元恋人に執着している29歳女が「執着を手放すワーク」をしてみた話

根本幸裕さん著の『執着を手放して「幸せ」になる本』の中に出てくる手放しワークをしてみた話をする。

『執着を手放して「幸せ」になる本』(著:根本幸裕)

上記に挙げた本では、心理カウンセラーの根本氏がカウンセリング中に行う「執着を手放すワーク」が紹介されている。


▽「執着」とは?
・人が抱える悩みの多くは「執着」という心の歪み
・「手放したくない」=「執着」
・「こだわり」には喜び「執着」には苦しみがある
・「~しなければならない」は執着のサイン
・人や物を手放すだけでは解決しない。感情を手放すと執着も消える。
・様々なネガティブ感情が執着を招く

本の構成
▽基礎編(1~3章)
・あなたを捉える「執着」の罠
(→選択肢が狭まるなど)
・執着に映し出される「感情」
(→怒り、不安などのネガティブ感情)
・自分を傷つける「心の癖」を直す
(→思考パターンを知る・本当はどうしたいのか)

▽実践編(4章~7章)
実際に自分の手放したい執着を手放していくワーク
・手放す決意と宣言
・「御恨み帳」に感情を吐き出す
・感謝の気持ちを伝え、新たなスタートを切る

気になる方は、是非読んでみてほしい。
このワークは、実際に本を読みながらでないと難しい。

その「手放しワーク」を本日おこなってきた。
場所は某ビジネスホテル。以下の理由でそのホテルに決定。
・デイユースプランあり
・プラン時間も長い
・駐車場料金が無料
・当日予約可能枠内で1番総コストが安かった

※たまたまそのホテルが、執着を手放したい元恋人と宿泊したことのあるホテルだった。
驚きと何かの縁(いい縁なのか、悪い縁なのかわからないが)を感じた。

基礎編
~今の自分に染みた言葉集~
・執着を手放すのは、理屈じゃないからエネルギーが必要
・選択肢を奪っている
人や物を手放すだけでは解決しない。
・愛+欲求=執着。愛で繋がれなくて信じられず執着になってしまう
・「正解」ではなく「納得」がなければ執着を解けない
・自分の意志で執着の背後の感情に働きかける
・執着している自分も、状態も善でも悪でもない。
すべての出来事は正しい。と、今のありのままを受け入れる。
受け入れた後、「自分はどうしたいか?」
・手放し≠別れ。手放し=自由になること
実践編
~ウォーミングアップ~
▽自分軸ワーク
▽自己肯定感を上げるワーク
▽憧れの人のいいところは、自分にもある
▽自分の短所を受け止める
・短所と長所は表裏一体
→自分を矯正ではなく、肯定する
▽自分を褒めて、記録(1日5つ)

▽手放す覚悟
・対象を決める
・ポジティブな動機・目標設定
・宣言
・質問に答えて整理(書く)
・向き合うイメージワーク

▽「御恨み帳」でスッキリ
・感情を書き出す
・声に出す
・気づき

▽愛情
・相手のいいところ&悪いところ20
・愛し方の違いを受け入れる

▽感謝の手紙
▽新しい世界へのイメージワーク


所要時間は、計5時間ほど。
感謝の手紙までは、涙は流しつつもわりとすんなりと行えた。

大変だったのは、最後のワークの新しい世界へのイメージワーク。
かなり感情に訴えかけられる内容だった。

本を読みながら、セリフを言いながら、相手の顔を想像しながらのワーク。かなり感情移入していた。
特に【自分が相手の鎖と自分の鎖を繋ぐ鍵を外す】場面。
自分から離れると宣言したあと相手の表情を見て鎖の鍵を外すイメージなんだけど、私はそこで私は彼に縋り付いて「嫌だ。本当は離れたくない。ずっと一緒に居たい。」
と言うだろうな。と感じた。そこからは大号泣。しばらく先のワークに進むことが難しかった。

(私はまだまだ彼に執着していたい。)という気持ちと、(でもこのままじゃ誰とも結婚できない)という理屈と、そしてきっと執着しないであろう彼の姿が想像できた。理屈はわかっていても納得ができないのだ。

イメージワークの最終段階では、
鎖を外して自由になった私と彼が離れていく
私は新しい扉を開けて新しい世界へ。という内容

そして、その後本には執着が薄れることができたら、「愛した人が幸せになるのなら、私が横に居なくてもそれでいいじゃないか。」と思える日が来る。とも書かれていた。

まだ私にはそうは思えない。
「嫌だ。離れたくない」と縋り付く想像の方がリアル。


ただ、このワークを通して自分の気持ちに向き合えたし、きっと執着を手放せる日は来るだろう。と思えたし、いつか執着しなくなるなという確信は持てた。
彼は尊敬する人であり、恩人であり、過ごす時間も長かったし、初めての経験もたくさんできた。
本当に感謝している。今はまだそれでいい。
まだ私は浸りたい気分なんだと思う。


この本では、自分のありのままを善でも悪でもなく受け入れたうえで、「自分がどうしたいか?」と考えるのが大事。という価値観を示してくれたおかげで、かなり救われた。

ホテルチェックアウト後、1時間半車を走らせ一人号泣車内カラオケ大会をしたあと、何事もなかったかのように自宅に帰宅した。

恋人だけでなく、なにかに心が縛られているあなたへ。『執着を手放して「幸せ」になる本』(著:根本幸裕)という本で、手放しワークをしてみるのをおススメします。

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