見出し画像

ぶつぶつ.。o○人間の両面性について

絵画を脳にインプットしたり、アウトプットしながら考えながら描いていた。模写の何がいけないかというと、作者の痕跡を癖をまで真似ようとするから。作者の主体を私の主体としてすり替えるから。でもさ、それってさ、西洋の個人主義や、弱肉強食の正当化される世界だったら、アウトな話だけで、模写で真似ながら、自分の顕わしたい欲を重ねて形づくるのもOKなはずだよね。そうやって、絵の技術を上げていくのだろうと思う。模写をした作品だって、私の癖や、生きた痕跡が残る訳なんだから、模写した絵を私の画だって言えるはず。完全に真似る事なんて、真似ようと思えばできるかもしれないけど、私の個はどんなに模倣をしようが染められないのだよ。

結局はさ、芸術で名を残した人や、大成した人って、やり続けて限界が見えて、そこにパっと自分の個が出ざるを得なかった作品に、成功者としての価値を与えられるだけで、人類史上で本当に偉大だったと言えるのか疑わしい。西洋中心主義だからさ、個のスタイルを確立した芸術家が認められるだけで、それって、本当に自分の本来の性と一致するのか、ただ、潮流に従って得た個であって、本当の自分と似ても似つかないんじゃないか。芸術ってさ、人類が生存を維持する為の安定剤だと思うんだよ、明日も頑張ろうとか、生きた心地がするとか、そういう命と関わる技術だと思うんだよ。だからさ、生存する為に前提として西洋という枠がある状態で生きるって、人間性(本来の魂)の超越を制限されているように思える。だってさ、外側に従わないと、生存する条件がクリアできないで、発展できなくなるなら、私たちの生まれた意味、本来の染まり得ない個って一体何だったんだって話になるじゃん。

つまり、日本もさ外側の規律に従わないと、生存の条件に満たさないから、弱者認定にされるじゃん。でもさ、外側の規律って全体主義に近い訳じゃん。空気を壊すな、同調性に逆らうな、多数派が正義なんだって、人権も剥奪されるのが正当化される世界に居るわけじゃん。正しい事を正しいって言えば、排斥されるじゃん、常識から考えるとさ。でもさ、個の本来の力が発揮し得ない、お上が絶対の国、日本ってそういう個の発展性を抑制するから、結局は個が育まれずに、権力者に従えば、仕組みに従えば個が無くなっても、それで、安心じゃん。だけどさ、個の力が本当に必要な時に日本は個の発展性を蔑ろにしたから、どんどん有能な人間は育たなくなっていくんだよ。時がたてば遅し。気づいたときには、日本は個もない、能力もない、ただの傀儡国家になるのかもしれない。私は、陽明や禅の力を借りて、本来性を追求してきた。私を潰せば、この国は崩壊が早まるだけなのにさ、誰も気づかないんだよ。今日も、こうして、空気を吸って、水を飲んで、排泄して、睡眠を取って、また明日を迎えるんだよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?