きよ@HSPママ✕ASD長男の発達ライフログ

🍀HSP気質のママが、ASDの長男との日々を通じて体験したことや学んだことをシェアします。 🍀趣味は心理学や脳科学について本を読んだり、調べることです。子育ての工夫や役立つ情報をお届けできればと思います。

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マガジン

  • 脳科学澤口俊之先生の教育相談

    「発達障がいは改善できる!!」 そう断言される脳科学者・澤口俊之先生の教育相談でご教示いただいた内容をシェアします。

最近の記事

【様々な発達障がい改善法】脳科学澤口俊之先生の教育相談⑤

前回から引き続き、ASDの長男(全IQ89)が小1の夏休みに受けた、脳科学者澤口俊之先生からご教示いただいた「発達障がいを改善させる方法」についてお話したいと思います。 前回までの記事↓ 発達障がいを改善するには、脳の前頭前野を鍛えることが重要だとお話ししました。具体的には、緑地での有酸素運動やワーキングメモリーの訓練が効果的であることを、前回までの記事でご紹介しました。 今回は、それ以外にも脳機能を向上させる方法をご紹介します。 【読書法】 絵本や本を読み聞かせる

    • 【発達障がい改善法】ワーキングメモリー訓練法/脳科学澤口俊之先生の教育相談④

      前回の記事では、ASDの長男(全IQ89)が脳科学者・澤口俊之先生の教育相談を受けるまでの経緯や、相談の中で受けた診断、そして発達障がい改善のための具体的な方法の1つ目についてお話しました。 今回の記事では、脳機能を向上させ、発達障がいの改善を目指す具体的な方法の2つ目についてお伝えしたいと思います。 前回までの記事↓ 【 数字カードを使ったワーキングメモリー訓練法】 発達障がいの改善には、脳機能の向上が重要であり、その2つ目の方法として「数字カードを使ったワーキング

      • 【発達障がい改善法】緑地+有酸素運動/脳科学澤口俊之先生の教育相談③

        前回の記事では、ASDの長男(全IQ89)が澤口俊之先生の教育相談を受け、診断までの経緯についてお話ししました。 今回は、澤口先生から、「発達障がいを改善するための方法」についてご指導いただいたいくつかの方法を順にお伝えしたいと思います。 【発達障がいは改善できる!!】 澤口先生から、 「すでに小学生なので、改善には時間がかかるかもしれませんが、今からお伝えすることを実践すれば、必ず発達障がいは改善できます」 「IQが100を超えることも可能です」 そう力強く仰られ

        • 【発達障がい診断】脳科学 澤口俊之先生の教育相談②

          《前回の記事》では、小学校の普通級に在籍する当時7歳のASDの長男(全IQ89)が、脳科学者である澤口俊之先生の教育相談を受けるに至った経緯についてお話しました。 澤口先生が所長を務める人間性脳科学研究所に、長男の教育相談を依頼するメールを送りました。すると、すぐに澤口先生のオンライン教育相談に関する詳しい案内と申し込み書類が送られてきました。 ただ、予約待ちがかなり多く、年齢的に手遅れになりそうな方や発語がないなど、緊急性の高い相談を優先して対応しているとのことで、かな

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        • 脳科学澤口俊之先生の教育相談
          5本

        記事

          【不登校の兆し】脳科学 澤口俊之先生の教育相談①

          【普通級に通うことに決めた理由】 ASDの長男が幼稚園年長の時、就学相談でWISC検査を受けました。結果として、全IQは89で、特にワーキングメモリーと処理速度が低いことが分かり、何かしらの支援が必要と診断されました。しかし、最終的に普通級への在籍を決めたのには、いくつかの理由があります。 まず、住んでいる学区内の小学校には、特別支援学級が設置されていませんでした。 そこで、近隣の小学校にある特別支援学級を見学しました。しかし、そこでの状況がかなりカオスで、本人がすご

          【不登校の兆し】脳科学 澤口俊之先生の教育相談①

          子育てに使えるラベリング効果について

          【Voicyにしむら夫婦の子ども発達LABOラジオを聴いて】 子育てや発達障がいについて情報を集める手段として、私はVoicyをよく利用しています。多様なジャンルでさまざまなリスナーが配信しており、とても役立つ情報を得られる場です。その中でも特に、発達障がいのあるお子さんを持つ保護者におすすめしたいのが、にしむら夫婦の「こども発達LABO.ラジオ」です。言語聴覚士と理学療法士のご夫婦が、ASDをはじめとする子どもの発達障がいに関する情報を発信しており、夫婦漫才のような掛け

          子育てに使えるラベリング効果について

          早期英才教育の危険性〜フラッシュカードについて〜

          以前、澤口俊之先生の著書『発達障害の改善と予防』を読んだ感想をお伝えしました。その中で、非科学的な早期英才教育を行うことで、人為的に脳の歪みを引き起こし、結果として発達障害的な症状が現れる可能性について触れました。 【フラッシュカードは脳の発達を阻害する】 その代表例の一つが「フラッシュカード」です。国旗、漢字、数字、絵カードなどを、まさに“フラッシュ”のように次々と素早く見せ、親や指導者がそのカードに対応する言葉を発し、または子どもに素早く答えさせるという方法です。有

          早期英才教育の危険性〜フラッシュカードについて〜

          読書感想文〜澤口俊之著『発達障害の改善と予防 家庭ですべきこと、してはいけないこと』〜

          澤口俊之氏の著書『発達障害の改善と予防 家庭ですべきこと、してはいけないこと』を読んでの感想と学びをお伝えします。 この本では、発達障がいの「支援」ではなく「改善」に重点を置いた方法が論じられており、非常に興味深い内容になっています。多くの場合、発達障がい児には環境調整やサポートがメインで語られることが多い中、この視点は新鮮で、目を引かれました。 特に印象的だったのは、「発達障害ではない子どもでも、科学的根拠に欠けた幼児教育が原因で、発達障害的な症状(脳の歪み)が現れるこ

          読書感想文〜澤口俊之著『発達障害の改善と予防 家庭ですべきこと、してはいけないこと』〜

          作業療法士さんオススメ!手先の巧緻性を向上させる遊び

          ASDで、手先が不器用な長男が年長の頃に通っていた作業療法の先生から教わったことをシェアします。 【段階的なアプローチで手先の発達を促す】 長男は月1回の作業療法を毎回楽しみにしていました。約1時間母子分離で、作業療法士さんと二人でさまざまな運動器具(遊具)を使いながら、楽しくトレーニングに取り組んでいました。毎回、長男の課題とその対策について、作業療法士さんが丁寧に教えてくださり、とても勉強になりました。 まだ年長なので、訓練というよりは遊びの中で運動スキルを身につけ

          作業療法士さんオススメ!手先の巧緻性を向上させる遊び

          不器用な長男が作業療法で取り組んできたこと

          【不器用な長男の日常生活での困り事】 長男は、WISCの検査で処理速度が低い結果が出ており、とても不器用です。幼稚園時代、日常生活の中で以下のような困りごとがありました。 ◎食事中の食べこぼしが多い 長男は食器をしっかりと持つのが難しく、食べ物を口に運ぶ動作がぎこちないため、食事中に食べこぼしが多い。特にカレーやチャーハンをすくうとき、お皿の外にこぼしてしまうことが多い。またスプーンを口に運ぶ際にこぼれ、衣服やテーブル、床を汚してしまう。 ◎着替えや靴の脱ぎ履きに時

          不器用な長男が作業療法で取り組んできたこと

          クラスで『トラブルを起こす子』の親に感じるモヤモヤの正体とは?

          【小2の長男のことについて少し】 現在小学校2年生の長男は、ASDとADHDの診断を受け、療育に通いながら、公立小学校の普通級に在籍しています。就学相談では、特別支援学級にするか通級指導教室を利用するか、それとも普通級で担任の先生のサポートを受けるかの選択で迷いましたが、結果的に普通級に通うことを決断し、現在に至っています。 長男の場合、処理速度が遅く、作業に時間がかかる点や、切り替えが苦手な点が小学校生活での課題です。しかし、他人に暴力を振るったり、暴言を吐いたり、

          クラスで『トラブルを起こす子』の親に感じるモヤモヤの正体とは?

          ワーキングメモリーを鍛えるなら〇〇で遊ばせよう!!

          長男が就学相談の一環で実施したWISC-Ⅳの結果、ワーキングメモリー指標と処理速度指標が低く、小学校では何かしらのサポートが必要であることを説明されました。IQは基本的に成長しても変化はないと言われてますが、ワーキングメモリーや処理速度を向上させるために何かできることはないか、発達センターの心理士さんに相談してみました。 すると、心理士さんは、 「〇〇で遊ぶと、ワーキングメモリーが強化されるからオススメですよ!」「うちの孫にもやらせてるんです!これで遊ばせたら絶対に頭の働き

          ワーキングメモリーを鍛えるなら〇〇で遊ばせよう!!

          WISC-Ⅳ〜ワーキングメモリーの低さとサポートについて〜

          【ワーキングメモリーとは何か】 長男の就学相談の一環で実施したWISC-Ⅳの結果、処理速度に次いでワーキングメモリーの数値が88と、平均より低めでした。 詳しいWISC-Ⅳの結果については、こちらをご覧ください。   ↓ ↓ ↓ ワーキングメモリーとは、聴覚的な短期記憶を使って情報を処理する能力のことです。短い間、情報を保持しながら、それを操作したり使ったりする力を指します。たとえば、電話番号を一時的に覚えてかける、計算の途中で数字を覚えておく、といった作業に必要です

          WISC-Ⅳ〜ワーキングメモリーの低さとサポートについて〜

          WISC-IV〜4つの指標からわかることと処理速度の低さとサポートについて〜

          【ASDの長男の就学相談について】 ASDの長男が年長にあがり、小学校入学前の就学相談を受けました。この相談では、WISC-IVの結果や幼稚園での行動観察、担任の先生からの聞き取り調査をもとに、小学校でどの程度の支援が必要か、特別支援学級や通級指導教室の選択など、どのような環境設定が適切かを考えていきます。 今回は、長男が年長に上がって6月に受けたWISC-IVの結果について、詳しくお話したいと思います。 【WISC-IVの結果】 渡された結果を見て、想像以上に数値

          WISC-IV〜4つの指標からわかることと処理速度の低さとサポートについて〜

          チック症と向き合う〜漢方治療の効果〜

          【チック症の始まり】 幼稚園の年少の秋頃、長男にチック症状が現れました。首を振ったり、目をパチパチさせる動きが見られたのです。発達センターの外来で医師に相談したところ、「運動会やお遊戯会、遠足などの行事が続き、集団での練習が増え、自由に遊べる時間が減ったことがストレスになったのではないか」と言われました。 私は、日頃から長男を叱ることが多かったため、「自分の接し方が原因で発症させてしまったのではないか」と、とても落ち込んでいました。しかし、医師から「かつては親の育て方が

          チック症と向き合う〜漢方治療の効果〜

          特性を強みに変える〜ASD・ADHDの特性と人類の進化の背景〜

          【はじめに】 長男がASD(自閉スペクトラム症)と診断されたとき、私は彼の将来が心配で、この先社会の中でどうやって生きていくのだろうとクヨクヨ考えていました。 でも、彼の好きなことに対する情熱や知識の豊富さを見ると、「マイナス面ばかりではないのでは?」と感じることも増えてきました。 たしかに、規律の多い現代社会では「障がい」と映るかもしれませんが、彼の特性を強みにできる環境や好きなことに没頭できる場を見つけられたら、きっと幸せな生き方に繋がるのではないかと考えました。

          特性を強みに変える〜ASD・ADHDの特性と人類の進化の背景〜