
心理: 頑張っているとメンタルは壊れるのか
メンタルが病んでくると原因を「頑張ったから」と考える人がいる。
「完璧主義、几帳面、忠実、熱心、強い責任感、我慢強い」これらがメンタルを壊す原因だという人もいるが、本当にそうなのか。
そうなると、メンタルが壊れない人は「出鱈目、怠け者、無責任、すぐやめる」、こんな人がメンタルが健康な人ということになる。
「出鱈目な人は健常である」ということでいいのか。
出鱈目な人はメンタルは知らないが他の問題を多く抱えているものだ。
問題はそこでない。真面目や頑張り過ぎる動機が問題なのだ。人間の行動には、そうすることによって得るメリットは何かと考えれば答えは見つかる。
ぼくは、メンタルはストレスや出来事に対する対処方法、または考え方にあるのではないかと考えている。
ぼく自身は休みもなく働いてきた。労働時間も長い。プレッシャーもある。空いた時間は勉強だ。おそらく「頑張っている人」の仲間入りはできると思う。
そんなことをしているとわかるのは、メンタルではなくフィジカルの方が壊れるのだ。勤続疲労というやつだ。
うまく身体を使っても壊れるのは勤続疲労だ。
メンタルも使い方が下手くそだと、思うようにならずに負荷だけが増す。そして、対処方法も間違えているとメンタルは壊れていくように思う。
その改善には「うまくやっている人」から学ぶのだ。
病んだ人といくら話をしても改善できない。対処方法を知らないからだ。
毒にも薬にもならないナイーブな助言をしたがる人にも近づいてはならない。悪化する。
心について学ぶことは人生の中でほとんどない。ぶっつけ本番なのだ。
だから、できる人とできない人がいるのは当然だ。しかし、後からでも学べるという可能性は残されている。
ぼくは日々あーでもないこーでもないと真面目に忠実に熱心に我慢強くやりくりしているが、メンタルが壊れることなく出来ている。たぶん健常な使い方なのだろう。