ5分でも効果があるとのこと。また、しっかりと地面を蹴って走ることが大切だとされています。
ジョギングをはじめとする有酸素運動が、脳の前頭前野の機能を向上させ、発達障がいの改善に役立つ理由について、澤口先生は、生理的・神経的なメカニズムをはじめ、関連する論文やデータも交えながら詳しく説明してくださいました。
(※前頭前野は、意思決定や注意力、記憶、感情の制御などを担う、いわば脳の司令塔とも言われる重要な部位です。)
以下に、その理由をまとめます。
さらに、緑地など自然環境に触れることでストレスが軽減され、集中力や記憶力をつかさどる前頭前野の活動が活性化するそうです。また、緑地で過ごす時間は心を落ち着かせ、リラックス状態を作るため、自律神経のバランスを整える効果も期待できます。
緑地✕ジョギングは、脳機能の向上、発達障がいの改善に役立つ最も最良のレシピなのです!!
さて、運動が苦手な長男にどうやってジョギングを促すかが課題です。
ジョギングにこだわらず、毎日楽しく「走る」という行為を続けられる方法を考えた結果、公園で鬼ごっこを始めました。私がリアルに鬼の演技をするので、長男も楽しんでくれているようです(時々本気で怖がって逃げていますが)。
休み休みでも、10分ほど走ることができています。
また、小さなお菓子(ゼリーやグミなど)をベンチに置き、「どっちが先に取れるか競争」をする遊びも取り入れています。
公園には早朝トレーニングをしている社会人や学生さんもいて、良い刺激を受けられる環境です。私自身も一緒に走ることで汗を流し、少しでもお腹周りのお肉を減らせたらいいなと期待しています。長男がやる気を出さない日は、「ママのダイエットに付き合ってくれない?」とお願いしてみると、「ママにはキレイでいて欲しい」という気持ちからか、「いいよ!付き合ってあげる」と言ってくれることも。
ジョギングに限らず、少しずつ「走る」習慣が身についてくれれば嬉しいです。
〈つづく…〉
🍀おわりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
次回は、〜発達障がい改善法その2〜をお伝えします。
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