療育事業所選び、母親の直感が決め手!?
【まずはホームページで検索】
発達センターの帰り、受付で「児童発達支援事業ガイドブック」を渡されました。
市内には50以上もの事業所があり、とりあえず自宅から通える事業所をマークして、ホームページで検索開始。
運動療育や音楽療育など、面白そうなプログラムを提供している事業所もあり、興味を惹かれましたが、どこも人気で空きがありませんでした。
各事業所が掲げる理念も様々ですが、長男の課題にマッチするかが重要です。改めて長男の課題を整理してみました。
《長男の課題》
・集団生活にストレスを感じやすい
・同年代の友達になじみにくい
・こだわりが強く、一つのことに執着しやすい
・切り替えが苦手で、次の行動に移るまでに時間がかかる
・自分の思い通りにいかないと癇癪を起こす
これらを考慮し、ソーシャルスキルを重視している事業所を中心にさらに調べ、最終的に3か所に絞り込みました。
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《A事業所》10人以上の大集団療育
◎送迎:あり
◎預かり:幼稚園降園後〜18時まで
土曜日は朝から夕方まで預かりあり。
◎メリット:子ども同士の対人面のやりとりを覚えら
れる。
他の子どもたちを見て学ぶことができる
順番を守る、周りに迷惑をかけない、
などのルールを学ぶことができる。
◎デメリット:もともと対人面が苦手だったり、人に
対して敏感だと不安が強くなりやすい。
集団で同じプログラムを行う場合、その
日のコンディションや、本人の発達に合
わせてプログラムを変更しづらい。
集団の中に入っても、かえって自分を出
すことができないこともある。
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《B事業所》3〜4人程度の小集団療育
◎送迎:あり
◎預かり:幼稚園降園後〜18時まで
土曜日は朝から夕方まで預かりあり。
◎メリット:A事業所と同様。
大人数ではないので、人に対して敏感な
子どもでも馴染みやすい。
◎デメリット:集団で同じプログラムを行う場合、そ
の日のコンディションや、本人の発達に合
わせてプログラムを変更しづらい。
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《C事業所》マンツーマンの個別療育
◎送迎:なし
◎預かり:40分〜50分
◎メリット:子どもの発達やその日のコンディション
に合わせてプログラムを柔軟に変更でき
る。
自分をよくわかってくれる(自分に合わせ
てくれる)大人とのマンツーマンのやり取
りで、安心して自分を出すことができる。
◎デメリット:集団療育のメリットを享受できない。
送迎がなく、預かり時間も短いので保護者
の負担が大きい。
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こうして見ると、B事業所は、集団療育のメリットを享受しながらも、大集団療育のようなデメリットを抑えられるので、良さそうだと感じました。
【事業所の見学】
実際にそれぞれの事業所に足を運んでみると、大集団の療育はかなりカオスでした。活発に動き回る子どもたちに圧倒され、長男は少し戸惑っていました。
一方で、小集団の療育には自然と馴染んでおり、体験もさせていただきましたが、静かにプログラムをこなし、先生の説明も丁寧で悪くない印象を受けました。
さらに、個別療育では40分の体験をし、その間、私は管理責任者の先生とお話をしました。先生は私を労い、「お母さんの不安なお気持ちが痛いほどわかります。〇〇くん自身も、自分ではどうすればいいのか分からず困っているのだと思います。〇〇くんの困りごとを減らし、健やかにのびのびと成長できるようサポートしたいです」とおっしゃいました。先生のお子さんもASDであることを知り、その言葉に私は大きく共感しました。
さらに、「〇〇くんのこだわりの強さや切り替えが苦手なところを心配されていますが、それを長所に変えるお手伝いをさせてください」という言葉に、ここだ!ここしかない!!と心に響いたのです。
(ビビッときました!まさに直感です。)
今まで、ここまで私の気持ちに寄り添ってくれる人はいませんでした。先生方の優しさが、私の不安を温かく包んでくれるように感じました。
長男も体験を終えた後、機嫌よくニコニコしながら「またね!」と手を振る先生に、楽しそうに手を振り返していました。長男もここが気に入ったんだな、と感じました。
【個別療育にしよう!!最終的な決め手は母親の直感】
もともと対人関係が苦手な長男の場合、大集団の療育は刺激が多すぎてデメリットが大きいと感じました。小集団療育か個別療育かの選択で迷いましたが、最終的には私の直感が決め手に。
日中は幼稚園という大集団に身を置いているので、集団療育にこだわる必要もないのかもしれません。個別療育は長男に安心感を与え、その日のコンディションや成長に合わせて柔軟に対応してもらえるので、結果的に良い選択だったと思います。
終わりに🍀
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!!
スキやフォローをしてくださった皆様の応援に心から感謝しています✨️
これからも、ASD長男のエピソードや私自身が感じたこと、学んだことを通じて、少しでも共感したり、役に立てたりできれば嬉しいです。
また、HSPである私の視点から、日々の生活や感じていることも共有していこうと思いますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします😊