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【RFM】医療従事者に必要な会話「A=∞」法

📖 今日の教え

原文
子曰く、巧言令色には鮮し仁。


先生がいわれた。「口ばかりうまく外見を飾る者には、ほとんど仁はないものだ」

🌱 考察

渋沢氏は、この教えをもって、「口を飾るな、宝は自分の胸の中に積め」と述べている。

また、イギリスの思想家・歴史家のトーマス・カーライルも、『衣装哲学』にある言葉で、

「沈黙は金、雄弁は銀」

と述べている。

では、こうした「巧言令色」や「口を飾るな」、「雄弁」にはどのような意味が込められているだろう。

そのヒントを見つけるのに大きな助けになった授業がある。

月額制だが、1か月な無料なので是非聞いてみてほしい。
正直、最初は(今もだが)この授業で何を言っているのかよく分からなかった。

だが、それが良いのだ。

孔子のいう巧言令色とは、「A=B」、つまり、すぐに結論を出してしまう会話であると感じた。
特に、医学の分野では科学的根拠を武器にもっともらしい結論で、もっともらしい会話を展開している者が多い印象だ。それはそれで大変素晴らしいことではあるのだが、上記の授業において金田一秀穂さんはこう言った。

正しい答えなんてないわけでしょ、世の中に

そして、「一緒に結論を探していく会話」を提案している。
これこそが、孔子が必要と感じていた会話ではないだろうか。

医療従事者に関わらずだと思うが、私たちは結論だけを分かりやすく教えてほしい!、と思ってしまう。そして、「これだけすれば痛みが消えます!」といった巧言令色に飛びついてしまう。
ただ、医学に正解はない。いや、医学にこそ正解はない、と私は思う。
だからこそ、私たちの普段の会話法は、「A=B」法ではなく、「A=∞」法であるべきだ。



「ん?結局何が言いたいの?」

そう感じた方もいるかもしれない。もう一度言おう。

正しい答えなんてないわけでしょ、世の中に

だからこそ、医学に携わる医療従事者だからこそ、「A=∞」法で会話を発展させ、よりよい医療を提供していこう。

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本記事は、以下の本を参考に作成しています。

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